今夜は「十三夜」。栗と豆をいただく、粋な宵の過ごし方

10月らしくない、暑いほどの天気が続いています。それでも、河川や公園に目を向ければススキやオギがゆさゆさと頭を揺らし、秋だあと感じます。

先月19日は「中秋の名月」でした。十五夜をめでた人も多いはず。以前こちらでご紹介したように、10月には「十三夜」というものがあります。2013年の十三夜は、10月17日木曜日。つまり、今晩にあたります。

「十三夜」は、栗や豆をお供えして過ごす

十五夜が中国の影響を受けているのに対し、十三夜は日本独自に発達したもの。十五夜は別名、「芋名月」と呼ばれ芋をお供えします。十三夜は「栗名月」や「豆名月」され、栗や豆類をお供えするのが伝統的。

このような十三夜のならわしは、秋に行われていた宮中の宴や、収穫に感謝する祭りが風習になったものだといわれています。今晩は、豆や栗をつかった料理、スイーツを楽しむのもよさそうです。

少し欠けた「十三夜」のお月様。今晩は、わびさびを感じながら月をめでるのが粋です。今夜は気温が下がるようです。防寒対策をして、温かい飲み物を手に、お月見をしようと思います。

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photo by Thinkstock／Getty Images

（メグ・フルシアンテ）

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