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記事 28件
  • 【14万字・記事詰め合わせ】NOAH新体制、アジャ様覚醒、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦……

    2016-11-30 23:59  
    540pt

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    part34収録記事●小佐野景浩のプロレス歴史発見
    NOAHのこれまでのこれから――
    “リングの現実”に殉じたNOAHの栄枯必衰!●事情通Zのプロレス点と線
    あやしい新体制! NOAHに何が起きているのか?/ベラトール参戦? ヒョードルはバレンティンか
    ●43歳にして警察官辞職、格闘技専念!  解き放たれた怪物が世界に討って出る!関根シュレック秀樹インタビュー●大好評連載インタビュー アジャ・コング③ナマケモノが怪物になった日――偶然と必然が折り重なった「アジャ様」覚醒の瞬間!!●谷津嘉章インタビュー80年代編「昭和・新日本のプロレスは早漏なんですよ」●ゼロゼロ年代のジョシカク! 藪下めぐみ「私、総合格闘技の練習をしたことが一度もないんですよ」●生臭坊主!? “僧侶プロレスラー”の自由すぎる説法阿部史典デタラメインタビュー●「斎藤文彦INTERVIEWS⑧」SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い●ベラトールで暴れまわるフランス生まれの日本人MMAファイター!! 加藤久輝インタビュー●金ちゃん危機一髪! 金原弘光、暴走高齢者の事故に遭う!!●大沢ケンジ師匠の格闘技談義「アルバレス戦完勝」が低調っぽく見えるコナー・マクレガーの恐ろしさ!
    ●OMASUKI FIGHTのMMA Unleashed

    ・変貌するWWEを支えるニューリーダー、ステファニー・マクマホン大研究

    ・「ダスティ・フィニッシュ」の意味は? オックスフォード英英辞典に見るプロレス隠語集

    ・UFCファイターは何を食べているのか〜悪童は菜食主義者〜

    ・UFC新オーナーの打ち手を読み解く!! 投資家向けプレゼン資料の内容が明らかに

    ・UFC史上最大のビッグマッチ、UFC 205終幕:ビジネスレビュー、レコードと統計●ジャン斉藤のMahjong Martial Artas川尻達也、あがき続けた先のRIZIN参戦●MMAオレンジの色の手帖・UFC帰りの日本人格闘家、その後の戦績108勝36敗5分1NC・格闘技レガシィー?〜会場の変遷から見る日本の格闘技〜●二階堂綾乃・プオタは変わっているのか?〜流智美は他人の誕生日の曜日をすべてわかる説〜・優しさはいらない!? 「鍛える女子」の口説き方●中井祐樹の「東奔西走日記」

     


