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記事 26件
  • 【非会員でも読める12万字セット】追悼・ウォーリー山口、フジメグ、引退3連発GSP、飯塚高史、ミルコ!!

    2019-03-31 23:59  
    550pt
    非会員でも購入できる大好評インタビュー詰め合わせセット! part62は大好評インタビュー15本、コラム 8本、12万字オーバーで540円!!(税込み)

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    part62


    ◎【追悼】ウォーリー山口「プロレスなんでも屋」インタビュー


    ◎【格闘技実況新時代】西達彦アナウンサー「格闘技を伝えるということ――」

    ◎【フジメグ15000字】藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」

    ◎「GSPの日本人スパーリングパトーナー」が語る英雄の真実■赤沢幸典

    ◎ジャイアント馬場没20年追善興行と飯塚高史引退試合■小佐野景浩の「プロレス歴史発見


    ◎事情通Zの「プロレス 点と線」

    ・黒潮“イケメン”二郎、木村花のW-1退団

    ・新生ノア始動、マッスルとDDT、吉田綾斗が新日本のオファーを断る

    ◎キーマンは魅津希! Invictaトーナメントとは何か?■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク

    ◎史上最高の引退試合……飯塚高史、無言でリングを去る

    ◎谷津嘉章「PRIDEのときはセコンドに、どっかでタオルを投げろってあらかじめ言ってたの」

    ◎平成という「アントニオ猪木が去った時代」を支えたのは武藤敬司と棚橋弘至だった■斎藤文彦INTERVIEWS

    ◎【ベラトール正式契約】ストラッサー起一、魔のウェルター級戦線へ!!

    ◎今年は40大会以上! 新日本プロレス、DDTも参戦する 「裏レッスルマニア」解説■中山貴博

    ◎生贄だったミルコ・クロコップはかくして総合格闘技のアイコンとなった

    ◎【K-1!RISE!!】ムエタイ王者は日本でどう闘ったのか?■鈴木秀明



    ■オマスキファイトのMMA Unleashed
    ・マクレガー引退でもUFCは困らない? 米ESPNとUFCのPPVディールを読み解く
    ・ジョルジュ・サンピエールが引退記者会見で語ったこと
    ・“アイスクリーム”・クロン・グレイシー、UFCデビュー戦を語る…サイレンの入場に込めた意味とは?
    ・コナー・マクレガー、また逮捕:お騒がせももはや「セレブあるある」でワイドショー気分!
    ・「元気でやっている。治療も受けている」 トニー・ファーガソン、試練の時


    ■アメプロインディ通信「フリーバーズ」
    ・葛西純がアメリカで吠える!「GCWのクソ野郎ども!お前ら日本に来たいのか?」
    ・“元祖バカ外人”マッドマン・ポンド、日本への想い



