日常生活で多々起きるイヤなこと。そんなとき、大抵の人は「大人の対応」で我慢をしたりします。あるいは気の知れた友達に愚痴を聞いてもらってストレス発散したり、またスポーツで昇華する人もいるでしょう。ストレスを解消するには、もっともっと努力して、いまよりもお金や美・社会的な成功を手に入れることだと言う人もいるかもしれません。
でも本当の意味での幸せは、内面的に満ち足りているということ。セドナメソッドはストレスが起きた際、まず逃げずに、その目の前の問題を直視することから始めます。何が原因なのかの「根本」と向き合い、その裏にある自分の真の「欲求」を探す。そしてロック解除をするように執着を手放すプロセスをたどるのです。その執着から意図的に逃れられたとき、はじめて人間は問題が解決できるというもの。「こころを解き放つ」ときに、本当の意味でのストレスフリーとなり、幸せになる。その作業はヨガの「瞑想」にも似ているかもしれません。
こころを軽くするエクササイズセドナメソッドの一番の特徴は、とても簡単であること。どこでも行えるから、問題に直面した時にはいつでも自分のこころと対話することができます。必要以上に考えすぎてイヤな感情にまみれてしまうという人。あるいは我慢しすぎてしまう人、問題解決へアプローチする本来の力に目覚めたい人や、こころを軽くしたい人にはぜひ行ってもらいたいエクササイズがあります。
セドナメソッド専門サイトによると、一番シンプルなエクササイズでは、次のものが効果的なのだとか。
〈用意するもの:ペンや紙など、小さなオブジェ〉
・手の中にその小さなオブジェをきつくギュッと握りしめ、目の前に腕を差し出す。まるで最後の力を振り絞るかのように、集中してずっと握り続ける
・ゆっくりと手を開いたら、その小さなオブジェを手のひらの中でゆっくりコロコロと転がす
・手に握っていたそのオブジェを最後にポロッと手から落とします
〈このエクササイズからわかること〉
・そのオブジェはあなたの「感情」。そしてそれを手のひらで転がしているのはあくまでも「あなたの意志」であり、手ではないのだと気づく。
・握っていたものを手放すことは非常に簡単であり、感情を手放すということも同様に簡単であることを知る
・感情の主導権を持っているのは「わたし」であり、「感情」ではないということ。「こころを軽くしたい」とわたしが願えさえすれば、簡単に解き放つことができる。
つまり、執着している間は、こころの奥底では執着している自分に安心しているところがあるのかもしれません。セドナメソッドには多くのエクササイズが用意され、実生活に役にたつものが多いのが興味深いところ。読書の秋に、自分のこころと向き合って見るのも良いかもしれません。
photo by Thinkstock/Getty Images
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