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記事 24件
  • 【記事詰め合わせ】上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプ……

    2016-03-31 23:59  
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    記事内容一覧◉上田勝次 FMWを支えたキックボクサーの壮絶人生!
    「ヤクザモンが死んだケンカ以来、このヒジは使ってないよ…」
    ◉追悼・堀辺正史……“弟子”矢野卓見インタビュー
    親子喧嘩ついに終幕「ダメなお父さんでしたねぇ……」
    ◉小佐野景浩のプロレス歴史発見
    ジョー樋口、和田京平…全日本プロレスを支えたレフェリーたち
    ◉マット界初! 選手組合「日本キックボクシング選手協会」とは何か?
    キック界の夜回り先生・佐藤嘉洋
    ◉事情通Zの「プロレス 点と線」
    中継も大会未定…日本のUFCはどうなってしまうのか?/総括:世志琥vs安川惡斗
    ◉またも歯に衣着せぬインタビュー大炸裂!
    鈴木秀樹「はぐれIGF軍団のすべて」
    ◉金原弘光のゼロゼロ年代クロニクル⑧
    高田延彦vsバービッグ、北尾戦、新日本プロレスの対抗戦から考える「プロレス道にもとる行為」とは?
    ◉MMAオレンジ色の手帳<特別編>
    巌流島の皮をめくると「谷川モンスター軍」が現れた
    ◉大沢ケンジ師匠のプロ格談義単なる冗談つぶやきがYahoo!ニュース渋谷莉孔引退騒動から見るセルフプロデュース
    ◉生活苦? 中井りんはなぜ戦うのか――!!
    「飢え死にしたくないので戦います!」
    ■オマスキの北米コラム――MMA Unleashed
    ・2007年のドナルド・トランプ  『バトル・オブ・ザ・ビリオネア』ビンス・マクマホン戦とは何か
    ・5分で分かるWWE、UFCの2015年度決算内容■MMA Unleashed
    ・外人MMAファイター”あるある”、『神に感謝します』とは何か
    ・衝撃の結末 UFC 196 米メディア・アンソロジー
    ■二階堂綾乃のオールラウンダーAYANO
    あこがれのマウスピース/「柔術をやっていてよかった!」という妄想小説
    ■中井祐樹の「東奔西走日記」
    キャッチ・アズ・キャッチ・キャンに思う
    ■「MMAオレンジ色の手帖」
    格闘技ぶらり途中下車〜WSOF発UFCファイトパス経由REAL行/総合格闘技就職ジャーナル
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    90年代のプロ格者であれば、初期FMWを支えたキックボクサー上田勝次のことは当然ご存知だろう。40代とは思えない分厚い身体、容赦のない蹴り、人生のすべてを悟ったかのような目つき。「上田勉」としてキックボクシングデビューした彼は、沢村忠が活躍したキックブームの最中、24歳のときに早すぎる引退。再び表舞台に姿を現わしたのは、FMWのリング。43歳のときだった。18年の空白のあいだ、上田はいったい何をしていたのか。キャバレーやノミ屋の取り立て、ヤクザとの大立ち回り、そしてケンカ相手の命を絶った右ヒジ……過激すぎる上田勝治の人生を1万字のインタビューで振り返る。――今日は上田さん行きつけのスナックで取材をさせていだきます。まだ上田さんはいらしてないですが……。
    お店のママ 上田さんはカッコイイ人なのよ〜。こないだもね、お店に危ない人が来たの。そうしたら上田さん、「ここはおまえらの来るような店じゃねえ!!」って追い払ってくれて。
    ――カッコイイですね!
    【上田勝次登場!】
    ――上田さん、今日はよろしくお願いします!
    上田 ママのことも載せてやってよ。
    ――はい。たったいま上田さんの武勇伝を聞かせていただきました。
    上田 あー、昔の話よ。
    ママ いつものことよ(笑)。
    ――いつもなんですか(笑)。上田さんは現在70歳ですが、3・14大仁田厚興行でリングに上がりますね。
    上田 家にね、サンドバックを吊るしてあるんですよ。そのサンドバックを蹴ったり、ウエイトをやったりね。いまでも毎日トレーニングは欠かしてないよ。試合が近づいたらもっと身体は絞るしね。
    ――とても70歳には見えない身体です(笑)。上田さんはもともとボクシング志望だったんですよね。
    上田 そう、ボクシング。故郷の長崎から名古屋に出てきてね、働きながらボクシングをやったんですよ。でも、働き先の人間とうまくいかなくてね、19歳のときに東京に出てきて、中村橋のボクシングジムに通って。そのときは牛乳屋の配達をしながらボクシングをやってね。
    ――でも、ボクサーにはならなかったんですよね。
    上田 ボクシングはね、試験(プロテスト)があってね、相手を倒したんだけど、ダメだったんですよ。そのときね、ひとりだけデカイ奴がいたんですよ。190センチ。そいつと当たったんですよ、自分。試験は基礎どおりにきちんとワンツーでやらなきゃいけないんだけど、中に入ってフックばっかやって。それで相手を倒したんだけども、テクニックが見られないということで不合格になっちゃってね。
    ――つまり暴れ過ぎちゃったわけですね(笑)。
    上田 それでボクシングはもういいや!って。それから後楽園のね、ボディビルセンターに行くようになったんですよ。21歳の頃ね。三島由紀夫とかも来てた。