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    日本のプロレス界に影響を与えたウォーリー山口さんが3月10日にお亡くなりになりました。いまから4年前の2015年に収録したロングインタビューを追悼掲載します。1970年代の古き良きプロレス界――少年時代からプロレス業界に入り込み、外国人レスラーとの交流を重ねていたウォーリー山口。のちにプロレスマスコミに転身、「ピラニア山口」として『ゴング』を中心に活躍する一方で、プロレスショップの経営、学生プロレスの育成、はてには「ヤマグチ・サン」という日本人マネージャーとしてWWEのリングにも足を踏み入れた。プロレスに関することならなんでも引き受けたウォーリー。その「プロレスなんでも屋」の歴史を振り返ってもらった。【1記事から購入できる関連記事】全日本プロレスの「うっかり八兵衛」が明かす全日本秘話■木原文人✕小佐野景浩あの日の全日本プロレス、SWSを語ろう■北原光騎×小佐野景浩田上明さん、どうしてステーキだったんですか? 「ステーキ居酒屋チャンプ」インタビュー折原昌夫インタビュー後編「天龍さんの引退試合を見に行かなかったのは……」【濃厚18000字】トンパチ折原昌夫が明かす全日本プロレス、SWSの信じられない話!!更級四郎×ターザン山本 G馬場ブレーンの語らい――全日本プロレスが再生した日 
    北原光騎 男が男に惚れる天龍劇場「俺にとって天龍さんは“神様”だよ」 
    倉持隆夫 元・全日本プロレス中継アナウンサー「作られたスポーツを実況するということ」 
    安西伸一×小佐野景浩 天龍源一郎が生きた時代~『週プロ』と『ゴング』の天龍番対談~ 
    山口 今日は何を聞きたいの? 俺の何を知りたいんだよ?
    ――ウォーリー山口さんのプロレス界の歩みについてお聞きしたいな、と。
    山口 それについて話し出したら30時間以上かかっちゃうぞ〜(笑)。
    ――ネタは尽きないですか(笑)。
    山口 長くなるぞ〜。今日は手短に話すけどさ(笑)。
    ――じつは1年前くらいにウォーリーさんの取材をしようとしたんですけど、住所だけしか入手できなくて。たしか品川近辺を尋ね歩いたことがあるんですよ(笑)。
    山口 へえー。その住所は◯◯◯◯になってる?
    ――あ、違いますね。
    山口 違う? じゃあ西馬込?
    ――そうそう、西馬込です。
    山口 ロング・ロング・タイム・アゴーだよ。延べ16年は住んでいたけど、西馬込から離れて10年近くは経ってる。あそこまで行ったんだ?
    ――近所の聞き込みもしましたね。「ウォーリー山口さんという方は住んでなかったでしょうか?」って(笑)。
    山口 西馬込の事務所にはリングも置いてあったんだよ。
    ――ウォーリーさんが経営していたプロレスショップ『マニアックス』ですよね?
    山口 『マニアックス』と言っても、そこには長い歴史があるからさ。もともとは、俺が大学時代に、かの竹内宏介(『ゴング』創始者)に命名されたユニットなんですよ。当時のマニアックスにいた仲間が清水“会長”勉、宍倉“アナクラ氏”清則、小佐野“トド”景浩、小林“ヤシクン”和朋、寺内“にぶんのいちベエ”正孝、そしてジミー“カチャーラ”鈴木~かな。
    ――のちのプロレスメディアを支えるメンバーが集っていたんですね。
    山口 俺が店舗として『マニアックス』をやり始めたのが中原街道沿いのステーキ屋の下。『タモリ倶楽部』から取材を受けたりしたよ。んで、その時点で西馬込に引っ越すことは想定されていたというか。半地下にリングを置いて、俺の事務所兼お店もやってね。
    ――リングを作ったのは何かビジネスを見据えてのことなんですか?
    山口 なーにも考えていない。道楽だよ、道楽。リングを作るのに400万もかかったから、道楽では済まないけど(笑)。
    ――そのうち学生プロレスに貸すようになったんですよね?
    山口 うん。そうしたら学生プロレスやTPG(たけしプロレス軍団)の連中がやってきた。
    ――邪道さんや外道さんも『マニアックス』のリングで基礎を学んだんですよね。それはTPGから依頼があったんですか?
    山口 ないよ、そんなもの。彼らはゴミみたいな扱いだったからね。銀河スタジオでTPGの公開オーディンションがあってさ。それを見に行ったらマサ斎藤さんがテストをやらせてるわけだよ。
    ――『ビートたけしのオールナイトニッポン』の番組内で行なわれた入団試験ですね。
    山口 そこで高山(外道)や秋吉(邪道)たちと「おまえらトップ取りたいよなあー」「そうですね……」なんてやりとりをしてね。ウチにリングがあると知って10人くらい来たかな。スペル・デルフィンもその1人だよ。
    ――そこで練習することでプロレスラーの道は見えていたんですか?
    山口 なーんもない。保証も未来もへったくれもないよ。TPGもそのうちどうにもなくなったでしょ。だからゴミみたいな扱いだったって言ったの。
    ――『マニアックス』は行き場を失ったレスラー志望者の受け皿になったんですね。
    山口 あのリングがなかったらいまの邪道&外道、デルフィンは生まれていないよな。
    ――邪道&外道はいまや新日本とNOAHの現場を取り仕切ってますからね。ある意味でトップに上り詰めたという。
    山口 よし、俺との対談を組もう!
    ――絶対に嫌がると思いますよ(笑)。2人の見込みはありました?
    山口 秋吉はしょっぱかったねぇ。
    ――外道さんは?
    山口 高山はボービー・イートンだったね。ミッドナイト・エクスプレス! “日本のボービー・イートン”だったよ、俺的には。バンプの取り方もナチュラルだし。
    ――その『マニアックス』のリングに馬場さんが現われて、学生プロレス勢を指導したという信じがたいエピソードがありますよね。
    山口 あったなあー。俺と馬場さんの関係はおいおい話をするけど、こっちから「社長、来てください!」なんてお願いしていないよ。元子さんから「ちょっとアンタ、リングを作ったの? お父さんが行きたいって」ということで。天上人が下界に降りてきたわけですよ(笑)。
    ――ハハハハハ!当時の学プロって、プロからすればタブーじゃないですか。
    山口 そうだよ。プロからすれば「ふざけるな!」という世界ですよ。
    ――それがどうして馬場さんが指導を?
    山口 なんでだろうね? まあ、ヒマなんだよ。当時のお父さんはヒマだったんだよ(笑)。
    ――ヒマだから!(笑)。
    山口 理由を聞いたことないけどね。「社長、なんで来たんですか?」なんてはさ。当時の全日本は景気も良くなって後楽園ホールも毎回満員。馬場さんは前座で悪役商会とやるようになって余裕があったんだろうね。馬場さん、ジャージ姿で来たもんな。元子さん、和田京平さんの3人でさ。それで最初はソファーに座って学プロの練習を見てるんだよ。
    ――学プロの選手もそれはそれは緊張したでしょうねぇ(笑)。
    山口 そうしたらさ、しばらく練習を眺めていた馬場さんが立ち上がって、リングで指導し始めるんだよ(笑)。
    ――うわあ!(笑)。
    山口 天下のジャイアント馬場が学プロ連中に手取り足取り教えるんだよ(笑)。
    ――学プロのベーシックな動きが全日本流なのは、馬場さんの指導の影響が大きいんですかね。
    山口 そうかもしれないね。そこにいたのがMEN'Sテイオー。彼は全日本というか馬場さん大好きだもん。
    ――『マニアックス』にはTPG絡みでコーチ役だったアポロ菅原さんも来てたんですよね。
    山口 わけのわからない国際プロレス流のボディスラムを教えていたよ(笑)。
    ――団体によって違うんですねぇ。そんな『マニアックス』の存在が90年代のプロレス多団体時代を導いたといっても過言ではないですね。インタビュー15本、コラム 8本、12万字オーバーの詰め合わせセットはまだまだ続く!

     
  • マクレガー引退でもUFCは困らない? 米ESPNとUFCのPPVディールを読み解く■MMA Unleashed

    2019-03-29 11:27  
    76pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはマクレガー引退でもUFCは困らない? 米ESPNとUFCのPPVディールを読み解く:ESPNの真意はどこにです!!

