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秋の新潟で「うまい」の秘密に出会った【後編】
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秋の新潟で「うまい」の秘密に出会った【後編】

2016-10-04 23:00
    週末や3連休に近場へ旅に行きたいと思ったとき、みなさんならどこへ向かいますか? 箱根や軽井沢、群馬の温泉でゆっくり~という方も多いと思いますが、選択肢にぜひ加えてほしいのが新潟です。

    前編 では、蔵の街「沼垂 醸す地区」や、季節の味と出会える農園「そら野テラス」をご紹介しました。後編では、丘陵に佇むワイナリーを巡ります。

    砂質土壌が生み出すワイン!新潟でワイナリー巡り

    「そら野テラス」から車で10分ちょっと進むと、伸びやかな丘陵の上に蔵を構えるワイナリー「新潟ワインコースト」が見えてきます。ここでは、独特の地形とオーナーたちの努力によって、素晴らしいワインが次々と産み出されています。

    海岸からわずか1.5kmのところに位置する新潟ワインコースト。昼は海から夜は陸から風が吹き、ぶどうの大敵となる湿度を下げてくれます。それだけではなく、栄養素が少なく水はけが良い砂質土壌が豊かな果実を育み、繊細な味わいと華やかな香りに仕上げてくれます。新潟にワイン造りに適した環境があるなんて知りませんでした。

    最初のワイナリーである「カーブドッチ」が「国産生ぶどう100%、かつ欧州系のワイン専用種100%のワインを造る」という当時では考えられなかった目標を掲げ創設されたのが、1992年。その後、この「カーブドッチ」で修行し独立を果たす者が出て、現在では5軒のワイナリーが集まっています。

    「カーブドッチ」では、それぞれの個性が光るワイナリーを巡りながら、試飲の飲み比べをしたりお話を聞いたりして、ワイン造りの現場を体感することができます。

    ワイナリーには、本格フレンチとワインが堪能できるレストラン自家製ビール&ハム・ソーセージのカジュアルレストランベーカリー&カフェも。ぶどう畑の中でゆっくりと時間を過ごすこともできます。

    併設されている「カーブドッチ・ヴィネスパ」には、源泉かけ流しの日帰り温泉や、ぶどう畑を眺めながら宿泊できるホテル新潟の新鮮素材の和食レストランを備えています。泊まりがけでゆっくりするのにもぴったり。ここはフランス? それともカリフォルニア? と思ってしまうほどのトリップ感がありました。

    十日町エリアでアートに触れたり、魚沼で新米のコシヒカリを味わったり、糸魚川で海の幸を堪能したり、燕市・三条市で世界に誇るものづくりの現場を見たり......と、新潟は楽しみ方もさまざま。

    それぞれ見所もたくさんですが、共通しているのは豊かな大地と水に恵まれているために"うまさ"がぎっしりと詰まっている点。特にこれからの季節は、その"うまみ"も熟るベストタイミング。この秋は、新潟でお腹をいっぱいにして来てはいかがでしょうか。

    >>前編に戻る

    新潟県観光協会

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