    ――ボクシングはやめても身体は鍛えていたんですね。
    上田 うん。で、アントニオ猪木が豊登と一緒にやってた東京プロレスに面接に行ったんですよ。新聞で新人レスラー募集してたから。
    ――プロレスは好きだったんですか?
    上田 好きだったですね。子供の頃、テレビで力道山を見てたしね。渋谷のリキ・スポーツパレスにも見に行ってましたから。(グレート)小鹿さんや大熊(元司)もいたね。
    ――東京プロレスの面接で猪木さんに会ったんですか?
    上田 会った。新宿のね、汚いビルに事務所でね。そこに行ったら猪木さんがソバを食べてましたよ。豊登はなんかイライラして部屋の中を歩きまわってね。「あとで連絡する」って言われたんだけど、そのまま東京プロレスは倒産しちゃったね。
    ――もしかしたら東京プロレスに入ってたかもしれないんですね。
    上田 うーん、自分の身体が小さいから「ダメかな」って思ってたんだけど。それにあのとき自分はプロレスをボクシングみたいなもんだと思ってたから。
    ――ボクシングと同じく競技だと。
    上田 そうそう。だから身体が小さくても強かったらいいんじゃないかって考えてたんだけどね。
    ――上田さん、強かったんですか?(笑)。
    上田 強かった。
    ――腕に自信があったんですねぇ。
    上田 それから東長崎のね、駅前に神社があって、そこに剛柔流という空手を習いに行ったんです。
    ――上田さん、やりたがりますね(笑)。
    上田 その頃に「タイボクシングが空手が負ける」というニュースがテレビでやってたんですよ。そんときはね、キックボクシングなんかなかったから「そんなに強いのかな」って興味があって。ちょっと経ったらね、沢村忠とか出てきて「これは面白そうだな」って。それで野口ジムがある護国寺までバイクで行きましたよ。そうしたらね、いきなり沢村とスパーやることになって。
    ――いきなりですか?
    上田 こっちも道場破りにいったようなもんだからね。そういうことを昔はけっこうやってたんですよ。「あそこに強い奴がいるぞ」「じゃあ行くか!」って。
    ――カジュアルな道場破りというか(笑)。
    上田 野口ジムに行ったときは自分はボクシングしか知らないから、ヒザ蹴りを食らって倒されたちゃってね。そのままジム入門したんですね。
    ――沢村忠の「真空・飛び膝蹴り」が上田さんの人生を変えた。劇的な展開ですねぇ。
    上田 あの頃の野口ジムはボクシングとキックを両方やってたから。初めは「ボクシングをやれ」って言われたんだけど、ボクシングは前のことがあったからね、キックをやることにして。3ヵ月くらいしか練習していないのに「タイで試合をしてこい!」って。俺と沢村と品田って奴の3人でね。で、タイでデビュー戦ですよ。相手はランカーで。
    ――沢村忠との即スパーもそうですけど、ハードルが最初から高すぎですね。
    上田 2試合やったんですよ。チェンマイで1試合、ラオスで1試合。どっちも判定で負けたけどね。もうちょっと日本で経験してから行きたかったよね。で、タイから帰ってきたらキックが大人気になっちゃって。あの頃はどのテレビ局もキックをやってたでしょ。
    ――空前のキックブームでしたね。若かりし頃のキックボクサー上田勉
    上田 浅草公会堂で帰国第1戦をやったんですよ。そんときは4ラウンドKOで勝って、それから何戦かして日本タイトル、東洋のタイトルも獲ってね。ブームだったから試合数が多いんですよ。月に3〜4試合はザラでね、ケガしたまんま試合をしたりしてね。
    ――月に3〜4試合! 
    上田 あるとき40℃の熱があったから「試合を休ませてくれ」って頼んだんですけど、マネージャーがダメだって。その2週間後にもタイトルマッチも予定されててね。
    ――どんな超過密スケジュールなんですか!(笑)。
    上田 熱が出てるのに無理して試合をやったんだけど、やっぱり身体が動かないんだよね。そうしたらね、マネージャーが「情けない試合をするな!」って自分の頭を叩くんですよね。それで頭にきちゃってね。次のタイトルマッチを最後に辞める覚悟をしてね、引き分けで防衛したんだけど、控室でベルトを叩きつけてね、それで終わりですよ。
    ――キックボクシングに未練はなかったんですか?
    上田 未練……あったけど、もう仕方ないから。それから川崎でキャバレーやノミ屋の取り立てとかをやるようになって。まあヤクザモンの手伝いだけど。
    ――ヤクザの手伝い!(笑)。
    上田 キックの後輩がヤクザモンだったんですよ。そういう縁でちょっと厄介になったから。あれですよ、組には入ってないですよ。
    ――ヤクザの用心棒じゃないですけど。
    上田 取り立てに行くときね、サングラスを掛けてね、ヤクザモンの後ろに立ってるだけですよ。暴れるわけじゃない。そんな仕事を2年くらいやってましたね。
    ――暴力団に入るつもりはなかったんですか?
    上田 ないない。ヤクザモンの事務所には出入りしてたけど、べつに組に入る気はない。「誰かいないかな」とは言ってたけど(笑)。暴力団になった奴もいましたよ、キックから何人も。
    ――昔の興行は闇社会と密接な関係ではありましたね。
    上田 いまの女房と結婚してからは普通の仕事で働くようになったけどね。5年くらいはまともにやってたんだけど、ヤクザモンから「屋台をやらないか」って誘われたんですよ。月5000円でね。どこで商売するか自分で場所を見つけないといけない。おかずも自分で調達するんだけど。
    ――なんの屋台ですか?
