8月8日(火)は満月です。でも、ただの満月ではありません。全国で「部分月食」が起こります!
月食とは、月が地球の影に入りこんで、満月なのに暗くなったり、欠けているように見えたりする現象のこと。今回は、月の一部分が欠けて見える部分月食です。もっとも大きく欠けるときでも、月の直径の4分の1程度となります。
月の出や月の入りの時刻は地域によって違うものですが、月食の時刻は日本中どこでも同じ。また、特別な準備は必要なく、時間になったら南西の空を見るだけでOK。月が見える場所ならば、月食の一部始終を肉眼で楽しめるのがうれしいですね。当日のタイムスケジュールは次のとおりです。
部分月食のタイムスケジュール・部分食の始まり/2時22分頃
・食の最大/3時20分頃
・部分食の終わり/4時18分頃
生活のリズムを考えると、観察しづらい時間帯ではありますが、太陽・地球・月による神秘の現象を、自分の目で確かめる価値は大いにあるでしょう。
8月13日は「ペルセウス座流星群」で、星降る夜を楽しんでペルセウス座流星群とは、毎年8月12日~13日頃に活動がピークとなる流星群。1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」と並ぶ三大流星群のひとつとして知られています。
さて、今年のペルセウス座流星群は、8月13日(日)午前4時頃(日本時間)に活動がピークをむかえると予想されています。そのため、見頃となるのは13日午前0時過ぎから夜明け前までとなりそうです。12日(土)の夜も流星を見られる可能性は十分にあるので、13日未明の観察が難しい場合は、12日の夜に空を見上げてみてくださいね。
ただし、12日から13日にかけて、夜空には下弦になる手前の月が輝いています。流星を探すときには、月に背を向けたり、手で隠したりして、月明かりを目にいれないように注意しましょう。
見える流星の数は夜空の明るさに左右されますが、街灯りなどの影響を受けない暗い夜空ならば、1時間に20~30個の流星が見られるかもしれませんよ!
流星をより多くキャッチするポイントは、空全体を見渡すように眺めること。流星は夜空のどの方向にも見える可能性があるので、空の一点(特定の方角)だけをじっと見つめるのはNGです。また、空を見上げた途端に流星が見られるとは限りませんから、15~30分くらいは空を眺めたいところ。 広くて安全な場所に椅子を出したり、ラグなどを敷いたりして、楽な姿勢でのんびりと眺めるのがオススメです。
今年の夏、忙しく働いている人も、休暇を楽しんでいる人も、月と星の輝きを夜空に探してみませんか? その時間は、日常にもたらされる至福のときとなるはずです。