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    大好評アジャ・コングインタビュー第3弾!  <これまでのアジャ・コングインタビュー>①「全女はAKB48やジャニーズだった」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1087876②「恐るべし全女の異種格闘技戦/ダンプ松本、究極の親分肌」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1112784――前回の続きに入る前にSEAdLINNNG後楽園大会で実現した世志琥選手とシングルマッチについてうかがわせてください。
    アジャ そうですねぇ。試合後にリング上でも言ったように、つまらなかったなって。あの子とは2年前くらいに仙女でタッグで当たったことがあったんですよ。あんときはクソ生意気だったから、こっちもイライラして面白かったんですよね。ところが、あの件のせいかわからないですけど、妙にお利口さんになってしまってて。
    ――あの件とは安川惡斗戦の騒動ですね。
    アジャ 本来は頭のいい子だと思うので、こうしてリングに戻ってきたからにはちゃんとしなきゃいけないと思ってるんでしょうけども……。ちゃんとする方向を間違えてるんじゃないかなって。
    ――ああ、なるほど。悪い意味でブレーキを掛けてしまってるというか。
    アジャ 自分の中でお利口さんになって「そういうことをしちゃいけないんだ」「他人に迷惑をかけちゃいけないんだ」ってなってるのかなあ、と。でも、プロレスってリングの上なら迷惑をかけてナンボだし、そもそも迷惑と受け取られるのか、面白いと受け取られるのかは見る側の問題なので。
    ――たしかにそうですね。
    アジャ 迷惑だったとしたらリングで取り返すしかないし。今回の試合ももっとガンガン攻めてくれるのかなと思ったんだけど……。あのSEAdLINNNGは世志琥が戻ってこれるために高橋奈苗が作ったところはあるじゃないですか。そのリングでヘタなことはできないという気持ちが出てるのかもしれませんね。
    ――高橋奈苗選手への気遣いがあるのかもしれないわけですね。
    アジャ 変に気を遣うなら、自分の横に並んでやったほうが面白いんじゃないかなって提案はしたんですけどね。だからって自分が「頑張れ!」って応援するわけじゃないですよ。「やれ!」ってケツを蹴り飛ばすだけです。
    ――アジャさんの目から見て、いまと昔では若手の育成の仕方に変化は感じられますか?
    アジャ 全女のときと比べて下積みのかたちも変わってますからね。全女のときは「25歳定年」という暗黙の了解があったじゃないですか。
    ――25歳になったら誰であろうと強制的に引退しなきゃいけない。
    アジャ 15歳からプロレスを始めても現役期間は10年しかないんですよ。いまは自分が「やめる」と言われないかぎり、いつまでもできますから。「10年選手」になっても若手と呼ばれる時代ですし、ゆっくりと伸びていくことができる。全女の頃はそれが許されなかったんです。2年3年でメインにたどり着けなかったら「いらない」って言われた世界なので。
    ――たった数年でジャッジされてしまうんですね。
    アジャ だから多くのレスラーが5年前後でやめていくんです。自分は15歳で全女に入ったので、10年という時間がありましたから、比較的余裕はあったんですけどね。18歳で入った場合はもう時間はないですよね。
    ――本日の取材の大きなポイントになりますが、アジャさんはバイソン木村さんに引っ張られるかたちで、当時全女のトップに君臨していたブル中野さんに反旗を翻しますよね。バイソンさんが中野さんに歯向かったのは、年齢的な焦りもあったんでしょうか。
    アジャ そうかもしれないですね。バイソンは18歳で入って25歳定年までそんなに時間がなかったですし。私は中野さんと対立する気はなかったんですけど……。
    ――「トップに立ってやろう!」という姿勢ではなかったんですよね。ガツガツしてなかった。
    アジャ はい。目立って潰されるくらいなら……って感じでした。それは私はまだ15歳で余裕があったからもしれませんよね。
    ──でも、クラッシュキャルズが引退して全女は集客に苦しんでましたよね。
    アジャ お客さんが一気に減りましたね。なんとかするためにメデューサや下田美馬に異種格闘技戦をやらせたり、“第2のクラッシュ”としていろいろとユニットを作ったりして模索してましたね。とにかくベビーフェイスを立てなきゃ会社が儲からないというので。ビューティ・ペアで神風が吹いた、クラッシュギャルズで神風が吹いた。次の神風を誰かが吹かせてくれると会社は思っていますから。ペアを組ませて歌わせればどれかしらは当たるだろう!ってね。
    ──ところがベビーフェイスで全女に神風が吹くことはなかった。神風を吹かせたのは、ブルさんとアジャさんのヒール同士の抗争でした。事の発端はアジャさんがルチャ団体のユニバーサルプロレスに出場されたことですが、どういう経緯があったんですか?
    アジャ 要は全女の試合に私のことが組み込めなかったからです。
    ──だから他団体に貸すことができたということですね。
    アジャ はい。中野さん率いる獄門党の中で、私は強制的に中野さんのタッグパートナーとなってましたけど、その後、クレーン・ユウさんが中野さんと組むようになったんですよね。ユウさんはもともと、ドリル仲前さん、影かほるさんと一緒に覆面三人組みたいなヒールユニットをやっていたんですけど、一度レフェリーに転向したあと、もう一度、覆面レスラーのダイナマイト・ジャックとして戻ってきたんです。それで中野さんと組んでメインを出るようになって。
    ──つまりアジャさんはブルさんのパートナーから外されてしまったわけですか。
    アジャ そういうことですね。当時の全女ヒール枠は中野さんのタッグと、その覆面三人組さえいれば間に合ったんです。獄門党のメンバーだった私とバイソン木村、グリズリー岩本さんの3人は全女で試合がなかなかできなくなったんですね。
    ──ブルさんは「試合ができるヒール軍団」を目指して獄門党を立ち上げたわけですよね。だからこそアジャさんたちも厳しい練習を仕込まれていたわけで。
    アジャ 中野さんはそういう考え方で会社は「ヒールは技なんか出さなくていい。凶器を持ってベビーフェイスをメチャクチャに痛めつければいい」という考え方だから。
    ──ブルさんと会社のあいだに温度差があったんですね。
    アジャ その頃ちょうどユニバーサルプロレスの選手たちが全女の道場で練習をしていて。「試合はメキシコのスタイルでやるんだけど女子の試合も組み込みたい」と会社に相談があったみたいで。「じゃあ、ここらの連中だったら貸せますよ」とリストアップしたメンバーが、岩本さんやバイソン、私だったんです。
    ──全女の中で持て余してるレスラーを貸し出したんですね。
    アジャ だと思います。
    ――それはつまり、いつクビにしてもおかしくなかったとも捉えることができますが……。
    アジャ 当時の私は「そこそこの仕事をやって、そこそこの給料をもらっていればいいや」と思っていた人間ですし、本来ならばそんなヤツは不良社員なわけじゃないですか。
    ──会社からは何も言われないんですか?
    アジャ 「そろそろ田舎に帰ったら?」みたいなことは言われるんですよ。でも、自分が首を縦に振らないかぎりは「そう。じゃあ、いいけど」で終わりですね(笑)。
    ──出稼ぎに出されたユニバーサルでの最初の試合はグリズリーさんとバイソンさんのタッグで、アジャさんはセコンドをだったんですよね。
    アジャ 私は一応セコンドとして凶器を渡す役でしたね。ホントにどうでもいい役割ですよ(笑)。試合に出ていないんでお金ももらえなかったし。
    ――90年代・全女の中心人物にのし上がるとは思えない扱いですね……。当時はどういう心境だったんですか?
    アジャ ユニバーサルは全女にいるよりも、みんな優しくしてくれるんですよね。ご飯を食べに連れて行ってもらえるし、ギャラはもらえないけど、お小遣いをくれる人もいたし。私的には「超ラッキー!」みたいな(笑)。
    ──グウタラですね(笑)。
    アジャ そりゃあ全女でも使われないですよねぇ(笑)。
    ――そんなセコンドのアジャさんに対して「おまえは誰だ!?」という野次が飛んだことで人生が変わるんですね。
    アジャ そうなんです。「おまえは誰だ!?」ってお客さんに野次られまして、そしたら、最初に野次ったお客さんとは別のお客さんが「アジャだ!」って返したんです。そうしたら、また別のお客さんが「アジャって誰だ!?」って、また、別のお客さんが「アジャはアジャだ!」って……というやり取りで会場が凄く盛り上がって。一緒に来ていた全女広報部長のロッシー小川が「明日、アジャを試合に出そうと思う」と言いだして。
    ――なるほど。この盛り上がりを活かそうというわけですね。
    アジャ それはいいんですけど、バイソンと入れ替えるんじゃなくて、岩本さんと入れ替えるというんですよね。
    ――それは岩本さんの先輩としてのプライドが……。
    アジャ そうなんですよ! 岩本さんは2人にとって先輩ですからプライドは傷つきますよ。しかも帰りの車の中で言い出したので「別のところでこっそり言ってくれればいいのに……」って。
    ──車内で! それは気まずいですねぇ。
    アジャ 岩本さんからすれば、後輩2人のセコンドになんかつくわけないですよね。車の中で「じゃあ明日、私は行かなくていいよね」って(苦笑)。ホント、あのときは気まずかった……。
    ──でも、これはチャンスだと思いました?
    アジャ いやいやいや! だって「試合がなくて超ラッキー」と思っていた人間ですよ。それに「試合をやったところで、どうせねえ……」って感じでしたし。
    ――試合を盛り上げる自信がこれっぽっちもなかったんですね。ネガティブすぎます
    よ!
    アジャ そうなんですけどねぇ(笑)。今日の野次はたまたま面白かったかもしれないけど、プロレスファンはルチャを見に来ているんだから「女子の試合はウケないでしょ?」と。「まあ、いっか。ギャラもらえるし」ぐらいのやる気のない感じで試合に出たら、やることなすこと全部がウケるという。あんなにウケたのは初めてだったんですよ。
    ──いままでと何が違ったんですかね。
    アジャ うーん、前日に見に来ていたお客さんがけっこういたし、「あのアジャが試合に出る」ということで面白おかしく観てやろうという心構えがあっただけだと思います。
    ──会場ができあがっていた。
    アジャ デブでセコンドにいるだけだった人間が今度は試合に出る。「どんなことをするんだろう? 笑ってやろう!」というね。そんな雰囲気の中、私が試合をしたら「あいつ、意外とちゃんと動けるぞ!」と。そこで中野さんとの猛練習が活きてくるわけなんですよね。
    ──ああ、偶然じゃなくて必然だったんですね! 
  • 「ダスティ・フィニッシュ」の意味は? オックスフォード英英辞典に見るプロレス隠語集■MMA Unleashed

