前編 では、蔵の街「沼垂 醸す地区」や、季節の味と出会える農園「そら野テラス」をご紹介しました。後編では、丘陵に佇むワイナリーを巡ります。
砂質土壌が生み出すワイン!新潟でワイナリー巡り「そら野テラス」から車で10分ちょっと進むと、伸びやかな丘陵の上に蔵を構えるワイナリー「新潟ワインコースト」が見えてきます。ここでは、独特の地形とオーナーたちの努力によって、素晴らしいワインが次々と産み出されています。
海岸からわずか1.5kmのところに位置する新潟ワインコースト。昼は海から夜は陸から風が吹き、ぶどうの大敵となる湿度を下げてくれます。それだけではなく、栄養素が少なく水はけが良い砂質土壌が豊かな果実を育み、繊細な味わいと華やかな香りに仕上げてくれます。新潟にワイン造りに適した環境があるなんて知りませんでした。
最初のワイナリーである「カーブドッチ」が「国産生ぶどう100%、かつ欧州系のワイン専用種100%のワインを造る」という当時では考えられなかった目標を掲げ創設されたのが、1992年。その後、この「カーブドッチ」で修行し独立を果たす者が出て、現在では5軒のワイナリーが集まっています。
「カーブドッチ」では、それぞれの個性が光るワイナリーを巡りながら、試飲の飲み比べをしたりお話を聞いたりして、ワイン造りの現場を体感することができます。
ワイナリーには、本格フレンチとワインが堪能できるレストラン、自家製ビール&ハム・ソーセージのカジュアルレストラン、ベーカリー&カフェも。ぶどう畑の中でゆっくりと時間を過ごすこともできます。
併設されている「カーブドッチ・ヴィネスパ」には、源泉かけ流しの日帰り温泉や、ぶどう畑を眺めながら宿泊できるホテル、新潟の新鮮素材の和食レストランを備えています。泊まりがけでゆっくりするのにもぴったり。ここはフランス? それともカリフォルニア? と思ってしまうほどのトリップ感がありました。
十日町エリアでアートに触れたり、魚沼で新米のコシヒカリを味わったり、糸魚川で海の幸を堪能したり、燕市・三条市で世界に誇るものづくりの現場を見たり......と、新潟は楽しみ方もさまざま。
それぞれ見所もたくさんですが、共通しているのは豊かな大地と水に恵まれているために"うまさ"がぎっしりと詰まっている点。特にこれからの季節は、その"うまみ"も熟るベストタイミング。この秋は、新潟でお腹をいっぱいにして来てはいかがでしょうか。
[新潟県観光協会]
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