    <1記事から購入できるMMA Unleashedオススメコラム>ヌルマゴメドフ・マクレガー乱闘劇のその後:記録破りのPPV売上240万件達成!・コーミエ・レスナーのアングルは是か非か 「フェイクだと言っているヤツらは、一生貧乏してろ」・史上最強アマンダ・ヌネス、伴侶ニーナ・アンザロフと歩む道なき道・カネと名声に溺れて、コナー・マクレガーはダメになってしまったのか3月18日(現地時間、以下同)、UFCとESPNは、4月13日開催予定のUFC 236から、ペイパービュー(PPV)を、米国内では会員制有料配信サイトESPN+のみで配信することを発表した。
    この発表内容による、日本を含む米国外のファンへの影響はない。しかしながらUFCにとってPPVは、昨年合計で551万件を販売し、1億8,500万ドルの売上を計上した経営の屋台骨であり、その売上のほとんどは米国国内であげたものなのだ。そんなPPVの販売方法を大きく変更することは、UFCの今後の事業にさまざまなインパクトを与えうることになる。
    これまで、米国のUFCファンは、各自が加入しているケーブルテレビや衛星放送を通じてPPVを購入してきた。電話やネットの申し込みサイト、もしくはテレビの画面から購入していたのである。
    しかし今回のディールにより、米国のUFCファンは、PPVを買うためにまずはESPN+に加入しなくてはならないこととなった。そして、ESPN+にログインした状態で、PPVの購入手続きを行うことになる。ESPN+の料金は月額4ドル99セント、年額で49ドル99セントである。PPVの価格は、これまでの64ドル95セントから、59ドル95セントに値下げされる。
    このディールの懸念点は当然、これまではケーブルテレビや衛星放送など、幅広い方法で販売されていたPPVが、ESPN+の会員でなければ購入できなくなることである。UFCファンは他のスポーツファンよりもストリーミングに親和性はあるとされている。しかし、つい最近のデータを取ってみても、UFCのPPV販売件数の内訳は、UFC TVやFite TV経由の配信型が25%、従来のテレビ中継型が75%と、まだまだテレビで見ている人が多いのが現実だ。Tech Crunchによると、2018年の米国のコードカッター(従来型のケーブルテレビや衛星放送などを解約し、ストリーミングだけを利用している人のこと)数は3,300万人(前年比22%増)であったのに対し、ケーブルテレビや衛星放送など従来型有料テレビの加入者はまだ1億8,600万人も存在する。そもそも、ESPN+の現在の加入者数はまだ200万人強だといわれている。つまり、PPVをESPN+に閉じ込めることは、PPVの対象顧客を大きく限定してしまうことになるのだ。


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  • 黒潮“イケメン”二郎、木村花のW-1退団■事情通Zの「プロレス 点と線」

    2019-03-26 23:30  
    76pt

    プロレス業界のあらゆる情報に精通する事情通Zの「プロレス 点と線」――。今回のテーマは黒潮“イケメン”二郎、木村花のW-1退団、プロレス技のパクリ問題についてです!
    【1記事から購入できる好評記事】
    虐待から救ってくれた一筋の光、それは大日本プロレス■アメプロインディ通信「フリーバーズ」
    UWF系プロレスラーが語る「エキシビジョンマッチ」■金原弘光 ケニー・オメガ「新日本でやり残したことはもうそんなにない。もっといろいろなことに挑戦したみたい」【新生FMW崩壊編】リッキー・フジ「解散興行もできずに終わっちゃいましたからねぇ……」北尾はなぜ大成しなかったのか■柴田惣一☓小佐野景浩 マスコミ大御所第2弾「全女ビル」最後の新人が見た伝説の団体とは?/南月たいようレフェリー
    ――Zさん! 黒潮“イケメン”二郎選手と木村花選手がW-1を退団してしまいました。いったい何が起こってるんですか?
    事情通Z まずイケメン選手の退団に関していえば、「そういう可能性もある」みたいな話を耳にした程度だったね。
    ――イケメン選手は海外団体を目指すということですが……。
    Z いや、具体的にはまだ何も決まっていないという話だね。WWEを目指すという話もあるけど、海外への挑戦を視野に入れながら、フリーとして日本で活動するという道もある。――なるほど、IGF入りの可能性もあるってことですねっ!Z まずIGF復活の可能性を探れよ! イケメン選手はいままでもW-1所属のまま他団体に上がっていたけど、フリーでもやっていけるという自信ができたのかも。W-1から誰を借りたいかといえば、イケメン選手が筆頭だったし。
    ――W-1としてはこの離脱は痛いですよね。
    Z 痛いよ、そりゃあ。W-1は芦野祥太郎選手とイケメンの2本柱にストロングハーツ(CIMAのユニット)を推していたわけだから。その1枚が抜けたのは大きい。
    ――木村花選手の退団はどういうことなんですか?