    2016-11-25 17:27  
    75pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは「オックスフォード英英辞典に見るプロレス隠語集」! こんな言葉まで載ってるなんて!
    Kayfabe(ケーフェイ)
    (プロレス用語で)演出されたパフォーマンスを本物もしくは正統なものとして提示すること、またはそのような慣習
    (使用例)
    ・ケーフェイと現実の見事な融合
    ・あの選手ならケーフェイを破るような男ではないよ
    ・ケーフェイのセグメントのリハーサルをしようとAJから言ってきたと聞いている
    何やら物騒な書き出しとなってしまい恐縮だが、これは一流英語辞典、オックスフォード英英辞典に掲載されている内容である。そう、普通に辞書を引けば出てくる言葉なのだ。先日、この辞典が運営するブログに、プロレス用語の解説記事が掲載されたことは、筆者の目を引いた。もっとも、プロレス用語の解説記事は英語圏では実にありふれたもので、少し検索すればいくらでも出てくるのだ。そこで今回は、この手の記事にいったいどんなことが書かれているのかをかいつまんで紹介してみよう。今回は他言無用、よい子は読んではいけない!?
    プロレス用語には、サーカスの巡業に起源を持つものが多い。サーカスの余興に出場していたカーニバル・レスラーが、勝ち負けより集客にこだわるのは当然のことであった。サーカス関係者はかつて、特に騙(だま)しやすいお客に密(ひそ)かにチョークで印(マーク)を付けたとされる。こうすることで、カーニバルの屋台のオヤジたちもその客に法外な金額をふっかけやすくなるからだ。これが後に、プロレスラーやプロモーターが、試合を本物であると真に受けているファンを見下すときに使う「マーク」という言葉に発展していったとされる(ちなみに、特に気前がよくて出資などをしがちなマークのことを「マネー・マーク」といったりもする。TNAに資金援助をし続けるスマッシング・パンプキンズのヴォーカリスト、ビリー・コーガンは典型的なマネー・マークであるとされる)。この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです! 
  • 金ちゃん、暴走高齢者の事故に遭う■金原弘光

    2016-11-24 14:58  
    54pt
    伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光が格闘技界黎明期を振りかえる連載インタビュー。今回のテーマは、最近社会問題になりつつある暴走高齢者の被害者になった件!金原 いやあ、まいったよ。こないだ交通事故に遭っちゃってさ。相手のおじいさんが100%悪いんだけど。
    ――えっ、いま社会問題になってる暴走高齢者事故じゃないですか! 
    金原 バイクで直進していたら、対向車のおじいさんの車がいきなり右折してきたんだよ。――うわあ……。金原 あわてて急ブレーキをかけたから轢かれずにすんだけど、そのまま転んじゃって。
    ――危ないですねぇ。
    金原 「何をするんだよ!?」って振り返ったら、おじいさんの車は最初そのままどこかに消えちゃっててね。
    ――ひき逃げみたいなもんですよ!
    金原 たまたま男の子が事故を目撃してくれてて「いまのは向こうの車が完全に悪いです!車のナンバーをおぼえてますから!」って駆け寄ってきてくれて。
    ――金原さんの身体は大丈夫だったんですか?
    金原 ラリアットやブレーンバスターを食らったときの衝撃。「いいラリアット食らったなあ……」って。
    ――身体が「うーん、これはラリアット!」ってジャッジしたんですね(笑)。
    金原 でも、プロレスの場合は「来るな!」って痛みを覚悟するでしょ。交通事故の場合は不意だからね。猪木さんが長州力のリキラリアットを後ろから受けてフォール負けしたでしょ? 不意打ちは効くんだよ(笑)。
    ――カウンターですもんね(笑)。
    金原 でも、骨も折れてる感じはしないし、打撲程度。頭も打ったけど「まあ大丈夫かな」って。そうしたらあとからおじいさんがやってきて「すいません、すいません」って必死に謝ってきてさ。話を聞いたら「この車を譲り受けたばっかで保険に入ってないんです……」って言うんだよぉ。
    ――ええええええええ!? ……というか、おじいさんの言ってること、ホントなんですかね(笑)。この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです!
     
