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あなたがたとえば、お昼まで寝ていたいと思っているとします。そんなことを思う自分はだらしない、と思うかもしれません。Todoリストに「昼まで寝る」とはきっと書かないでしょう。でも本当は寝ていたい。なぜ自分が望んでいることをリストに書かないのでしょうか。
Wishはお昼まで寝ていたい。Todoは7時に起きる。これを両方書いてみたらどうでしょう。両方考えている自分がいる、その状況を認めてあげるのです。希望と義務感の違いです。
不思議なことに私たち人間は、葛藤に気づくことによって、葛藤が軽減されます。葛藤を認めた途端に、葛藤でなくなるからでしょう。
川野泰周(かわの たいしゅう)先生
臨済宗建長寺派林香寺住職/RESM新横浜睡眠・呼吸メディカルケアクリニック副院長。2005年慶応義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神神経科、国立病院機構久里浜医療センターなどで精神科医として診療に従事。2011年より大本山建長寺専門道場にて3年半にわたる禅修行を行った。現在は寺務の傍ら精神科診療にあたり、マインドフルネスや禅の瞑想を積極的に取り入れた治療を行う。著書に『ずぼら瞑想』(幻冬舎)、『会社では教えてもらえない 集中力がある人のストレス管理のキホン』(すばる舎)などがある。精神保健指定医・日本精神神経学会認定専門医・医師会認定産業医。
葛藤しても大丈夫
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取材・文/島田ゆかり、image via shutterstock
RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/06/193221positive_25.html