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  • 平成という「アントニオ猪木が去った時代」を支えたのは武藤敬司と棚橋弘至だった■斎藤文彦INTERVIEWS

    2019-03-26 22:58  
    91pt
    80年代からコラムやインタビューなどを通して、アメリカのプロレスの風景を伝えてきてくれたフミ・サイトーことコラムニスト斎藤文彦氏の連載「斎藤文彦INTERVIEWS」。マット界が誇るスーパースターや名勝負、事件の背景を探ることで、プロレスの見方を深めていきます! 今回のテーマは「平成とプロレス」です! Dropkick「斎藤文彦INTERVIEWS」バックナンバー■アメリカの新団体AEWは脅威になりえるか■それでもケニー・オメガは新日本プロレスに残るか■【追悼・爆弾小僧】すべてはダイナマイト・キッドから始まった
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」



    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期


    ■“怪物脳”に覚醒したケニー・オメガ■怪物デイブ・メルツァーと『レスリング・オブザーバー』■新日本プロレスのMSG侵攻は「WWE一強独裁」に何をもたらすのか■怪物ブロック・レスナーを通して見えてくる「プロレスの作り方」■追悼・マサ斎藤さん……献杯はカクテル「SAITO」で■皇帝戦士ビッグバン・ベイダーよ、永遠に■ジャイアント馬場夫人と親友サンマルチノ、2人の死――■ベルトに届かず…されど「世界に届いた中邑真輔」のレッスルマニアを語ろう ■ステファニー・マクマホン、幻想と現実の境界線がない生活■ロンダ旋風、中邑&ASUKAダブル優勝!! ロイヤルランブル1万字総括■アメリカンドリーム、ゴールダスト、コーディ……ローデス親子それぞれの物語■ジェリコvsケニー実現で考える「アメリカから見たプロレスの国ニッポン」■旭日双光章受賞!! 白覆面の魔王ザ・デストロイヤー■みんなが愛した美人マネージャー、エリザベス!■職業は世界チャンピオン! リック・フレアー!!■怪死、自殺、大事故……呪われた鉄の爪エリック一家の悲劇■ミスターTからメイウェザーまで! WWEをメジャー化させたセレブリティマッチ
    ■馬場、猪木から中邑真輔まで!「WWEと日本人プロレスラー」■WWEの最高傑作ジ・アンダーテイカー、リングを去る■『1984年のUWF』はサイテーの本!
    ■プロレス史上最大の裏切り「モントリオール事件」


    ■オペラ座の怪人スティング、「プロレスの歴史」に舞い戻る

    ■なぜ、どうして――? クリス・ベンワーの栄光と最期

    ■超獣ブルーザー・ブロディ

    ■「プロレスの神様」カール・ゴッチの生涯……
    ■『週刊プロレス』と第1次UWF〜ジャーナリズム精神の誕生〜




    ■伝説のプロレス番組『ギブUPまで待てない!!』 
    ■SWSの興亡と全日本再生、キャピトル東急『オリガミ』の集い
    ■「現場監督」長州力と取材拒否■ジェイク“ザ・スネーク”ロバーツ…ヘビに人生を飲み込まれなかった男■追悼ジミー・スヌーカ……スーパーフライの栄光と殺人疑惑■ドナルド・トランプを“怪物”にしたのはビンス・マクマホンなのか――フミさん、今回のテーマは平成です。平成のベストバウト5を挙げていただきます。
    フミ 昭和も63年と1ヵ月と非常に長かったのですが、平成も31年目。平成元年に生まれたとしても30歳の立派な大人ですから充分長いですよね。自分のことでいえば、27歳から57歳の30年間ということになります。その30年間の中でも印象深い試合はたくさんあるので、そこから5試合だけ選ぶとなると困っちゃうんですが……。
    ――すいません(笑)。
    フミ 平成といっても、やっぱり自分が熱心にプロレスを取材し、生で観た試合になりますね。ここ30年のあいだで印象に残ってる試合を順番にあげていけば、1988年8月8日の横浜文化体育館、 IWGPヘビー級チャンピオンだった藤波辰爾にアントニオ猪木が挑戦した試合ですね。
    ――有名な88・8・8の藤波vs猪木……でも平成じゃないですよ!(笑)。
    フミ 昭和63年の試合なんですよね。なぜこの試合を選んだのか説明すると、まず猪木さんがIWGP王座に挑戦した最後の試合だったということ。ここから遡ること3年前の東京体育館でも、猪木さんと藤波さんのシングルマッチは実現していて、レフェリーはルー・テーズさんでした。猪木さんの卍固め3連発に藤波さんがギブアップせず、ルー・テーズがレフェリーストップで試合を止める結末。このときのシングルマッチは、前年の84年の新日本プロレスの大量離脱事件を受けて実現したものなんです。
    ――旧UWFやジャパンプロレス勢の離脱で新日本はグラングランに揺らいでいて。
    フミ  総勢30名近くのレスラーが新日本をやめました。「困ったときの……」という言い方は失礼かもしれませんが、新日本に何かあったときに猪木さんと藤波さんが強烈なシングルマッチをやる。88年のシングルマッチも、前年11月に前田日明の長州力顔面襲撃事件が起きて、88年の春には第2次UWFが旗揚げされた中、猪木さんと藤波さんの2人は「これぞ新日本プロレス!」という試合をやったんです。結果は60分フルタイムドロー。藤波さんは猪木さんにフォール勝ちできなかったんですけど、王座防衛をはたしました。翌年の89年1月に昭和天皇が崩御されて、昭和が終わり平成という時代が始まるんですが、その前に行なわれたあの猪木vs藤波は、まるで平成のプロローグだったのかなと思えるんです。
    ――昭和を締めくくった試合として選んだんですね。
    フミ あのときは横浜文化体育館の記者席で、お亡くなりになったプロレス評論家の菊池孝さんとおしゃべりしながら観戦しました。 試合時間から30分経過すると「もしかして60分やりますかね?」という話になり、50分が過ぎても菊池さんは「60分フルタイムと思わせて決着がつくんじゃないか」と言っていましたね。時間切れ試合終了と同時に長州力がリングに入ってきて猪木さんを肩車すると、越中詩郎に肩車された藤波さんと2人は握手をして。 そこにはUWFの風景はなく、その時点での一番ピュアな新日本プロレスをディスプレーした名シーンでしたし、いま振り返るとプロレスの世界も昭和を終える準備をしていたようにも見えるんですね。 
    ――あの頃からU系の躍進が始まり、インディも台頭して新日本と全日本の2団体時代の図式は崩れていきますね。
    フミ 平成元年には、猪木さんは反則やリングアウト決着などのエクスキューズなしに、長州さんのリキラリアットを食らって3カウント取られたりしてるんですね。平成元年の夏には国会議員にもなったことでプロレスの第一線からフェードアウトしていき、新日本プロレスはいまでも定期的に開催されている東京ドームに初進出します。そこで来年の2020年1月に引退する獣神ライガーがデビューしています。
    ――まさに昭和と共にアントニオ猪木の時代も終わったと。
    フミ 昭和が終わった日、つまり昭和天皇が崩御した1月7日に新日本は後楽園ホール大会を予定していたんですけど、急遽興行を取りやめたんです。 
    ――あの時期はあちこちでイベントが自粛されてましたね。
    フミ いまだったら中止しなくてもバッシングされることはそこまではないとは思うんですけど、昭和が第二次世界大戦を真ん中に挟んで激動の時代だったということもあるんでしょうね。後楽園が中止になったあの日、ボクは自宅にいたんですが、新日本のシリーズに参戦していたバンバン・ビガロから家に電話があったんですよ。「試合がなくなっちゃって暇をしてるからホテルでのんびりしないか?」と。あの歴史的な日にボクは京王プラザホテルでバンバン・ビガロと過ごしました。 京王プラザホテルのビガロの部屋から街を見下ろすと、新宿のネオンはすべて消えてたんです。真っ暗な街並みが昭和の最後の思い出として残ってますね。
    ――ひとつめは猪木vs藤波ですね。<会員ページへ続く!>