    上田 おでん。川崎でやったんだけど、ちょっとやってやめたよね。恥ずかしいじゃない。
    ――人前に立つのが嫌なんですか?
    上田 そうそう。結局、ヤクザモンとケンカしてやめたんですけど。
    ――それは屋台を貸してくれたヤクザモンですか?
    上田 違う違う。
    ――ヤクザモンBの登場ですか(笑)。
    上田 屋台には酒は置いてあるでしょ。酔っ払ったヤクザモンに絡まれてケンカになっちゃったんだよね。それで川崎から逃げて三鷹に来たんです。けっこう暴れちゃったからね。
    ――川崎にいられなくなるくらい暴れたんですか……。
    上田 三鷹のコンクリートの会社に務めることになって、その仕事は63歳までやりましたよ。
    ――上田さんは24歳でキックをやめられて、43歳でFMWのリングに上がるまでリングから遠ざかってましたけど、そのあいだもずっと身体を鍛えていたんですよね。
    上田 鍛えてましたね。
    ――それはいつかまたリングに立ちたかったんですか?
    上田 なんも関係ないです。とにかく身体は鍛えたかったから。おでん屋をやる前に土佐犬を飼ってね、静岡で闘犬をやってたんですよ。闘犬をやってるとね、自分で闘う必要はないなって。
    ――闘争本能が満たされちゃんですね。
    上田 そうそう。闘犬は面白いですね。指示通りに土佐犬が動くし、あれは自分もケンカしてる感じになるから。三鷹の家がアパートだったんで、犬は飼っちゃダメなんだけど、だから会社で勝手に飼ってね。
    ――自由すぎますね(笑)。
    上田 会社にはいつでも練習できるようにサンドバックも吊るしてたんだけどね。
    ――ハハハハハハハハハハ。
    上田 土佐犬の大型犬で60キロくらいあって、ドーベルマンで30〜35キロくらいでしょ。立つと自分よりでかいからね。人間のことは襲わないけど。
    ――飼うほうも体力がないと難しいんですね。
    上田 あるとき闘犬の試合で犬の耳が噛みちぎられてね。それを見てたら、なんか闘犬もイヤになっちゃって。
    ――ずっとかわいがってたわけですもんね。
    上田 そうなんだよね。ヤクザモンも自分の犬がほしいというから「いいですよ」ってあげちゃった。
    ――隙あらばヤクザモンが出てくる!(笑)。
    上田 闘犬を辞めた頃からね、またケンカをするようになった。闘犬をやり始めたのは、取り立てをやめたあと。ケンカをするようになったのは、闘犬をやめてから。
    ――常に戦っていないとダメな性分なんですかね。
    上田 吉祥寺のトレーニングセンターにはずっと行ってましたからね。そこで大仁田と知り合ったんです。で、FMWの旗揚げ戦を後楽園まで見に行ったんですけど、そのあとに新聞かなんかに「上田勝次」っていう奴がFMWに出るって載ってたみたいで。「誰だろう?」って思ってたら自分でね。自分の本名は「上田勉」でしょ。「上田勝次」って名前は大仁田がつけたんですよね。
    ――勝手に出場が決まって勝手にリングネームが決まった(笑)。
    上田 あとから大仁田から電話があってね、「今度FMWに出てもらいえないですか?」ってね。
    ――事後承諾だったんですか!(笑)。
    上田 一回だけと思ってプロレスをやってみたんですよ。もちろんキックと同じようなもんだと思ってて。あのときは空手の松永光弘とやることになってたから、公園で極真空手の知り合いと練習してたんですよね。
    ――誰からもプロレスの仕組みは説明されなかったんですか?
    上田 大仁田も詳しい話をしない。向こうも「キックでやったら勝てない」と言うし、自分も負けるのは嫌だったから、暴れるだけ暴れて反則負けということにして。そこからプロレスはしばらくやってなかったんですけど、半年後くらいに「また出てくれ」って言われて。
    ――そうして仕事の合間にプロレスに出るようになったんですね。
    上田 そうそう。仕事が終わってから試合に行くんだけど、一回だけ間に合わなかったんですよ。後楽園でサブゥーとやることになったんだけど。いつもは試合があるときは16時くらいに仕事が終わって会場に向かうんだけど、そんときは仕事が長引いちゃって。そんときは間に合わなくて出られなかった。
    ――仕事に穴を開けられないから巡業にも出られなかったんですよね? 基本的に都内近郊の興行だけの参加で。
    上田 1回だけシリーズに出たことあるけどね。タッグリーグ戦とかいうやつ。
    ――伝説の「世界最強総合格闘技タッグリーグ戦」ですね!
    上田 そのうちだんだんとプロレスのことがわかってきたんだけどね。プロレスよりケンカのほうが楽。ケンカは勢いでしょ。おもいきり殴るだけだから。
    ――なるほど(笑)。
    上田 ケンカちゅうのは、ヒジと頭突きだけで充分なんですよ。相手に近寄って鼻っ柱にガーンとやれば相手は倒れますから。でも、プロレスは受けなきゃなんないでしょ。それは自分は無理。ガンガンやるだけだから。
    ――受けはできない。
    上田 できない。だからね、「プロレスは八百長だ」とか言う奴はやってみろって話だよね。プロレスラーはみんな身体をおかしくするでしょ。ケガしても試合に出なきゃいけないからね。自分の場合は受けらんないからガンガンやるしかないし、おもいきり殴ったら伝わるでしょ。
    ――プロレスでも全力投球の殴る蹴るだったんですね。戦った選手で印象に残ってるのは誰ですか?
    上田 (グレゴリー・)ベリチェフだろうね。
    ――おー、柔道王のベリチェフさん! 世界選手権優勝者ですもんね。 
  • 【近日公開】ミスター高橋×田山正雄 レフェリー師弟対談

