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困ったときこそ助け合い。廃棄危機のビールやワインをお取り寄せして応援[ドリンク編]
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困ったときこそ助け合い。廃棄危機のビールやワインをお取り寄せして応援[ドリンク編]

2020-12-21 06:00
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わたしたちの心地よい暮らしに役立つもの、わたしたちが暮らすうえで積極的に選びたい社会や環境に優しい商品、みんなにとって気持ちがいいアイテムやサービスを、編集部がピックアップする連載「Editor’s Pick」。

今回は、オーダーすることで誰かのサポートに貢献できる、サステナブルなデリバリー&お取り寄せフード編に続き、ドリンク編として、ジン・ビール・ワインをご紹介します。

余剰廃棄を防ぐために、おうちで応援

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐべく外出自粛をすることにより、飲食店の来店客が減少。それに伴い、飲食店へ出荷予定だったドリンク類や食材が余剰となり、廃棄危機となる事態がもたらされました。

日本に限らず海外でも同様のことが起きていて、たとえばフランスでは、余剰在庫となった3億リットルちかいワインが、消毒用エタノールなどに転換されたことがニューヨーク・タイムズで報じられました。イタリアやスペインでも同様の措置がとられているそう。

今回セレクトしたのは、廃棄危機となったビールや野菜を別のアルコール製品へと生まれ変わらせたアイテムや、エシカルを徹底するワイナリーの厳選ワイン。おうちで飲むことで、メーカーや生産者を応援しましょう!

スペシャリストたちが廃棄予定ビールに息を吹き込んだ「REVIVE」

新型コロナウイルス感染拡大の影響で余剰となった約8万杯分 (※1) のビールを救済しようと、アルコールを扱う3社がタッグを組んで生まれたのが、特製ジン「REVIVE(リヴァイヴ)」

「REVIVE」5,500円(税込)。蒸留用グレーンスピリッツをビールから内製し、風味や香りを生かすことで、より強い骨格を持つジンに。「サステナビリティと食を結びつけると、『環境には優しいけれど、一般的なものと比較すると味は劣るのではないか』と問われることがあるのですが、REVIVEによって、『エシカルだから、もっとおいしい』をアピールできたと思っています」と担当者。

廃棄予定の酒粕をジンに変える取り組みを実施してきたエシカル・スピリッツが、ビールをジンに変える技術を月桂冠へ提供。さらにアンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパンから廃棄予定のバドワイザーの提供を受け、この漬け込み式のビア・ジンが誕生したのだそう。

バドワイザービールそのもののほか、バドワイザーらしさを表現する2種のホップや、製法上重要な役割を果たすビーチウッドを採用。

ジュニパーベリーやレモンピールを漬け込んで蒸留し、シナモンなども加えることで、オリジナルの魅力を発揮しつつ、上品で甘みのある味わいに。

(※1)1杯あたり350mlを想定

エシカル・スピリッツ

小豆をビールに!? 大福にも合うクラフトビール「FULL MOON RABBIT」

コロナ禍で飲食店が休業となったことなどが影響し、販路がなくなったのは食材を供給する農家も同じ。そこで「Jungle Brewery(ジャングルブルワリー)」は、廃棄予定となった野菜からビールを作ることに。

ビールの原料というとホップがまず浮かぶけれど、副原料としてエンドウマメやカボチャ、唐辛子などが用いられることがあり、たとえばコーンを使うと風味が軽くなるといった効果があるそう。

今回、Jungle Breweryがフォーカスしたのは、北海道産の小豆。「小豆は煮すぎることで渋みが出る可能性があったので、3回に分けて入れました。結果、小豆の風味と甘みがとてもうまくビールで表現できたと思います」と同ブランドをプロデュースするゆいまーる代表取締役の島袋尚美さん。

小豆、ホップ、5種類のモルトを使ってアンバーエールに仕上げた「FULL MOON RABBIT」1,200円(税込)。濃厚な麦芽の香りがするさわやかな甘みが特徴。

ビールと食事のペアリングは、同じ発祥国・色・味で合わせることがコツで、小豆を使った「FULL MOON RABBIT(フルムーン ラビット)」は、なんと大福にも合うとのこと。意外性のあるペアリング探しも楽しめて、食べること、飲むことの喜びを上げてくれるビールです。