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  • 「元気でやっている。治療も受けている」 トニー・ファーガソン、試練の時■MMA Unleashed

    2019-03-22 11:37  
    76pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマは「元気でやっている。治療も受けている」 トニー・ファーガソン、試練の時です!!

    【1記事50円から購入できるオススメ記事】ONEは好調なのか?それとも火の車なのか? 財務データと事業戦略を読み解くボクシングごっこでPPV80万件を販売した炎上お騒がせユーチューバー没後30周年! 改めてしのぶブルーザー・ブロディ最期の1日やばいUFC:ジョン・ジョーンズ減刑の本当の理由 / ハビブのロシアン・コネクション追悼、山本”KID”徳郁 米国からも押し寄せる悲しみの声 現地時間(以下同)3月13日、元UFCライト級暫定王者トニー・ファーガソンの妻クリスティーナさんが、カリフォルニア州オレンジ郡の裁判所に、夫に対する接近禁止命令の査定申請を行った。3月15日、裁判所はクリスティーナさんの申請を認め、トニーに対して仮の接近禁止命令を発令した。これによりトニーは、妻と息子の100ヤード(約91メートル)以内に近づいてはならないこととなった。
    裁判所の令状、および警察の記録などの公開資料から、ファーガソン家に起きていたことを時系列で追う。
    今年2月5日、トニーは妻に、月食のため洪水が起きるから避難しないといけないと言い張り、買ってきた救命ボートを車に積んで、自宅から200キロ弱離れた場所まで家族を連れて避難する騒ぎを起こした。
    2月12日、トニーは妻に対して、おまえは妻ではない、別人だろうと怒鳴りつけ、また妻の寝床に立っておまえは魔女だと非難してきた。
    2月16日、トニーはカメラが隠されていると思い込み冷蔵庫を破壊。また追跡装置が仕込まれているとして空調施設のコードを切り刻んだ。さらに、誰かが潜んでいるといって鏡台を割り、毒が盛られているといって息子の食べ物を取り上げた。これを見たクリスティーナさんは自宅近くの公園から警察に通報、夫に暴力を振るわれた訳ではないが、夫の状態が心配であること、どうしても病院に行ってくれないことを訴えている。駆けつけた警察官は、トニーに危険な様子は見られなかったとしているが、クリスティーナさんは警察官の勧めに従い、2歳の息子を連れていったん実家に戻っている。<続きは会員ページへ!>

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  • 【ベラトール正式契約】ストラッサー起一、魔のウェルター級戦線へ!!

    2019-03-21 22:27  
    72pt

    ストラッサー起一、ベラトール参戦! 強豪揃いの「魔のウェルター級」戦線へ。ここ最近は日本人ファイターが続々とONEと契約をはたしているが、世界最高峰UFCでは日本人のリリースが相次ぎ、MMAの本場アメリカが遠い国になっていたが、UFCやRIZINで活躍していたストラッサーがMMA世界2位の団体ベラトールと契約。世界挑戦をこぎつけたマネジメントの石井史彦氏に話を聞いた。――石井さんがマネジメントするストラッサー起一選手がアメリカのMMA団体ベラトールと契約したそうですね。
    石井 はい、契約しました。
    ――ストラッサー選手はウェルター級ですけど、ベラトールのウェルター級ってヤバくないですか??
    石井 そうですね。ウェルター級自体は「魔のウェルター級」「神の階級」なんて呼ばれて選手層が充実してますが、ベラトールのウェルター級もUFCに引けを取らずバケモン揃いですからね。
    ――ローリー・マクドナルドにジョン・フィッチ、マイケル・ペイジ、ネイマン・グレイシー、ポール・デイリー……ヤベーヤツが集まってますね(笑)。
    石井 そんな階級で契約できたのは、ストラッサー選手が評価されたということではありますね。UFCで勝ち越してる数少ない日本人ですし、デミアン・マイアの黒帯をリアネイキドチョークで極めてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得して。RIZINでも北岡悟選手との試合は判定勝ちでしたが、国内ウェルター級トップの住村竜市朗選手に圧勝しましたからね。
    ――日本人にとってはひさしぶりのメジャー契約ですね。2017年9月UFC日本大会の朱里選手と阿部大治選手以来か……。
    石井 ベラトールの日本人選手はゼロでしたし、UFCも中村K太郎選手と朱里選手の2人だけ。最近日本人選手は次々にONEと契約してますが、まあまだアジアの団体ですからね。この契約から、日本人はまだ世界に挑戦できる可能性があると選手が思ってくれればうれしいですよね。
    ――ストラッサー選手はRIZINで2連勝してましたけど、その後のオファーはなかったんですか?


