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胃腸を傷つける生活習慣は、食べ過ぎ・飲み過ぎだけではありません。日本人に多い消化管のがんを防ぐためにも、胃腸のケアは重要。予防医学医の奥田昌子さんが教える「胃腸を最速で強くする方法」を、毎日ひとつずつご紹介します。 images via shutterstock
便秘対策の基本といえば、やはり食物繊維と水分の摂取です。
食物繊維には水に溶けるものと溶けないものがあることをご存じでしょうか。水に溶ける食物繊維は、海藻、キノコ、オクラ、山芋、ゴボウ、納豆などに多く、水を抱え込むことで腸の内容物にとろみを与え、固くなるのを防いでくれます。
もう一方の水に溶けない食物繊維は、穀物、野菜、豆、こんにゃく、キノコ、海藻に豊富。これらは便の量を増やして腸を刺激し、ぜん動を高めます。こうして見るとキノコと海藻のように、水溶性と不溶性、両方の食物繊維が入ったものがあることがわかりますね。
少し注意したいのは、ストレスによる便秘です。ストレス性の便秘は腸のぜん動運動そのものは強いので、不溶性食物繊維でぜん動を高めても便秘は改善せず、腹痛に見舞われることがあります。
水分の摂取はどうでしょうか。 和食は洋食や中華とくらべて食事から摂取する水分が多く、味噌汁などの汁物を含めると1日に1.2~1.5リットルになるようです。そう考えると、食事の他に500ミリリットルのペットボトルで2本も飲めば十分。和食でなかった日は少し余分に水を飲むことを意識してみて。
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「胃痛の原因はストレス」「ヨーグルトで便秘が治る」――そんな誤解をしていませんか? 人間の体は巨大な一本の管=消化管でできているのに、私たちは驚くほどその実態を知りません。本書では強い消化管をつくるために欠かせない食事や生活習慣を、日本人の体質を研究する予防医学医の奥田昌子さんが解説。なぜ日本人は「胃腸が弱い」のか、その秘密を紐解きます。
RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/05/190560stomach_28.html