毎日の卵習慣は体をエイジングから守る秘訣
身近なスーパーフードとして、私の冷蔵庫に欠かせない食材のひとつが卵。朝食やランチで毎日、卵を食べていますが、これはタンパク源として手軽なだけでなく、じつはアンチエイジングという目的もあります。
「卵は若さの素がつまったカプセル」――これは栄養科学博士のオーガスト・ハーゲスハイマー氏の著書『卵は最高のアンチエイジングフード』にある言葉です。彼自身が卵習慣を始めて若返った経験からも、その効果に太鼓判を押しています。卵には良質なアミノ酸や脂質など、体の細胞をつくり、若く保つ栄養素がそろっています。さらに、代謝を助ける補酵素のビオチン、コラーゲンの生成に不可欠なコリンなど、老化予防に働くさまざまな成分が含まれ、それらがひとつの食品で同時にとれることで、効率よくアンチエイジングに働くというわけです。
ふわとろ食感で気分もハッピーに
いわば毎日の卵は、手軽なアンチエイジングのサプリ。調理も簡単なのでいろいろな卵レシピを楽しんでいます。とくに休日のブランチなど、時間に余裕があるときに作るのが、エッグベネディクトです。主役のポーチドエッグは半熟に仕上げ、具にも老化予防に役立つビタミンEや体にいい脂肪酸が豊富なアボカドをつぶして合わせます。トーストした全粒粉パンにのせると、サクッ、ふわ、とろ~り……ひと口でしあわせになるおいしさ! 心の栄養にもなる、毎日でも食べたいくらいの大好物です。
作ってみて。ポーチドエッグもお湯だけで気軽に!
Kelly流 アボカド入りエッグベネディクト
<材料> 2人分
卵4個 アボカド(種と皮を除く) 1/2個分 ライ麦全粒粉パン 大2枚 ピンクペッパー 適量 えごまパウダー 適量 好みの生野菜(ベビーリーフ、レッドキャベツスプラウトなど) 適量<作り方>
鍋に水を深さ10cmほど入れて火にかけ、沸騰したら弱火にしてふつふつとした状態に保つ。卵1個を器に割り入れる。残りの卵も同様に。 鍋の湯を菜箸などで一定方向にぐるぐる混ぜ、渦を作る。渦の中心に(1)の卵をそっと落とし、白身が固まるまで2分ほどゆで、玉じゃくしですくい取る。 パンはトースターで焼く。取り出してアボカドを等分にのせ、フォークでつぶして広げ、ピンクペッパーを指でつぶしながら散らす。 器に(3)を盛り、(2)のポーチドエッグを2個ずつのせ、えごまパウダーをふる。好みの生野菜を添える。Kelly's ワンポイント
ポーチドエッグは、湯に渦を作って卵を入れると、酢を使わなくても白身がまとまりやすくなります。ただ1個ずつゆでるので、私は4個まとめて作りたいとき、ラップに包んで加熱することも。
まず、小さめの器にラップを敷いてオリーブ油少々を塗り、卵1個を割り入れてラップを巾着状に絞ってシリコンクリップなどでとめます。これを4個分作って、ふつふつとした湯に入れて3分ほどゆでると、白身も散らず、一度に形よく作れますよ。耐熱温度の高い丈夫なラップを使い(※)、鍋肌にラップが密着しないよう見守りながらゆでて。
※ラップの注意表示を確認して自己責任でご使用ください。
次回はお弁当や軽食にぴったりの簡単エッグマフィン。便利なおすすめスーパーフードの「ニュートリショナルイースト」も活用します。
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Kelly(ケリー)
ブラジル・サンパウロ出身。健康的な美しさを魅力に、モデルとして数々のファッション誌、ファッションショー、広告などで幅広く活躍中。ワークアウト、ヨガ、キックボクシング、ブラジリアン柔術などに造詣が深く、料理好きからローフードマイスター、スーパーフード & スーパーフードスポーツマイスターの資格を取得。ヘルシーなライフスタイルが女性から支持されている。[公式ブログ/インスタグラム]
撮影/島村緑、ヘアメイク/藤原郷、取材・文/山崎さちこ(シェルト*ゴ)