  • “リングの現実”に殉じたNOAHの栄枯必衰■小佐野景浩のプロレス歴史発見

    2016-11-23 11:42  
    76pt
    プロレスラーの壮絶な生き様を語るコラムが大好評! 元『週刊ゴング』編集長小佐野景浩の「プロレス歴史発見」――。今回のテーマは新体制が電撃発表された「NOAHの盛者必衰」!  イラストレーター・アカツキ@buchosenさんによる昭和プロレスあるある4コマ漫画「味のプロレス」出張版付きでお届けします!
    <関連記事>あやしい新体制! NOAHに何が起きているのか?■事情通Zのプロレス点と線http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1133028<これまでの連載記事! クリックすると試し読みできます!>嗚呼、阿修羅・原……修羅ごときそのレスラー人生!!冬木弘道は「俺はやっぱり死ぬんだな」とニヤリと笑った…完全無欠のプロレスラー!! ジャンボ鶴田超獣ブルーザー・ブロディ【涙のカリスマ】大仁田厚の邪道プロレス人生“四天王プロレス”の光と影――三沢光晴
    癌に勝った絶対王者・小橋建太“プロレス巨大組織”NWAとは何だったのか?呪われたIWGPが最高権威になるまで悲運の闘将ラッシャー木村、耐えぬき続けた人生 燃える男、アニマル浜口――!!“天龍番”が感傷に浸れなかった天龍源一郎引退試合全日本プロレスを二度は裏切れない……」秋山準馬場死去、三沢離脱……その後の全日本プロレスジョー樋口、和田京平…全日本プロレスを支えたレフェリーたち 我らが英雄ザ・ファンクスの凄み! 
    猪木を超えられなかった藤波辰爾――プロレス職人と野心の時代
    レスラーの野心が謎を生み出す……SWSに狂わされた男たち!
    「俺のほうがUWFより強い!」 誇り高き仮面貴族ミル・マスカラスプロレス史上最も過酷な闘い! G1クライマックス『週刊ゴング』の創刊と休刊まで……闘いのゴングはこうして鳴った!80年代タイガー、90年代ライガー! ジュニアヘビー級の歴史!!
    ――小佐野さん!NOAHの新体制発表には本当にビックリしましたね。
    小佐野 いやあ、ビックリしましたよ。まさか内田(雅之、元・全日本プロレス代表)さんが代表になるとはね(笑)。この件はNOAHの関連業者でさえも、新体制発表があった10月31日に聞いたそうですね。みんな知らなかった。
    ――新体制への動きは表面化していなかったんですね。
    小佐野 最近内田さんがNOAHの会場に来てたから「あれ?なんでいるの?」って感じだったんだけど(笑)。内田さんはW-1の会場にも来ていたくらいだから、べつにおかしことではないんですけどね。内田さんは永田裕志と仲が良かったり、プロレスが大好きなわけですから。
    ――しかし、よく話が漏れませんでしたね。
    小佐野 電撃決定なのか、水面下で動いてたのかはわからないけども。発表があった月曜日の東京スポーツには記事が載ったけど、水曜日発売の『週プロ』には載っていなかった。月曜日発表なら締切的には囲み記事くらいはギリギリで入れられたはずですが、『週プロ』は確認作業ができなかったからでしょうね。
    ――『週プロ』もカバーできないほどの極秘計画だったという。
    小佐野 かつて新日本のオーナーがユークスからブシロードに変わったときも情報は表に出ませんでしたが、事業運営の話が外部に漏れたらマズイですよね(笑)。新日本がユークスに買収されたときもそうですよ。業界内では新日本はすでに経営破綻だという噂になっていて“Xデー”待ちだったところはあったんです。「さあ新日本はどうなる?」ってときにユークスが動いた。
    ――ユークスは株価にも影響がありますから、デリケートな問題ですね。
    小佐野 NOAHは発表があったばかりだから今後のことはおいおい動きが見えてくるでしょうけど、NOAHはあくまでも自主再生を目指していくということなんでしょうね。
    ――2000年6月に旗揚げされたNOAHは一時期は“業界の盟主”の位置に君臨していましたが、00年代後半から勢いを失っていきました。小佐野さんの目からはどう見えていたんでしょう。
    小佐野 NOAHは04年と05年に東京ドーム大会を2年連続で開催していずれも大成功させて、あの時期は“業界の盟主”という立場でしたね。一方の新日本プロレスはまだ格闘技路線で揺れ動いていて。
    ――PRIDEやK−1の格闘技人気の影響されて新日本は迷走してましたね。
    小佐野 格闘技に対抗できるのは、NOAHのまっとうなプロレスしかなかったんですよ。とくに小橋建太の鉄人時代の時期。「プロレスがなんでもありでやったらこうなります!」というとんでもない試合をやってたし、それはご存知のとおり全日本時代の四天王プロレスが下敷きにあって、NOAHになってからは全日本では一話完結だったものがストーリー性のある展開になった。
    ――四天王プロレスにひと味加わったわけですね。
    小佐野 その始まりは秋山準なんです。全日本末期からNOAH旗揚げ直後の秋山の言動は、とにかく尖っていて刺激的で。「一話完結のプロレスはこれで終わりです」とキッパリ宣言して「頭が柔軟じゃない人はこの団体では生きてはいけません」とまで言い切っちゃったわけだから。全日本末期はいかんせん行動までは移せなかったんですが、NOAHになって爆発したんです。
    ――新日本との対抗戦も勝手に動いたから実現したんですよね。
    小佐野 そう(笑)。秋山と永田の絡みから新日本とNOAHがつながっていくんですけど、あの動きは秋山のフライングですからね。
    ――あのときの対抗戦は新日本が完全に手玉に取られてましたね。興行が苦しかったのでNOAH勢に頼るしかなかったのかもしれませんが……。
    小佐野 それくらい新日本は弱ってましたからねぇ。全日本と対抗戦をやってたのに、今度はNOAHともやるという。だから当時のオーナーだった猪木さんは面白くなかったんですよ。馬場さんの流れをくむ全日本やNOAHの力を借りないといけないのか?って。
    ――猪木さんは「俺が切符を何枚売ってると思ってるんだ!」という言い回しで自分の力をアピールしてましたね(笑)。
    小佐野 あの頃の新日本にはマッチメイク委員会という組織があったけど、凄く大変だったと思う。猪木さんの推す格闘技路線と、従来のプロレス路線をどう噛み合わせるかので。
    ――ドーム大会とかビッグイベントになるとマッチメイクはいつも混乱してましたねぇ。
    小佐野 新日本のイッテンヨン東京ドームで秋山vs永田のGHC戦をやったときがありましたよね。
    ――永田さんが大晦日の『猪木祭り』でミルコ・クロコップに負けたあとですよね。
    小佐野 そうそう。新日本でGHC戦をやるって凄いことですよ。だってIWGPが最高権威の世界なんですから。
    ――そこまでしてNOAHの力が必要だったということですね……。この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです! 
  • 「アルバレス戦完勝」が低調っぽく見えるコナー・マクレガーの恐ろしさ!/大沢ケンジ

