そんな春のおでかけに"おいしいコーヒーと出会う"イベントが開催されます。4月24日、25日の2日間、神田錦町でひらかれる「コーヒーコレクション around 神田錦町 2016」。昨年秋に第一回目が開催され、大好評をはくしたイベントです。
古本の町、神田でコーヒーを楽しむ
神田というと古本屋の町というイメージを思い浮かべますが、ほかにもスポーツ用品店や楽器屋が多い町。最近ではすっかりカレーやさんが集合するエリアとしても定着しています。
そんなこだわりのお店が集まる神田はもともとコーヒー文化が根づく町でもあり、いまのようなサードウェーブ・コーヒー・ブーム以前からコーヒー好きに愛される本格的な焙煎コーヒーを飲ませてくれるお店が点在するのをご存知でしょうか。
「コーヒーコレクション around 神田錦町 2016」では、神田錦町を舞台にいま最も気になる注目店が集合しますが、おもしろいのが単なるコーヒーフェスティバルとは一線を画すこと。
各日5店舗のコーヒー専門店が参加し、来場者はそれぞれのお店のコーヒーをいただくことができます。そしてすべてのお店が、おなじ抽出器具を使い厳選した一種類のコーヒーをハンドドリップで提供してくれるのです。
おなじ条件でコーヒーを淹れることで、各店舗が選んだ豆の性質や焙煎方法の違い、それぞれのバリスタの個性を体験できるという仕組みなのです。これなら、専門的な知識を持ちあわせないコーヒー初心者にもわかりやすく、異なるお店のコーヒーをテイスティングすることで自分の好みの味を発見できる可能性も大です。
気になる注目のコーヒー店がならぶ
参加するお店の個性豊かなラインナップにも注目。国内の話題店はもとより、バリスタ世界チャンピオンのポール・バセットよるエスプレッソカフェ「Paul Bassett」や、人気レストラン「Bills」の創始者ビル・グレンジャーをして「世界一美味しいコーヒー」と言わしめたシドニー発祥のサードウェーブを牽引する「Single Origin Roasters」など、聞いているだけで飲んでみたいと思わせるコーヒー専門店ばかりです。
「5種類のテイスティングやバリスタたちとのコミュニケーションを通して、味や香りの違いを楽しんで欲しい」と主催者は話します。
コーヒーの楽しみは味や香りのほか、コーヒー豆をつくる人々や焙煎する人々の想い、そしてコーヒーを飲みながら過ごす時間の幸福感にもあります。
コーヒー豆がたどってきた長い旅に思いをはせる"一杯のコーヒーに込められた物語"を見つけに神田錦町へ足を運んでみるのもすてきですね。