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  • 【フジメグ15000字】藤井惠インタビュー「あの頃の女子格闘技は“この先”がずっとなかったんです」

    2019-03-21 07:00  
    110pt
    RIZINや格闘代理戦争で女子格闘技が注目されているいまだからこそフジメグさんの話が聞きたい!……ということで、伝説の女子格闘家藤井惠さんの登場です。ゼロゼロ年代から現在の女子格闘技を語る15000字インタビュー!!【1記事から購入できる関連記事】
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    浅倉カンナ“初代女王”インタビュー「MMAとの出会いが人生を救ってくれました……」――最近は日本でも女子格闘技の人気が高まっていますが、今日はレジェンドのフジメグさんにお話をうかがいつつ、女子格闘技の成り立ちを追っていきたいなと思ってます!
    藤井 よろしくお願いします!
    ――藤井さんはRIZINのテレビ解説をやられてますが、声質とリズム感が凄く聞きやすいですよね。
    藤井 ホントですか? そう言っていただけると凄くうれしいですね。格闘技っていろんな角度から見られるじゃないですか。格闘技をされている方もいれば、全然経験がない方もいたり、格闘技経験者には立ち技系や寝技系もいて。なので、まずは一般の方がわかりやすいように、なるべく格闘技用語を使わないことを意識していますね。専門用語を使っても、なるべく説明できるタイミングで説明させてもらったりして。
    ――地上波は格闘技をよく知らない視聴者がメインですもんね。
    藤井 あとは、なるべく早口で言わないようにしています(笑)。自分も、サッカーとか他の競技を見ているときに、解説者が早口だと「あれ? いまなんて言った?」と思うことがあるので。ただ、格闘技は動きがあるのでゆっくりしゃべっていたら追いつかないこともあるから、何がベストなのかは模索中です。
    ――RIZIN以前にも解説の経験はあったんですか?
    藤井 現役のときに何度か。でも、それはゲスト解説というかたちで、ほかにメインの解説の方がいるような形式でした。なので、まったく未体験ではなかったですけど、やっぱり緊張しますし、まったく慣れてしゃべっている感じではないですね。
    ――口調が凄く冷静ですね。
    藤井 いやいや(笑)。やっぱり自分も格闘技が好きなんでね、試合を見ているとドキドキしていますし、感情的になってしまったり、涙が出たりもしますし。昔から知ってる選手はいろんな時代を勝手に見させてもらっているので感情移入しちゃいますよね。若い選手なんかでも「いま、こう思っているんだろうな……」とか背景を勝手に想像したりするので。
    ――大晦日RIZINの浜崎朱加選手と浅倉カンナ選手のタイトルマッチは、とくに思い入れが強そうで。
    藤井 浜崎朱加は彼女が格闘技を始めた頃から見ていた選手ですからね。自分が現役の頃は指導もしていましたし、まあ階級も一緒だったのでライバルでもありましたし。朱加の試合はほとんどセコンドについてましたので、いいときもあればそうじゃないときも全部見てきてます。いまは彼女のプライベートや性格も含めて、RIZINさんでいろいろ放送してもらえているじゃないですか。そういった朱加が証明してきたことをみんなが知って共感してくれるのは凄くうれしいことですよね。
    ――浜崎選手らが活躍することによって、女子格闘技というジャンルや歴史を掘り下げることにもつながってますね。
    藤井 そうなんですよ。何もなかった時代に、ただ格闘技が好きなだけでやってきた選手たちのことも照らされていく。そこは朱加への感謝もあるし、自分たちのことも掘り下げて注目されるのもうれしいですよね。
    ――そういう立場にいながら、浅倉選手が福山まで練習にきたりすると、それを快く受け入れる藤井さんもいて。
    藤井 カンナちゃんに関しても、彼女が格闘技をはじめた高校生の頃から知っていますからね。インスピリットが同じスポンサーで「一緒にやっていきましょう」というところから見ているんですけど、彼女がデビューしたのはまだ3~4年前で。
    ――浅倉選手がデビューしたのは2014年ですね。
    藤井 いまみたいに女子格闘技が盛り上がっているわけではなかった中で彼女が飛び込んできて。あの頃は試合をしたくても、なかなか対戦相手がいなかったりしましたから。
    ――選手層がいまより薄かったんですね。
    藤井 じつは当時の彼女のマッチメイクは全部自分がやらせてもらっていたんですよ。VTJのデビューから3試合は私が相手を探したりしてて。当時は闘いたくても相手がいなくて試合が流れたりしましたからね。選手って試合をやりたい気持ちがあるときに相手がいないというのが一番つらいんですよ。だから、私もなんとか試合をさせてあげたいということで、マッチメイクに関わらせてもらっていたんですけどね。
    ――それは特別な思いが生まれますよね。