    2016-11-23 11:19  
    54pt
    和術慧舟會HEARTS総帥にしてAmebaTV格闘技チャンネルで解説を務める大沢ケンジ師匠の格闘技談義! 今回のテーマは「マクレガーvsアルバレス」「青木vsフォラヤン」です!大沢 いやあ、コナー・マクレガーは今回もホントに凄かったですねぇ!!
    ――凄かったです! あのエディ・アルバレス相手に完勝ですからね……。
    大沢 これね、わかってない人が多いんで一度整理すると、マクレガーはアルバレスに挑戦する立場なんですよ。
    ――マクレガーはフェザー級王者ですけど、今回は2階級制覇を目指してアルバレスのライト級王座に挑戦しましたね。
    大沢 上の階級のチャンピオン相手に内容で圧倒して、あんなにおちょくった挑戦者がいままでいるか?って話で。だって、両手を背中の後ろに回して隠しながら戦ったりしてたでしょ。
    ――『ドカベン』に出てくる、わびすけの両手投げでしたね、まるで(笑)。
    大沢 いままで試合内容で圧倒した挑戦者はいるけど、試合中に余裕を見せながらチャンピオンになった奴はいないですよ。たいていの挑戦者は必死になって勝ちに行きますからね。
    ――マクレガーは格上感がありましたね。
    大沢 マクレガーって、タイトルに絡み始めてからの試合はすべて衝撃を起こしてるじゃないですか。チャド・メンデス、ジョゼ・アルド、ネイト・ディアス2連戦……そして今回のアルバレス戦。
    ――神ってますよね(笑)。だいたい8試合連続パフォーマンスナイト獲得っておかしなことやってますよ!
    大沢 今回のアルバレス戦が一番低調じゃないですか……あれで!(笑)。
    ――あの内容で低調!!(笑)。
    大沢 凄く衝撃でしたけどね(笑)。
    ――「最強決定戦」なうえに試合が毎回爆発的に面白いって無敵ですよね。
    大沢 ホントにそう(笑)。
    ――面白いけど最強を決める試合ではなかったり、最強の道が見えない試合はありますし、最強決定戦なのに面白くなかったりすることもあります。
    大沢 そんなのしょっちゅうですよ(笑)。もったいないのは、このマクレガーの衝撃が日本では伝わってないことなんですよねぇ。ホントもったいない!この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです! 
  • 【80年代編】谷津嘉章インタビュー②「昭和・新日本のプロレスは早漏なんですよ」

