ある看護師をしている女性が心臓発作で入院することになったのですが、変わった症状を経験。自らの体験をツイッターに投稿し、大きな注目を集めています。
心臓発作には「押しつぶされるような胸の痛み」があると言うけれど…
image via shutterstockツイッター名@gwheezieを名乗るその女性の投稿は、こんな内容でした。
「女性のみなさん、心臓発作は女性の場合、症状が変わっているので注意して。私は日曜日に心臓発作になり、冠動脈の左前下行枝(心臓に血液を供給する血管のひとつ)に95%の血管狭窄がありました。救急車を呼んだので助かったのですが、胸の痛みは全くなかったのです。一般的に言われているようなものではなく、私の場合、痛みは数週間にわたって断続的に起きていました」
女性の説明によると、痛みは背中の上部、肩甲骨、両腕まで全体にわたるものでした。「焼けるようにズキズキする痛み。本当に筋肉痛だと思ったほど」。そして汗びっしょりになって吐き始めたため、ついに救急に連絡したのだそう。
筋肉痛に似ている痛み
image via shutterstock次の投稿はこのようなものでした。
「私は看護師で、年をとっています。心臓発作があった週は、近所の人の片付けを手伝っていたので、筋肉を痛めたのだと思っていたのです。鎮痛薬を飲んで、肩に温湿布を当てましたが、まさか胸の痛みとは思わなかったので、あと一歩で死ぬところでした」
幸い“心臓カテーテル検査”を行っている病院に運ばれ、到着後1時間のうちに4つのステント(人体の管状の部分を内部から広げる医療機器)を挿入する手術を受けました。
なお、心臓カテーテル検査は、心臓のどこが悪いのか調べて、病気を診断するための検査です。「カテーテル」と呼ばれる長い管を、脚の付け根、首、腕の動脈に挿入し、心臓内の血管まで通していきます。
このカテーテルを使った検査によって、どこが塞がっているのか確認。その上で「ステント」と呼ばれる小さな金属製コイルを塞がった動脈に配置し、血管を広げて狭くならないようにします。わずか数日後には退院でき、現在は「とても調子がいい」そう。
ひどい胸焼け、首の寝違いと感じることも
image via shutterstockこのツイッター投稿は拡散され、多くの女性も同じような心臓発作を起こしたときの経験をリプライしました。押しつぶされるような胸の痛み、吐き気、腕の痛みというふうに「女性の心臓発作でも男性とよく似た感じとなります」という事態を証言する人や、意外な症状に悩まされたと明かす人もいました。
ある女性は、自分の母親の場合について、「本当にひどい胸焼けだと思って救急病院に行った」と話しています。心臓発作の症状を不安症状だと思った人や、「首を寝違えた」と考えた人もいます。
知っておきたい女性の心臓発作の症状
image via shutterstockここで覚えておきたい教訓を。それは体がサインを送っているときには耳を傾け、普段とは違う症状を軽く考えないようにということです。
まとめると、女性の心臓発作の症状には、次のようなものがあります。
胸の痛み 極度の疲労感 大量の発汗 胸骨、背中の上部、肩、首、またはアゴなどの軽い痛み 吐き気またはめまい 息切れ 不眠 不安感心臓発作かもしれないと思ったら、すぐに緊急通報を。一刻を争います。
病気の早期発見は大切
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訳/STELLA MEDIX Ltd.