    2016-03-28 23:11  
    【更新予定インタビュー】伝説のレフェリーミスター高橋氏がDropkickに降臨!新日本プロレス時代の弟子筋に当たる田山正雄レフェリーと3時間にわたってプロレスについて語っていただきました。ご期待ください……<参考記事>レフェリー田山正雄インタビュー「みんな大好き破壊王・橋本真也伝説!」http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar851730【理不尽とは何か?】高岩竜一×田山レフェリーの90年代新日本プロレス居酒屋トークhttp://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar935597
  • 巌流島の皮をめくると「谷川モンスター軍」が現れた■MMAオレンジ色の手帳

    2016-03-28 22:33  
    76pt
    格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回はインタビュー形式で「巌流島」の感想をお送りいたします!(聞き手/ジャン斉藤)――今回の「オレンジ色の手帳・巌流島観戦記」は特別編としてインタビュー形式でお送りいたします。
    オレンジ よろしくお願いします。
    ――巌流島の感想をお聞きする前に、オレンジさんはMMA興行の速報ブロクを長いことやられていますが、年間どれくらい観戦されているんですか?
    オレンジ 年間で40興行くらいですかねぇ。
    ――そのペースだとやってる興行はだいたい行く感じですね。
    オレンジ もはや「見たい!」というよりも生活習慣になってますね(笑)。
    ――いまのMMAイベントって試合数がとんでもなく多いじゃないですか。最初から最後まで見届けるのは大変ですよね。
    オレンジ ホントそうなんですよ。昔は試合数が多いほうが嬉しかったんですけど、ちょっと限度があるだろって感じになってきまして(苦笑)。昼頃から会場に入って20時に終われば「今日は早く終わった……」という感じですからね。最近はパンクラスが先に本戦をやってくれるので興行側もいろいろと考えてくれてるんですけど。
    ――オレンジさんが見たかぎり、いま一番勢いがある日本の格闘技イベントはどこになりますか?
    オレンジ 地上波やLINE、ファイトパスの中継が充実してて、王者ボーナスなど新しい取り組みにチャレンジしているパンクラスです。ただ、レベルの高さでいえば修斗かなと。修斗はヒエラルキーがしっかりしてるので、上がってくる選手のレベルはしっかりしてますよね。
    ――興行がバッティングするケースが多いですが、観戦するほうも歯がゆいんじゃないですか。
    オレンジ なんでぶつけっちゃうのかなあ、と(苦笑)。
    ――興行はどうしても土日に集中しちゃうので確率的には仕方ないのかもしれませんけど……。
    オレンジ たとえば新宿フェイスと後楽園ホールだと、まあ興行規模が違うので仕方ないかなって思うんですけど。舞浜とディファ有明の興行が同日にあると、ちょっとなんとかならなかったのかなと思っちゃいますよね。
    ――興行側もバッティングしても客足には影響ないと思ってるんでしょうね。「同日?まっ、いいか」という(笑)。
    オレンジ そうなんだと思います。いまの格闘技イベントって、お客さんのほとんどが選手の関係者や知り合いですから、「どっちも見たい!」と困ってるマニアは50人くらいかもしれないです。ファンらしき人はあんまり見かけないですよね。会場にまったく来てないわけじゃないですど。
    ――潜在的格闘技ファンはたくさんいると思うんですけど、現在のパンクラスや修斗、DEEPのカラーだと、なかなか会場までは足は運びづらいところはありますね。今後はウェブ中継も盛んになっていきそうですから、そうなると気軽に格闘技に触れられるんでしょうけど。
    オレンジ ボクがやってる速報ブログも、ファイトパスなんかのネット中継が主流になってくると必要がなくなってくるのかなって。
    ――見られないから速報が求められてきた、と。
    オレンジ そういう意味では、まだ格闘技の速報性のありがたみってギリギリあったんだと思います。
    ――メジャーイベント以外はなかなか視聴できない環境ですよね。他ジャンルでいえば、いまのプロ野球って何かしらの方法で全球団の試合がライブで見られるんですよ。最近なんて球団によってですけど、2軍戦も見られる時代ですからね。
    オレンジ ええええ!?  野球はそこまでフォローしてくれるんですか?(笑)。
    ――春のキャンプなんて多くの球団が朝から夕方までの練習風景をニコ生で垂れ流していましたし。
    オレンジ それも凄いですね(笑)。格闘技興行もどんどん中継環境が整っていく時代なんですかね。そうなるとますます速報の必要性が薄まっていくんですけど。
    ――格闘技全盛期だった00年代と比べてアクセスに変わりはありますか?
    オレンジ そんなに変わりはないんですけど。ビックリしたのが巌流島の速報のアクセスが思ったよりなくて。修斗やパンクラスの3分の2くらいですかね。
    ――あれ、それは意外な結果ですね。
    オレンジ ツイッターだと見に行ってる人で盛り上がってるふうですけど。
    ――オレンジさんはどこの席で巌流島を見られたんですか?
    オレンジ 3階の一番安い席ですね。ツイッターだと「ガラガラだ」というつぶやきもあったんですけど、同じTDCホールでやったREALやWSOFのMMAイベントと比べたら全然入ってました!(笑)。
    ――そこと比較しないでください(笑)。
    オレンジ REALの2階なんて肉眼でお客さんを数えられたし、両手で収まるほどだったんですよ。かつてのパ・リーグの藤井寺球場、川崎球場の外野席クラスで(笑)。気になったのは巌流島は円形のリングなので、3階の後ろの席からだと、会場の傾斜的にリングの半分が死角で見えないんですよ。もしお客さんが後ろまでギッシリと入っていたら「見られない!」という苦情が入ってたんじゃないかな、と。
    ――あー、それは主催者が3階席からリングを見える風景をチェックしてなかったパターンですね。
    オレンジ 全体としては6割7割は入ってたんですけど、気になったのは安い席はけっこう空いてたんですよね。一番安い席は半分の入りですね。
    ――TDCは2000〜2500人規模。チケットが売れる興行は高い席と安い席から売れていくと言いますから、察するにはそこまで券売はよくなかったのかもしれませんね。
    オレンジ REALよりはよかったんでしょうけど(笑)。
    ――REALという誰もが幸せになるモノサシ(笑)。
    オレンジ ただ、巌流島は修斗やDEEPと違って、選手や関係者の知り合いが来てる感じではなくて、会社帰りのサラリーマンが多かったですね。久しぶりに格闘技を生で見ようという人が来ていたというか。最近の格闘技興行の雰囲気とはちょっと違いました。
    ――巌流島のオープニングは甲冑戦が行なわれたんですよね。
    オレンジ はい(笑)。簡単に説明すると、甲冑を身に着けた武士が模擬刀や槍を持って3vs3で戦うんですが、けっこう会場は盛り上がってましたね。「ガチ甲冑戦」という名前がチープなのは気になるのはところなんですが(笑)、想像以上に迫力がありましたし、「戦国武将=イケメン」という風潮が世の中にあるので、ひょっとすると女子ウケするコンテンツなのかなんて思いました。
    ――ただ、競技化するのが難しそうですね。
    オレンジ そうなんです。一番難儀なのはルールだと思いまして、甲冑のあいだから切り込めば勝ちなんですけど。真剣を使ってるわけじゃないから切っても血が出るわけでもないし、勝敗はレフェリーの主観に委ねられるので。
    ――ホントに殺しちゃうのはわかりやすいですけどね……(笑)。
    オレンジ それはできないですからねぇ(笑)。レフェリーが「いまは上から槍で突いたように見えますが、下の選手が上の選手の短刀を奪って刺したほうを有効とします」と説明するんですけど、そんなの観るほうには伝わらないじゃないですか。血糊が出るとかにしたらわかりやすいかもしれませんけど。甲冑戦は本当は30vs30、15vs15でやるみたいなんですが、どうやって勝敗を決するのか気になりますね。
    ――ほかのアトラクションとしては空手家による喧嘩術も披露されたんですね。
    オレンジ あー、喧嘩術。ボクが見るかぎり、おじいちゃんが頑張って体操をしてるようにしか見えなかったですね(笑)。
    ――ハハハハハハハハハハ! 喧嘩は強そうでした?
    オレンジ いやあ……迫力もないし、意味もなく時間も長いし、お客さんも飽き始めて会場がザワザワし始めて。椅子に座ってるときに襲われたときの対処法を披露したりしてましたね。
    ――椅子に座ってるときに襲われるって超レアケースですよ。喧嘩術の有効性が見えない(笑)。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062 
  • 外人MMAファイター”あるある”、『神に感謝します』とは何か■MMA Unleashed