    2016-11-18 12:19  
    108pt
    レスリングオリンピック代表からプロレスに転向、新日本プロレス、ジャパンプロレス、全日本プロレス、SWS、SPWF、PRIDE出場……流浪のプロレス人生を送ってきた谷津嘉章がすべてを語るインタビュー連載の第2回! 今回は維新軍、ジャパンプロレス時代を振り返ります!前回はコチラ流浪のプロレス人生のすべてを語る! 「ガチだったら楽だけど、そうじゃないから」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1119227――アメリカ遠征中だった谷津さんは、帰国して維新軍に加入するように新日本プロレスから命じられたんですね。谷津 俺は日本に帰りたいとは思わなかったんですけどね。それはアメリカの生活が楽しかったから。日本に帰る前に会社からホノルルに寄るように言われたんですよ。「長州が待ってるから」ってことで。それでホノルルで長州に会ったら「おまえはよ、俺のところに入るんだよ」って。要は俺のことを維新軍に誘いに来たっていう表向きなんですよね。
    ――谷津さんは維新軍団入りを知らされてなかったんですね。
    谷津 うん。マスコミ的には「長州と谷津がホノルルで共闘!」って書くんでしょうけど。会社としては長州にパートーナーがほしかったんでしょうね。(アニマル)浜口さんはいたんだけど。
    ――当時の長州さんは維新軍団として上り調子でしたし、谷津さんとしてもやる気が出てきたんじゃないですか?
    谷津 うーん、「入団したときは主流派だったのになあ……」って感じでしたよね(笑)。
    ――イマイチですか(笑)。
    谷津 俺は会社と契約してるから命令に従わないといけないんだけど。会社としては長州力と同じレスリング出身だし、いいアイデアだと思ったんでしょう。新日本に入った当初も旅館では長州さんと同じ部屋だったんですよ。そこは会社からの配慮。レスリング同士で話が合うだろう、と。
    ――実際に長州さんと話は合ったんですか?
    谷津 話が合うというか、レスリングという共通点はありますからね。ただ、それまで長州力なんて知らなかったんですよ。吉田光雄という名前は知っていたけど。
    ――それくらいプロレスのことはよく知らなかったんですね。
    谷津 それに同部屋といってもね、シリーズ中、彼は部屋に寝に来るだけなんです。
    ――えっ、どういうことですか?
    谷津 長州力はね、とにかくパチンコが好きだったんですよ。シリーズ中に「おい、谷津。金を持ってないか? 負けが込んでるんだよ」って金を借りにきたり。
    ――パチンコに夢中で部屋にいない。
    谷津 俺はやりませんでしたよ。入ったばっかで遊んでらんないという理由もありましたけど、人生そのものが博打というかさ(笑)。みんなはパチンコ以外の博打も好きでね。坂口征二や倍賞鉄夫たちと麻雀や花札、ポーカーもやってたね。日本のプロレス界は博打好きな相撲取りが作ったんですから、みんな当然博打好きになるんですよ。
    ――安田忠夫さんもその流れですね(笑)。
    谷津 博打が原因でケンカも始まりましたからね。「金返せコノヤロー!!(怒)」って。誰とは言わないけど、相撲取り出身同士のケンカ。金の貸し借りでトラブルになったんじゃなくて、先輩がインチキしたんですよ。それがバレちゃった。
    ――まるでカイジの帝愛地下編だ(笑)。
    谷津 そうなったら上下関係なんかないから後輩が怒った怒った。面白いよね(笑)。
    ――話は維新軍に戻りますが、維新軍には専用の巡業バスが用意されてたんですよね。
    谷津 あった。それまでは外国人と日本人のバスが2台でしょ。だけど、維新軍になってからバスは3台になったの。俺たちは小さいなマイクロバスだけど、重苦しいアントニオ猪木が乗ってるバスと、わけのわからない外国人たちが乗ってるバスと違って楽しいんですよ(笑)。
    ――維新軍のバスは自由なんですね。
    谷津 俺はずっと寝てますから。キラー・カンたちはひたすら博打をやってるしさあ。
    ――どこでも博打やってますね(笑)。猪木さんが乗ってるバスではバカはできないもんですか?
    谷津 そりゃあできないですよ。俺はあとで全日本に移りますけど、馬場さんのほうが楽。馬場さんは運転席の後ろの次くらいに座るんですけど、猪木さは真ん中よりちょっと前に出るんですよ。
    ――それは全方位にプレッシャーかかりますね(笑)。
    谷津 イヤなもんですよ。それに猪木さんの隣に外国人の男が乗ってるんだけど、それは猪木さんが雇った英会話の先生。バスの中で英語の勉強してるんですからね(笑)。
    ――猪木さん、勉強熱心ですねぇ。
    谷津 あと猪木さんはいろいろと事業をやってたでしょ。プロレス以外の人間と打ち合わせしてたりね。でも、猪木さんはいつもバスに乗ってるわけじゃないんだよ。打ち合わせかなんかで東京に帰って飛行機で巡業に戻ってきたりしてて。猪木さんがいないときのバスの雰囲気はまだいいんですよ。坂口征二が録画して持ち込んだ火曜サスペンス劇場やモノマネ番組を見たりね。「ま〜た見るのかよ」って内心呆れていたけど(笑)。
    ――そんな本隊からすると、維新軍バスは天国なんですね。
    谷津 自由にできるから。上下関係はいちおうあるけど、猪木さんみたいな重苦しい人間はいませんから。だってオーナーと一緒だといろいろと気を遣うでしょ。
    ――馬場さんもオーナーですよね?
    谷津 猪木さんはプライドが高くてとっつきにくいけど、馬場さんは人間味があるから。試合前に馬場さんは「おい、まんじゅうでも食えよ」って。「試合前にまんじゅうかよ」って話だけど(笑)。
    ――試合前にまんじゅうを食ってたら猪木さんなら殴りそう(笑)。
    谷津 馬場さんはね、どっかのデパ地下で甘いものを買ってこさせんですよ。で、自分が食べきれなくなったやつを翌日に寄越すんです。まんじゅうも固くなっちゃってね(笑)。
    ――うーん、馬場さんも面倒(笑)。
    谷津 全日本の中には、馬場さんがバスに乗っててイヤだなって思ってた連中がいたかもしれないけど、俺は気にならないですよ。会場に着いたら馬場さんは売店の前で葉巻を吸いながらお客さんにサインしてるし、控室はまあノビノビできるんです。新日本の場合、猪木さんが控室にいると、みんな外に出ますからね。非常階段で着替えたりしてましたよ。
    ――そんなにイヤなんですか!(笑)。維新軍は宿泊先も本隊や外国人とは別なんですか?
    谷津 3つに分かれますよね。外国人選手は旅館の便所が合わないからビジネスホテル。小さい町だとそんなにホテルはないですし、ラブホテルいうわけにはいかないから、必然的に我々は旅館になっちゃうんですよ。で、旅館は部屋が畳だから博打が始まるんですよ。
    ――また博打!!(笑)。会場入りも別々なんですよね。
    谷津 そうだね。俺らは自分の試合が終わると帰っちゃうんですよ。そうしないとお客さんの帰り道で混んじゃうでしょ。本当は親方(猪木)の試合が終わるまで待たないといけないんだけどね。
    ――どこまでも自由だったんですねぇ。
    谷津 維新軍はブレイクしてたから会社はなんでも言うことを聞いたんですよ。ドル箱ですから長州さんもいろいろと会社に要求してたと思いますよ。
    ――ギャラもよかったんですよね?
    谷津 給料は1試合いくらって決まってましたしね。
    ――谷津さんは1試合いくらだったんですか?
    谷津 うーん、10万くらいだったかなあ。150試合やったら年間1500万。あとグッズの売り上げ、サイン会、パチンコの営業周りは別でもらえるんで3000万ぐらいあったかもしれないですね。トップはもっと稼いでいたでしょ。でも、面白いもんで、そんだけ稼いでも手元に残らないんですよね。
    ――バーっと使っちゃうんですね(笑)。
    谷津 使っちゃう、とくに独身はね。プロレスラーってほとんどアンポンタンが多いでしょ。
    ――ブハハハハハ。
    谷津 でも、結婚してる奴は堅実なんですよ。それはプロスポーツ選手にも言えることなんですけど、早く結婚したほうがいいんですよ。プロレスラーは身体が大きいけど、子供なんですよ。社会人であって社会人じゃない特殊な職業だから。マネジメントできる女性がいないと全部使っちゃうんですよ。
    ――猪木さんはプロレス以外の事業に稼いだ金を突っ込みましたね。とくに夢のバイオテクノロジー事業アントンハイセルに。
    谷津 アントンハイセルに酷い目に遭ったなあ(苦笑)。――ハハハハハ。谷津 猪木さんは金策であっちこっちスポンサーを探したり、全国を駆けずり回ってましたね。会社のお金が尽きて何をやったかというと、全社員を集めて社債を発行するっていうんですよね。アントンハイセルの社債を買わされるハメになるんですよ。
    ――谷津さんも買われたんですか? 
    谷津 しょうがないから買いましたよ〜、500万。
    ――500万!
    谷津 あの当時の500万円ですよ。もちろん返ってきませんでしたけど。
    ――もちろん返ってこない(笑)。
    谷津 ほかのレスラーもみんな買ってます。俺が500万なら上の選手は1000万円2000万円は出してますよ。そうなると軽く5000万は軽く集まっちゃうし、1億はいってるかもしれない。
    ――藤波さんもけっこうな額を出したとか……。
    谷津 あくあまで任意の購入なんですけどね。買っても買わなくてもどっちでもいいという話だけど、まー、買わなきゃいけないでしょ(笑)。猪木さんからすると「稼がせてやってるだろ?」って話だから。
    ――アントンハイセルが何たるかの説明はあったんですか?
    谷津 ありました。京王プラザの宴会場でやったんですよ。「これは夢の事業だ」と猪木さんが言うんですよ。どこかの大学の教授がスクリーンを使って説明してね。それで社債を買わされるんですけど、俺も金を出してるから他人のことは言えないけど、アントンハイセルで酷い目に遭った人はけっこういると思いますよ。
    ――猪木さんの金銭スキャンダルは尽きないですねぇ。
    谷津 馬場さんもえらい目に遭ってますよ。
    ――えっ、馬場さんも!?
    谷津 昭和60年頃かなあ。猪木さんから電話があったんだって。「プロレスコミッショナーを作りたいんです。一緒に佐川清さんの自宅に行きましょう」って。
    ――佐川急便の元会長ですね。猪木さんの最大の支援者だった。
    谷津 それで馬場さんは猪木さんと一緒に京都の自宅まで行ったんですよ。
    ――BI砲と佐川清の面談ですか!(笑)。
    谷津 「プロレス界のためにお金を融通してください!」って猪木さんが土下座するから、馬場さんも頭を下げたんですよ。でも、その話はそれっきり。猪木さんは佐川清さんからお金を借りたのかどうなのかは知らないけど。馬場さんはいつも言ってましたよ。「あのときは猪木に利用された」って。
    ――馬場さんがお金を借りるダシに使われた可能性は高いですね(笑)。
    谷津 馬場さん、「猪木に騙された」っていつもボヤいてましたよ。馬場さんってけっこうお人好しなんだよなあ。この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです!
     
