古くなっても捨てない。「その次」があるタオル

不思議な名前のタオルを見つけました。その名も「その次があるタオル」。

「その次って何？」と思い、説明を読んでみると、再利用を前提につくられたタオルでした。普通のタオルの場合、使い古したものを再利用しようとしたら、切った後のほつれを防ぐために縫い直さなくてはいけませんが、「その次があるタオル」は、カット用のラインに沿って切るだけでOKという優れもの。最初から、小さく切ることを想定した織り方になっているので、端から繊維がぽろぽろと出てくる心配もありません。

まずはバスタオルやフェイスタオルとして使って、古くなったらハサミを入れてバスマットに。次は、さらに小さく切って雑巾に。そんな風に何度も使うことができるタオルです。物を大切にする、最後まで使い切るという昔ながらの知恵を、現代のライフスタイルにあわせて気軽に実践できるのが嬉しいですね。グッドデザイン賞も受賞したすっきりとしたデザインで、使い勝手も良さそうです。

「その次があるバスタオル・スモール」63×122cm
オフ白、ベージュチェック、ダークベージュ 各1,200円（税込）

再利用というと、古くなって捨てるか迷った時に考えるものと思いがちですが、最初から「その次」を想像して物を選んでみると、物との付き合い方が少し変わる気がします。

[無印良品]

（吉戸三貴）

 

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