    2016-03-25 09:55  
    54pt
    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは信仰心はスポーツに何を与えるか――?
    外人MMAファイター・インタビューの”あるある”、『神に感謝します』とは何か
    信心深い選手は強いのか?負けても神のせいなのか?

    神に感謝します――MMAの試合を見ていて、試合後の勝利者インタビューで外人選手はこういうことをさかんに言う。もはや聞き慣れてしまい、うっかり聞き流してしまうことも多いのだが、ふと立ち止まって考えてみると、筆者のように宗教とはさほど縁のない生活を送っている人間にとっては、勝利したあとの開口一番の言葉のチョイスとしては、いろいろな面で不思議な気もしてくる。
    かつてチェール・ソネンは次のように語っていた。「神について語りたがる選手がいる。“神に感謝します”などと言う。いいか、オレも信心深い男で、子どもの頃からずっと、毎週日曜日には教会に行っているが、もし神が、土曜の夜に行われる、合法すれすれの拳闘大会のことをそんなに気にしているのなら、オレはがっかりして信仰心全体を考え直さないといけなくなる」。筆者もソネンの考えに説得力があるように感じられるタイプだ。神様にはもう少し重要で緊急性の高い心配事があってしかるべきではないかと思ってしまうのだ。
    そもそも信仰心が強いことはスポーツ選手にとってプラスになることなのだろうか。2000年に行われたソウル大学の研究によると、信仰心を持つことは、不安を減らし、ピークパフォーマンスが発揮しやすくするという点で、アスリートにとって概してプラスの効果が認められたのだという。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062
     