  • 試し読みができる! Dropkick好評インタビュー一覧

    2016-11-18 12:00  








    Dropkickメルマガ人気インタビューの一覧表。
    試し読みができます! 名前をクリックすると記事に飛びます! 【最新記事】
    【80年代編】谷津嘉章インタビュー② 「昭和・新日本のプロレスは早漏なんですよ」アジャ・コングインタビュー③偶然と必然が折り重なった「アジャ様」覚醒の瞬間「斎藤文彦INTERVIEWS⑧」
    SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
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    川尻達也、あがき続けた先のRIZIN参戦事情通Zのプロレス点と線あやしい新体制! NOAHに何が起きているのか?藪下めぐみ〜ゼロゼロ年代のジョシカク〜「私、総合格闘技の練習をしたことが一度もないんですよ」金ちゃん危機一髪! 暴走高齢者の事故に遭う「ダスティ・フィニッシュ
  • <無料記事>優しさはいらない!? 「鍛える女子」の口説き方■二階堂綾乃

    2016-11-18 11:59  
    新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回のテーマは「鍛える女子の口説き方」!今このコラムを読んでいる方で、私のような戦う「鍛女」に片思い中の方はいらっしゃいませんか?そして、よく雑誌やネットにはびこっている「女を落とすテクニック☆」的なやつを参考に鍛女にアプローチをかけていませんか?そんなあなた、
    ざんね~~~ん
    ああいうテクニックは「モテたい」と思っている女に使うから効力を発揮するのであって、モテテクよりも筋肉と強さを追及する鍛女には効かないんだよ☆ そこで今回は、私のようなプロレスと格闘技が好きでMMAを学んでる系の鍛える女子の口説き方をお教えします。
    ■優しけりゃいいってわけではない。
    好きな男性のタイプランキングで必ずと言っていい程1位にランクインする「優しい
  • UFC史上最大のビッグマッチ、UFC 205終幕:ビジネスレビュー、レコードと統計■MMA Unleashed

    2016-11-18 11:44  
    54pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは「UFC史上最大のビッグマッチ、UFC 205」の検証!
    UFC史上最大のビッグマッチ、UFC 205終幕:ビジネスレビュー、レコードと統計、米MMAメディアが分析するコナー・マクレガー

    1.UFC 205の観客動員数は20,427人、ゲート収入は1,770万ドルと発表された。このゲート収入は、UFCレコード、マジソン・スクエア・ガーデンのレコードをそれぞれ更新した。またこの観客動員数は、屋内会場としてはUFCレコードを更新した。
    UFCのこれまでのゲート収入記録は、2011年4月のUFC 129(サンピエール対シールズ)での1,207万ドルだった。また、MSGのこれまでのゲート収入記録は、1999年のプロボクシング・ヘビー級タイトルマッチ、レノックス・ルイス対イベンダー・ホリフィールドの1,350万ドルだった。
    ボクシング、プロレス、MMAを会わせた米国でのゲート収入レコードでも、今大会は歴代4位となっている。
    1位 フロイド・メイウエザー vs. マニー・パッキャオ 5/2/15 ラスベガス $72,198,500
    2位 フロイド・メイウエザー vs. カネロ・アルバレス 9/14/13 ラスベガス $20,003,150
    3位 フロイド・メイウエザー vs. オスカー・デラホーヤ 5/5/07 ラスベガス $18,419,200
    4位 コナー・マクレガー vs. エディ・アルバレス 11/12/16 ニューヨーク $17,700,000
    デイナ・ホワイトは大会終了後に次のように語っていた。
    「今夜はありとあらゆるUFCレコードが更新された。全部の記録が更新だ。まだわかっていないのはFoxの視聴者数だが、これも記録を破っていないとしたらおかしいと思う」
    「今回はファンには金額面で負担を掛けた。それは確かだったと思う。私も本来はやりたくないことだが、ただ基本的にこれは航空券の値段と同じで仕方ないんだ。需要が高いと値段が上がってしまう」
    「MSGはソルドアウトだった。屋根まで満員だ。MSGレコードも破ったし、今後破られることはないと思う。この記録を破るには、神対悪魔の試合を組まないといけないほどだ」
    ところがUFCが火曜日に配信したプレスリリースは、UFC 205を「UFC史上もっとも多くの人に視聴されたPPVの1つとなった」と表現しており、試合直後のデイナのコメントからはトーンダウンしている。また、エドガー対スティーブンス、ヌルマゴメドフ対ジョンソンなど、超豪華版だったプレリミナリー・カードのFoxスポーツでの視聴者数も、同チャンネルのUFC中継史上第3位の180万人で、レコード更新とはならなかった。
    過去のマクレガー出場大会のPPVプレリム視聴者数と、PPVメインカード販売数は次の通りだった。
    大会名 / PPVプレリム視聴者数 / PPV販売件数
    UFC 202(マクレガー対ディアス 2) 130万人 165万件
    UFC 196(マクレガー対ディアス 1) 186.3万人 130万件
    UFC 194(マクレガー対アルド) 193.1万人 102.5万件
    UFC 189(マクレガー対メンデス) 84.7万人 80万件
    平均 148.5万 119.3万
    UFC 205(マクレガー対アルバレス) 180.1万人
    PPVプレリム視聴者数とPPV販売数との間に相関関係があるとすれば、UFC 205のPPV販売件数は144.7万件程度と推定される。この続きと、NOAH新体制、アジャ・コング、谷津嘉章、シュレック関根、藪下めぐみ、斎藤文彦の記事が読める「14万字・詰め合わせセット」はコチラです!
     
  • 警察官辞職、格闘技専念!  解き放たれた怪物……関根シュレック秀樹インタビュー

    2016-11-16 10:34  
    75pt
    「最強警察官」が鎖を引きちぎり、格闘技本格参戦! 日本人離れしたスーパーヘビー級の体格を持つ関根シュレック秀樹インタビュー。これまでは警察官という激務のあいまに柔術やMMAに参戦してきたが、12月2日ONEフィリピン大会参戦を前にして警察を退職。43歳にして格闘技に専念することになった。いったい怪物はなぜ安定した職を捨て、腕一本で勝負することを決めたのか?