    藤井 彼女も不遇の時代から頑張って、RIZINさんで女子高生ファイターということで売り出してもらって。でも「女子高生ファイター」という名前に飲み込まれないで、ちゃんといい試合をして勝って上がっていったので。10代、20代の子があそこまでやっていることは、もう尊敬しかないです。だって自分が同じぐらいの歳に同じことをできたかな? と思うと、まだ私自身は総合格闘技を始めてすらいない年齢ですから。私が総合格闘技をやりはじめたのは30歳からでしたからね。
    ――藤井さんがMMAをやり始めたのは遅かったんですよね。
    藤井 大学まで柔道をやっていて、20代のときはサンボや柔術、レスリングなんかの組技をずっとやっていて。もちろん、そのあいだも総合格闘技をやらないかと声をかけられることがあったんですけど、やっぱり打撃が怖くて全然踏み切れなかったですから。
    ――なかなか総合格闘技に飛び込めなかったのは打撃が原因なんですか?
    藤井 殴られたくないし、殴るのもねぇ……。やっぱり生活の中で「殴る」って行為はないじゃないですか。まあ、「極める」というのもないんですけど(苦笑)。
    ――たしかにどちらも非日常的な行為です!(笑)。
    藤井 ただ、当時は道場で技術指導をしていた中で「総合格闘技をやりたい」という子も出てくるようになったんですよ。なので、私もアマチュアの試合に同行したり、道場の中で教えたりしていたんですけど、「パンチはこう打つんだよ」って教科書どおりに教えるのは難しくはないんです。でも、実際に総合格闘技を自分がやっていない中で、メンタル的な面で「どういう気持ちで相手を殴ればいいのか?」みたいなことは伝えられないなあと思っちゃって。自分が実際にやってみないと核心の部分は伝えられないので、まあ怖いけどやってみようかなあというスタートでしたね。
    ――指導することがなかったら総合格闘技はやってなかったと。
    藤井 たぶん、最後の一歩は踏み出せなかったと思います。興味はありましたし、薮下めぐみさんやグンダレンコさん、マルロス・クーネンの試合とかは見に行っていて。薮下さんとグンダレンコさんの試合のように、小さい人が大きい人に勝ったりする試合を見ると、なによりカッコいいなと思いましたよね。
    ――いまとなっては柔術やレスリング経験者だったら、ある意味すんなり総合格闘技に対応できる印象もあるんですけど。自分が通用するかしないかはあんまり関係なかったということですか?
    藤井 うーん、そこまでは考えられなかったですね。ただ「怖いことはやりたくないな……」って。殴られたら顔が腫れたり、蹴られたらすぐに足が折れるというイメージがあったので。
    ――まあ、普通に考えたら怖いですもんね。
    藤井 柔道をやっていた時代の私は「柔道が一番だ!」という意識が強かったんですよ。ほかの競技に興味がないわけじゃないけど、当時は柔術やサンボは柔道に比べるとマイナーじゃないですか。その競技を自分がやることに抵抗感があったというか。でも、あることをきっかけにサンボを始めるようになって。サンボも最初は「柔道に毛が生えたようなもの」と思っていたんですけど、やったら全然面白かったんですよ。
    ――実際にやってみたらイメージとは違ったんですね。
    藤井 サンボは柔道の技も全部使えるし、柔道で禁止されている技や足関節も使える。何も束縛されない中で自由に戦えるのが凄く楽しかったんです。あとは、新しいことを覚えていく楽しみもありました。柔道を始めたときも、できないことができるようになったり、知らない技を覚えたり、やっぱりそこが面白かったんでね。だから、サンボをやることによって初心を思い出したし、そこがターニングポイントになってレスリングや柔術、あとはノーギですよね。それもはじめは怖かったんですけど、やってみないとその本質はわからないので。どの競技にも一生懸命やっている人たちがいて、苦しいながらも楽しくやっているわけじゃないですか。それを知ってから、いろんなものに手を伸ばすようになりましたね。総合格闘技も自分がやってないのにイメージを決めつけちゃいけないなって。そこからやってみたのが始まりです。
    ――いろんな競技に挑戦したという意味では、フジメグさんはプロレスの試合にも挑戦してますもんね。
    藤井 あー、プロレスもその中の一つですね。きっかけはプロレスラーの吉田万里子さんなんですけど、吉田さんがプロレスに格闘技の技を活かしたいということで、道場に練習に来られていたんですよ。もともと吉田さんは関節技が得意な選手だったんですけど、その技術をもっと磨きたいということで。そのときに「プロレスに出ない?」と誘われたんですけど、さすがにプロレスは怖かったですねえ。
    ――プロレスはまた違ったコンタクトスポーツですね。
    藤井 高いところから落とされたり、クルクルクルと回ったり。ずっと断っていたんですけど、もう断っている自分もイヤになっちゃって。「やってもないのに、なんで逃げているんだ?」って。だから、迷うんだったらやってみようという感じで、やらせてもらったんですけど。
    ――フジメグさんのプロレスは映像で見たことがないので、どんな内容だったか凄く興味があるんですよ!
    藤井 うーん……試合の前はとにかく胃が痛くなりましたねえ(苦笑)。・幻の辻結花戦・ガチだったMIKU引退試合エキシビジョン・目標なき世界を支えたもの・ベラトールトーナメントで初敗北・浜崎朱加vs浅倉カンナ、試合前と試合後……15000字インタビューはまだまだ続く!!