  • 渋谷莉孔引退騒動から見るセルフプロデュース■大沢ケンジ

    2016-03-25 09:11  
    54pt
    和術慧舟會HEARTS大沢ケンジ師匠の格闘技談義! 今回はHEARTS所属の渋谷莉孔が起こした失明騒動について!地下格闘技から飛び出し世界で戦う「リアル刃牙」に何に起こったのか……いや、起こしたのか。<参考記事>【地下格闘技とは何か】渋谷莉孔「プロ相手でも勝てるようになったので“地下格禁止令”が出たんですよ」 http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar678951――WOWOWのUFC中継が3月で終了してしまいましたねぇ。
    大沢 なんでなんですかね? UFCが要求する放映権料が高いんですかね? 
    ――どうやらWOWOWがコンテンツとして見切りをつけたっぽいですけど。
    大沢 残念だなあ。
    ――WOWOWの月額料金だけでUFCナンバーシリーズのPPV1回分より安いですし、ボクシングやドラマ、映画まで見られたわけですもんね。
    大沢 WOWOWOのボクシング中継のほうが人気あったということなのかな。
    ――WOWOWにとってテニスの錦織圭はビッグヒットでしたけど、ボクシングはマニー・パッキャオ効果もあったみたいですし。そういえば、ボクの知り合いはUFCをWOWOWだけでチェックしてたんですけど、コナー・マクレガーがなぜあんなに人気があるのかわかってなかったですよ。
    大沢 ええ、マジっすか!?
    ――たしかにWOWOW中継だけだとサイドストーリーが把握しづらいんですよね。マクレガーのジョゼ・アルド直前欠場からのチャド・メンデス撃破、そしてアルド秒殺KOからの階級超えの流れってWOWOWを見てるだけではあのダイナミズムは味わえない。
    大沢 マニアじゃないと厳しいのかな。結局ROAD TO UFC JAPANは過程もしっかりと見せたから余計に興奮したんですもんね。中継もなくなったことで「UFC日本大会ももうない」という話もありますよね。
    ――来年の2月開催という噂はありますね。
    大沢 来年2月!?
    ――今年12月上旬という説もあったんですけど。UFCは毎年ラスベガスで12月下旬から1月頭にビッグマッチをやるから、12月上旬の時期に都内の会場を抑えられるかどうか。
    大沢 なんだか日本格闘技界の状況が……去年はよかったですよね。パンクラスも頑張って、ROAD TO UFC JAPANもあって、RIZINもやって。去年はいい空気が流れてたなって。
    ――最近はよくない噂も流れてきてますからねぇ。
    大沢 そうなんですよねぇ(苦笑)。ジム経営者の立場から言わせてもらうと、キックボクシングは来てますよ。女の子の問い合わせがけっこう多いです。女子のあいだでキックのパーソナルトレーニングが盛り上がり始めてることもあって、いまキックのジムがどんどん増えてるんですよ。だからキックボクシング系のジムをやろうかなって物件を探して(笑)。
    ――Dropkickチャンネルも怪しいオジサンばっかり取り上げてないで、キック女子にあやかりたいですねぇ。「ヤクザモンと喧嘩してぶっ殺した」とかそういう物騒な話しか載ってないですからね(笑)。
    大沢 ハハハハハハハハハハ。あの人はホンモノのヤバイ人ですよね。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062 
  • プロレス道にもとる行為とは?■金原弘光のゼロゼロ年代クロニクル⑧

    2016-03-21 22:19  
    70pt
    伝説のプロレス団体UWFインターナショナルでデビューして、キングダム、リングス、PRIDEと渡り歩いた日本格闘技の生き証人金原弘光がゼロゼロ年代を振り返る連載インタビュー。今回は、トレバー・バービック戦や北尾光司戦という「イレギュラー」な決闘を制した高田延彦から、新日本プロレスとの対抗戦の試合後に「プロレス道にもとる行為」があったかどうかを問いただされていた件について……必読です! 前回はコチラ(http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar973981)
    ――プロレス団体の経営の雲行きが怪しくなるときって、まずは「ちゃんこがなくなる」なんて言われますけど、Uインターのときは、“宮富徳”こと宮戸(優光)さんの美味しいちゃんこはどうだったんですか?
    金原 いや、最後までちゃんこは出ていたよ。宮戸さんは途中でUインターをやめちゃったけど、それまで宮戸さんが豪華なちゃんこを作ってるわけじゃん。だから「団体が潰れそう」という暗い雰囲気は少なくとも道場にはなかったんだよね。
    ――ちゃんこからは団体危機は伺えなかった(笑)。
    金原 だって宮戸さんの豪華なちゃんこは、「ちゃんこ銭」とは別のお金で食材を買ってるということだから。
    ――ちゃんこ銭って相当かかりますよね。
    金原 かかるよ。道場が1万円、寮が1万円、1日で2万円はかかる。ちゃんこの材料とは別に米も買わなきゃいけないんだよ。
    ――「宮戸ちゃんこ」の特別材料も合わせると、月100万はくだらない……。
    金原 「経営が危ない」って知らされたのは、ある日、高田(延彦)さんと安生(洋二)さんから夜の道場に選手たちがそれぞれ呼び出されたんだよね。「おまえは何時」って決められてね。
    ――個人面談だったんですね。
    金原 うん。そんときに初めて「経営が厳しい」と言われて「このままだとUインターの存続自体が厳しいので、新日本と対抗戦をやるしかない。おまえは出てくれるか?」って。いま考えると高田さんが選手ひとりひとりに確認する必要ってないんだよ。高田さんは社長なんだから「経営が厳しいから新日本と対抗戦をやるぞ!」と一方的にも言ってもよかった。若手は普段から「高田さんのためならなんでもやる!」という感じだったから。それなのにひとりひとり話をしてくれる高田さんは凄いなって。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062
     