    いま入会すれば読める11月度更新コンテンツ NOAHに何が起きてるのか/アジャ・コング覚醒の瞬間/「斎藤文彦INTERVIEWS」/僧侶プロレスラーの自由すぎる説法/関根シュレック秀樹……など  http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/201611


    ――もしも〜し! 関根さんでしょうか?関根 はい、関根です。――今日は電話インタビューということでよろしくお願いします!関根 よろしくお願いします!――12月のONEでONE世界ヘビー級王者ブランドン・ベラとの試合が発表されましたが、なんと今後は格闘技に専念するため警察官をおやめになったそうで。関根 はい、やめました。――関根さんは今年で43歳ですが……凄い決断ですね。関根 いやもう悔いを残したくないということで決めました。――なるほど……今日は今回の決断を含めてお聞きしたいんですが、まずは格闘技を始めるきっかけからお願いします。関根 小学校2年生のときに柔道を始めたんですけど、保育園のときに交通事故に遭ってしまって。右足がちぎれそうになるほどの大ケガを負いまして。――右足を!関根 ケガのせいでずっと右足を引きずってたんですけど、それが原因で上級生にイジメられてて。そいつらを倒すために柔道を始めたんです。――見返すために。関根 はい。中学に柔道部はなかったんですけど、町の柔道場に週1〜2回は通ってまして。高校では柔道部でしたね。――その頃から将来格闘技をやってみたいと思ってたんですか?関根 高3のときに『格闘技通信』を読んで骨法をやりたいなとは思いましたけど(笑)。――うわっ、関根さんは骨法世代なんですね(笑)。関根 「これは凄い格闘技が現われた!」と思って(笑)。大学に進んだら骨法に入ろうとしたんですけど、大学が山梨だったもんでね。――危なく三角の構えをやらされそうになったんですね……って、何が危ないのか(笑)。関根 東京の大学だったらおそらく骨法をやってましたね(笑)。――骨法世代だとすると、当時始まったばかりのMMAにも興味はあったんじゃないですか?関根 そのときは柔道をやっていて満足していたのと、途中からプロレスが好きになったんですよね。同級生のプロレスオタクにプロレス雑誌やビデオを見せられ、会場にも連れて行かれて。それでUインターが好きになったんですよね。Uインター以外にも、みちプロ、W☆ING、全日、全女も大好きでしたけど。――90年代特有の雑食主義ですね(笑)。関根 格闘技よりもプロレスが好きになって、プロレスラーになりたかったんですよね。一番入りたかったのはUインターなんですけど、ボクが大学4年生のときにUインターの経営が危なくなっちゃっ。新日との対抗戦は凄く盛り上がったんですけど……。――では、武藤敬司vs髙田延彦の結果にはガッカリしたんじゃないですか?関根 でも、翌日にはドラゴンスクリューと4の字固めを練習していました。切り替えて「武藤、最高!」って(笑)。――ハハハハハハハハハ!関根 結果を受け入れて楽しむ懐の深さは身についてましたねぇ。――ほかの団体への入門は考えてなかったんですか?関根 いや、自分はタッパ(身長)がないんで。新日も全日も無理な感じでしたけど。――入門テストは受けなかったんですよね?関根 受けようと思って親に言ったら凄く怒られて。「大学まで出してやったのに、なんだそれは!?(怒)」ってことで、無理やり警察を受けさせられたんです。それで警察官になりました(笑)。――骨法を入っていたかもしれないし、Uインターに入っていたかもしれない人生なんですね(笑)。関根 ハハハハハハハハハ。警察に入ってから機動隊や刑事をやってたんですけど。刑事もいわゆるマル暴という暴力団担当係で。――マル暴! 怖い思いをしたことはあるんですか?関根 とくにはないですけど……家族とショッピングモールを歩いているときに、自分が担当したヤクザモンに声をかけられまして。そのときはちょっとね、心配な思いはしましたけど。――それはイヤですね……。関根 そのヤクザモンは出所して反省してる人間なので、何かされるとは思わなかったですけど。家族と外を歩くときは、なるべく離れて歩いてもらってましたね。――柔術の出会いも刑事時代なんですよね。関根 あるとき国際捜査係という部署に異動になったんですね。外国人による組織犯罪の係。浜松にはいろんなブラジル人コミュニティがあるんですけど、当時はブラジル人の犯罪が多発してまして。刑事は情報が命なところがあるので、ブラジル人を理解するためと、不良ブラジル人の情報がほしいためにブラジル人がやってる柔術ジムに入ったんです。それからブラジリアン柔術を始めたんですね。――捜査の一環だったんですか!関根 はい。自分は柔道をやってましたし、PRIDEが大好きでノゲイラやヒクソンも好きだったし、オモプラッタとかをやってみたいと思ってたところもあったんですけどね。――刑事ってそこまでやるんですね……。関根 やっぱり協力者、情報は重要なので。でも、日本人もそうですけど、普通に暮らしてる人って悪い人とは付き合わないし、何も知らないですよね。真面目な人にはヤクザの知り合いはいないし、アウトローはアウトロー、真面目な人は真面目な人との付き合いがある。――そこはブラジル人も同じだったんですか?関根 はい。ブラジル人たちも真面目な人たちとアウトローに分かれていて。自分が入った柔術のジムも真面目な人たちばかりで、不良のブラジル人がひとりもいないんですよ。こないだも「この悪いブラジル人、知らない?」って聞いても当然誰も知らなくて。――属性で判断してはいけないってことですね。関根 そうなんですよね。振り返ってみれば、自分が暴力団の係をやってるときも協力者はそっちの世界に片足を突っ込んでる人たちだったなって。それに驚いたのは柔術を始めて1ヶ月後に出た大会の試合で、ジムのブラジル人の家族や知り合いが血相を変えて応援してくれるんですよね。大声で日本人だったらみっともないくらい(笑)。その応援にビックリしちゃって「なんで他人のためにここまで応援できるんだろ?」って興味が出てきたんです。そうして一緒に過ごすうちに心がきれいで温かいブラジル人たちに感激しちゃって、このままずっと一緒にいたいってことで柔術にハマっていったんですよねぇ。――意外なきっかけなんですねぇ。いい話です!(笑)。関根 「いままで自分はなんて汚い心だったんだろう……」って反省しました。ブラジル人の温かさに浄化されちゃいましたね(笑)。