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  • 【K-1!RISE!!】ムエタイ王者は日本でどう闘ったのか?■鈴木秀明

    2019-03-18 11:00  
    87pt
    現役時代は「ムエタイキラー」として名を馳せ、「キックぼんやり層」にその面白さを解説してくる鈴木秀明氏。今回のテーマは、興行戦争となった3・10新生K-1&RISEに参戦するムエタイ王者たちの闘い方を解説します! ルールが違うだけで見方は全然変わる!
    【1記事から購入できる鈴木秀明解説シリーズ】・ムエタイ現役王者続々来襲!! 3・10新生K-1&RISEの楽しみ方、教えます・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」・「天心vs堀口はキックであってキックではない。まさに異種格闘技戦でした」

    ・「キックぼんやり層」必読!! 那須川天心vsロッタンはここがヤバかった・「ムエタイぼんやり層」必読!! 那須川天心と梅野源治はここが凄い!/山口元気×鈴木秀明
    ――鈴木さん! 今回のテーマはK-1とRISEに大量参戦したムエタイファイターについてです。
    鈴木 ラジャダムナンやルンピニーのチャンピオンがこんなに参戦するのは凄いことですよ。でも、ムエタイとはルールが違うので戦い方は変わってくるので、そのへんことを喋りたいですね。
    ――まずはRISEの61キロトーナメントに登場した梅野源治選手です。梅野選手は「日本ムエタイ界の至宝」と呼ばれ、ラジャダムナンの王者にもなっています。
    鈴木 梅野選手はダウンを奪って判定で勝ちましたが、ムエタイルールのときと違ってなかなか厳しい戦いが強いられましたね。
    ――RISEルールは首相撲を含むつかみからの攻撃は1回のみ、ヒジ打ちなしです。
    鈴木 このルールだと基本的にボクシングパンチが打てる選手のほうが適応しやすいと思うんですね。ただし、今回RISEに出たスアキムやルンキットはボクシングパンチではないし、別の形でフィットするタイプもいるんですけど。
    ――ボクシングパンチが打てなくても、対応できればいいということですね。そして梅野選手はこのルールでは相性がよくないと。
    鈴木 よくないです。トーナメントなので、この先どう進化するかだと思うんですね。梅野選手ってムエタイでは変幻自在のファイトスタイルなんですよ。相手がパンチができなかったらパンチで攻めるし、ヒザが弱点ならヒザ、ローのカットができないのであればローで攻める。 相手の弱点を突いていくタイプ。今回は左ミドルを多用したところがポイントだと思うんですけど、このルールだとちょっと出しすぎなのかなと思いました。というのは、相手のステップワークで避けられたりするケースが多い。梅野選手の左ミドルが軽く見えちゃったんです。避けられないためにコンパクトに蹴ろうとすると、さらに弱く見えてしまう。ムエタイのルールだとポイント的に有効ですが、ダメージ優先のルールだとちょっと印象がよくないんですね。<続きは会員ページへ!>

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  • “元祖バカ外人”マッドマン・ポンド、日本への想い■アメプロインディ通信「フリーバーズ」

    2019-03-18 10:41  
    76pt
    アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは“元祖バカ外人”マッドマン・ポンド、日本への想いです!<1記事から買える関連記事>・虐待から救ってくれた一筋の光、それは大日本プロレス・日本のプロレスファンに「ROHの顔」ジェイ・リーサルのことを知ってもらいたい!・父親の名前はブライアン・ピルマン…あの背中を追って・「WCWを潰した俳優」デヴィッド・アークエット、血まみれの贖罪・DDT退団、海外を放浪する入江茂弘のタチムカウ生き様あの日あのとき、ああしていれば、きっと今頃は……と後悔することが誰しも生きていれば一度や二度あるはずだ。
    2014年4月28日後楽園ホール。この日、72歳の誕生日を迎えたグレート小鹿の試合が行なわれていた。小鹿は星野勘九郎と稲葉雅人と組み、沼澤邪鬼&塚本拓海、そして、6年ぶりに来日した“元祖バカ外人”ことマッドマン・ポンドと対戦した。
    自身の誕生日記念試合ということで、得意技のアイアンクローでポンドを仕留めようと考えていた小鹿であったが、久しぶりに来日したポンドは、観客が自分の活躍をもっと見たがっているはずだと思い、その見せ場である小鹿のアイアンクローを拒んでしまったのだった……。
    マッドマン・ポンドは、1969年6月24日米イリノイ州の田舎町フローラ出身。20歳でデビューし、IWAミッドサウスやJCWなどのインディー団体で活動していたところ、アブドーラ・ザ・ブッチャーの推薦を受け、2000年の夏、大日本プロレスのリングに上がる。当時、大日本プロレスは、ザンディグ率いるCZW軍が猛威を奮っていた。CZWと仕事をするようになる以前の大日本プロレスは、マイク・サンプラスが外人招聘係となっており、元ECWのムスタファ・サイードや、タワー・オブ・ドゥームなどを連れてきたものの、正直なところ、パッとしなかった。そこに現れたのが、ザンディグ、ワイフビーター、ニック・ゲイジら、残虐なデスマッチを得意とする、ウルトラバイオレント軍団CZW軍だった。ポンドは、ゲイジやワイフビーターらのように、ザンディグ門下生というわけでもなかったし、それまでCZWには、わずか数試合しか参戦したことがなかったのだが、CZW軍の一員として来日することになった。<会員ページへ続く>

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    2019-03-15 11:36  
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