  • 総括:世志琥vs安川惡斗■「プロレス 点と線」

    2016-03-21 19:48  
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    事情通Zがプロレス業界のあらゆる情報を線に繋げて立体的に見せるコーナー「プロレス 点と線」。今回はのテーマは現役復帰を果たした世志琥です!(聞き手/ジャン斉藤)――安川惡斗戦をきっかけに引退に追い込まれた世志琥選手が3月7日SEAdLINNNG後楽園ホール大会の高橋奈七永戦で現役復帰。会場は「世志琥」コールが起きるなど、世間を巻き込んだ一連の騒動もようやく落ち着きそうですね。
    事情通Z 世志琥選手にとってはここからが再スタートだから「終わりよければすべてよし」という言葉は相応しくないんだけど、試合後の反響を含めて収まるところに収まったなあと。正直言えば、復帰の仕方からなにから疑問だらけだったんだけど(苦笑)。
    ――まず1月のSEAdLINNNG後楽園ホール大会に突如乱入して物議を醸して、復帰会見は高橋選手が出場したミャンマーで行われました。これ、最悪のやり方ですよ!(笑)。
    Z どう見ても「逃げ」が入ってしまったよねぇ。で、その割には東スポのインタビュー取材を受けて安川選手によけいなことを言ってしまった。
    ――あのインタビューを受けて、安川選手のドキュメント映画「がむしゃら」の映画監督・高原秀和氏がツイッターであきらかな世志琥批判を繰り広げてましたね。
    Z あの安川vs世志琥戦を「善意の第三者によって傷害として訴えられていた」ともツイートしてたね……。いやあ、「プロレスってなんだろう?」って考えちゃう。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062 
  • あこがれのマウスピース■二階堂綾乃のオールラウンダーAYANO

    2016-03-21 19:09  
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    新日本プロレスの選手イラストを描いてキャッキャしていたプオタ女子・二階堂綾乃がいつのまにかMMAジムに通いだし、ついに格闘技デビューをしてしまったこのコーナー。今回は……私は長年黒いマウスピースに憧れていました。杉浦貴選手や高山善廣選手、中邑真輔選手が試合中ニヤッと笑った時に口の中がブラックホールみたいに見えるのが最高にかっこよくて、いつか私もマウスピースを作ろうと心に決めていました。お湯で柔らかくして自分で形を作るものなら、ISAMI等格闘技ショップで売っているし、歯医者さんで6000円くらいからちゃんとしたものを作ってもらえるので作ろうと思えばすぐに作れるのですが、私は歯の矯正をしていたためマウスピースを作れませんでした。
    しかし去年、5年ほど装着していた矯正器具がついに取れました。現在は矯正中にできなかった歯の詰め物の治療をしており、これが終われば歯の形が決まるのでようやくマウスピースが作れます。矯正は大変なこともありますが、歯並びやかみ合わせが悪い人は絶対に矯正をした方がいいです。今回はそんな歯に関するお話しです。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062
     
  • 2007年のドナルド・トランプ 『バトル・オブ・ザ・ビリオネア』ビンス・マクマホン戦とは何か■MMA Unleashed

    2016-03-17 18:45  
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    Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマはアメリカ大統領選で時の人、ドナルド・トランプのWWEでの活躍を振り返る!