Jungle Brewery

国内でも、海外でも、みんなが夢中のエシカルワイン

欧州におけるオーガニックワイン消費量の拡大幅は大きく、2023年には10億本に迫るだろうと試算されています (※2) 。

日本でもこのムーブメントは進行中で、有機栽培ブドウを使用し、認証機関の審査で承認を受けたオーガニックワインを「エシカルワイン」として推奨するメルシャンでは、2020年のエシカルワイン伸長率は前年比183%(2020年11月時点)。とはいえ、冒頭で述べたように欧州ではコロナ禍でワイン消費全体量が落ち込みがちでもあるため、ワイナリーをサポートしたい一心で、メルシャンが扱う欧州産エシカルワインのなかから、冬のおすすめ3本を選定しました。

左から、辛口のなかにほんのり甘みも感じさせ、フルーティさとフローラルさを併せもつ「コドーニュ バルセロナ1872 ロゼ オーガニック」1,848円、ミネラル感たっぷりのベルデホ100%で、酸味が抑えられ、辛口ながらまろやかな口当たりの「メスタ オーガニック ベルデホ」1,001円、果実感をストレートに感じるクリアな香りを放ちつつ、しっかりとしたタンニンの渋みもあり、すっきりといただける「ドメーヌ・カズ カノン・デュ・マレシャル ルージュ」1,815円(すべて税込・参考価格)。

ピンク色の美しい泡立ちが高揚感を呼ぶロゼタイプのカバは、1551年創業と歴史深い、スペイン王室御用達ワイナリー「コドーニュ」の「コドーニュ バルセロナ1872 ロゼ オーガニック」(写真左)。こちらは約20年前から持続可能な農法に取り組んでいるほか、ボトルにはリサイクル可能な素材を採用し、重量を減らすことでCO2排出量を削減しています。

持続可能なワイン造りを実践するスペインの「ボデガス・フォンタナ」は、農薬を一切使用せず、有機肥料のみで育てたブドウを使用。「メスタ オーガニック」は、マスター・オブ・ワイン(※3)に最年少でストレート合格を果たしたサム・ハロップ氏が手がけた人気シリーズ。白ワインは、ミネラルの余韻が長く続くさわやかな味わい(写真中)。

ブドウ栽培に天然由来の調合剤を用いる「ドメーヌ・カズ」。オーガニックワインでさえ浸透していなかった20年前にビオディナミ(※4)に転換した先駆者で、仏最大のオーガニック&ビオディナミ実践ワイナリー。健全で抵抗力のある樹から採れたブドウを醸造した「カノン・デュ・マレシャル ルージュ」は、自然な酸をバランスよく保ったエレガンスさで、数々の受賞歴を誇ります(写真右)。

ちなみにエシカルワインというとお高いイメージですが、どれもデイリーに楽しめるプライスなのもうれしいところ。

(※2)International Trade Centre, European Commission THE EUROPEAN UNION MARKET FOR SUSTAINABLE PRODUCTS May 2019
(※3)英国に拠点を置くマスター・オブ・ワイン協会の認定資格。ワイン業界においてもっとも難易度が高く、名声の高い資格のひとつ。
(※4)農薬や化学薬品を一切使わないのがオーガニックワイン。ビオディナミワインとは、農薬や化学薬品を一切使わず、さらに月や天体の動きに合わせてスケジュールが組まれたもの。

メルシャン

1年の締めくくり、あるいは新しい年を迎えるにあたって、普段とはちょっと違うお酒で食事を盛り上げたいな、と思ったら、ぜひ、試してみてください。

自分においしく、環境にやさしい

オーガニック食材やヴィーガンメニューが揃う、絶品レストラン

おいしくてかわいい! 巣ごもりを彩るサスティナブルなお取り寄せ[フード編]

RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2020/12/delivery_drink.html
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高いし容量も不明だし、やる気あんの?意識高い系から金絞りたいだけ?

No.1 47ヶ月前

ビールは鮮度が命。大衆ワインだって新鮮な方が美味いものが多いし、その上保管状態が分からない。しかも廃棄寸前って・・。そんな信頼できないものを飲む気にもならんな。
ちなみにエタノールを使った手指の消毒製品を作り過ぎて工業用エタノールが品薄になっているぞ。感染症対策やいざって時の備えは大事だけど、買い込むなら節度を持てよな!

No.3 47ヶ月前
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