    今をときめくアメリカ共和党大統領候補、不動産王ドナルド・トランプ。この人はプロレス・格闘技ファンにとっては何かと縁のある人で、たとえばUFCプレシデントのダナ・ホワイトはかつて、UFCが社会的にバッシングを受けて会場を借りるにも一苦労していた時代に、トランプだけは自社物件のアリーナを気前よく貸してくれたとしており、創世記を乗り切ることができた恩人の一人だと語っている。ホワイトは今回の大統領選でも早い時期から、おそらく政策や哲学とは関係なく、トランプ支持を打ち出していたものだ。
    そしてWWEでは、なんといっても印象的だったのが、2007年のレッスルマニアで行われたビンス・マクマホンとドナルド・トランプの髪切りマッチ『バトル・オブ・ザ・ビリオネア』である。とはいっても、2人がリング上で直接対戦したのではなく、ビンスはウマガ(ジャマール)を、トランプはボビー・ラシュリーを代理に立てて戦わせたのである。特別レフリーは”ストーンコールド”スティーブ・オースティン。この試合が話題を呼んだこともあって、この大会のPPV売上件数は125万件を達成(当時のプロレスPPVのレコードだ)、デトロイトのフォード・フィールドが超満員札止めとなった。この試合に先立って、トランプが『マンデーナイトRAW』を買収したというアングルも打ち出されたが、これを投資家が真に受けてしまったことからWWEの株価が暴落、アングルが急きょ取りやめになるという混乱もあった。
    実際はトランプとWWEとの関係はさらに歴史をさかのぼる。1988年のレッスルマニア4、1989年のレッスルマニア5は、いずれもトランプが興行権を買い取り、自らが所有するアトランティック・シティのトランプ・プラザ・ホテルで開催をしたのだった。また1991年にはビンスが手を出して大失敗に終わった副業、『ワールド・ボディビルディング・フェデレーション』のテレビ中継の司会をトランプが務めている。
    トランプは2013年にWWE殿堂入りしているが、その授賞式でプレゼンターを務めたビンス・マクマホンは、「考えてみれば、私の次にドナルドは、優れた合衆国大統領になれる男だ」と語り、観衆のブーイングを受けている。トランプは受賞スピーチで、来年のレッスルマニアでは直接対決でビンスのケツを蹴ってやると見得を切っている。ドナルド・トランプは現在でも、WWEの公式サイトの選手紹介ページにプロフィールが掲載(リンク:http://www.wwe.co.jp/superstar/172.html)されている、れっきとしたWWEスーパースターなのである。
    2007年のレッスルマニアでの試合がどのようなものだったのか、当時の報道を紹介しよう。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGFなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062
     
  • 格闘技ぶらり途中下車〜WSOF発UFCファイトパス経由REAL行■「MMAオレンジ色の手帖」

    2016-03-17 08:47  
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    格闘技ブログ「MMA THE ORANGE」の管理人オレンジがディープなエピソードをお届けする「MMAオレンジ色の手帖」! 今回のテーマは……世間では2月、8月は景気が悪いと言われていますが、意外にもアクティブだったのが総合格闘技業界。日本ではRIZINのようなビッグイベントこそなかったものの、後楽園ホールやディファ有明、新宿FACE等の稼働率は意外と高く、海の向こうUFCではマクレガー×ディアスのビッグマッチに日本人選手も多数出場。「二八(にっぱち)」の法則に反して、お金を落としてきたマニアの方も多いのではないでしょうか。もちろん私もその1人。このタイミングに「REAL」や「WSOF-CG」などズンドコ囃が聞えてくる大会が集中したから好事家としては見逃すわけにはいきません。おかげですっかり散財してしまいましたよ。そこで今回のMMAオレンジ色の手帖は2月~3月前半にかけて目にしてきたMMAイベントを総ざらい。いつものようの試合内容はそこそこに側面から脱力して振り返っていきたいと思います。題して「格闘技ぶらり途中下車~WSOF発ファイトパス経由REAL行」。今宵も電波と充電の続く限りよろしくお願い致します。まず、2月~3月前半にかけて視聴頻度が高かったのがUFCファイトパス。今や言わずもがなですが、UFCナンバーシリーズ以外のほぼ全ての大会がインターネットを通して生で視聴出来る優れモノのサービスです。この時期はUFN83には川尻達也、UFN84には中村K太郎、そしてUFC196には石原夜叉坊が登場したからいつも以上に活用させてもらいました。特にありがたかったのが川尻の試合。日本人ファンの注目度が異常に高かったにも関わらず、あろうことか開催が日本時間の月曜日の真昼間。。。普通に考えたら社会人が観戦するのは絶望的ですが、ここではUFCファイトパスのスマホ用アプリが大活躍。試合開始がお昼休みと重なる幸運もあって休憩中に川尻の生き様を存分に堪能させてもらいました。さらに言うと昨年から配信がスタートしたパンクラスや浜崎朱加が王座防衛に成功した事で日本でもブレイクの兆しを見せるINVICTA FCもファイトパスで生観戦が可能。おまけに2月にはキックボクシングイベント「GLORY」の配信も決定した事で、旧K-1のアーカイブも見放題になったからファイトパスの重要度は増すばかり。格闘技系映像配信サービスはもはや1強と言っても過言ではないでしょう。逆に勢いづくファイトパスを尻目にまさかのUFC中継撤退に舵を切ったのがWOWOW。4月以降のUFC中継の放送予定がない事がSNSを通して一気に拡散。撤退の正式発表はないものの半ば公然の事実として語られています。個人的に被害(?)を被ったのがマクレガー×ディアスのドリームマッチが行われた「UFC196」。DEEP JEWELS観戦から帰宅後、WOWOWオンデマンドでゆっくり観戦しようとおもいきや、待てど暮らせど試合動画がアップされないではありませんか。嫌な予感がしてコールセンターに電話してみると不安は的中。「配信するかどうかは未定となっております」「いつ決定するかも現状では不明です」というつれない回答。。。諦めきれずにスマホからもチェックしてみましたが、翌日には「UFC」の表記自体が消えているじゃありませんか。無常というか絶望というか。まさかこんなに早くWOWOW徹底の余波を受けるとは思ってもいませんでした。この続きと、上田勝次、追悼・堀辺正史、佐藤嘉洋、はぐれIGF、ドナルド・トランプなどの記事が読める「12万字・記事詰め合わせ」セットはコチラです http://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar1000062