先日、マクロビオティックの第一人者・久司道夫先生の講演会に行ってきました。マクロビオティックと聞くと、なんとなくストイックな食生活という印象だったのですが、久司先生のお話を聞いてイメージが一変。
同じように感じている方に、マクロビオティックのイメージがちょっと変わるお話を、久司先生のお言葉から3回に分けてお伝えします。
第1回は、マクロビオティックって何?という根っこの部分について。
平和な世界を作りたい「本物ですよ〜」といいながら登場した久司先生は、1926年生まれの御年87歳! チャーミングで物腰が柔らかくジェントルマン。
マクロビオティックの創始者として知られる故・桜沢如一さんに学んだ弟子として、現在、世界各国でマクロビオティック界をリードし続けています。
そんな久司先生は、東京大学法学部卒業後、1949年に渡米しました。
「渡米したのは、戦争や病気のない新しい世界を作りたいという思いからです。」
でも、様々なジャンルの専門家に教えを請い、多くの文献を読んでも戦争や病気をなくす答えは見つからない。教育や宗教でも戦争はなくならないし、物質的に豊かな世界になっても病気は増えていくばかり......。
そして、どうしたら戦争や病気はなくなるのか、その答えは、自分自身で導き出すしかないという結論に至ったのだそう。
人がみんな違うのは食べているものが違うからまずはニューヨークのタイムズスクエアに立ち、人を眺めることから始めた久司先生に、なぜ人はみんな違うんだろう、という疑問が生まれます。
......その原因はなんなんだろう、と。
「マクロビオティックの考え方というのは、まず原因を見つけ出さなければいけないのです。人々の違いを生み出す遺伝子は、両親の精子と卵子から来ていて、それは両親の血液からできている。では、その血液は何からできるのか。毎日食べる食べ物からできているのです」
わたしたちの食べる野菜や穀物、海藻などは、水、土壌、空気といった元素の世界から生まれ、その元素はもっと細かい素粒子からできている。そして、素粒子は、波動から生まれるもので、波動は無限の中から生まれていく......。
だから、わたしたち人間は、無限からやってきて無限に還っていくのですよ、という久司先生の壮大なお話に圧倒されながらも、マクロビオティックが、ただ健康を求めるものではなく、「新しい世界を作りたい」という思いのもとにできたことに、目から鱗でした。
次回は、食べ物は体だけでなく心も作る、というお話です。
★マクロビをもっと身近に感じるトークイベント開催!★
エリカ・アンギャル × パトリシオ「からだの中から美しくなるハッピーダイエット」
日時:2013年11月16日(土)
午前の部/11:00〜13:00 午後の部/15:00〜17:00
受講料:6,300円(税込)
定員:各回/50名
お申込み:03-6427-3266(10:00〜18:00 火〜土)
主催:THE BIOKURA
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参加者全員にエリカ・アンギャル直筆サイン本をプレゼント!
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(渡部えみ)
photo by Thinkstock/Getty Images
取材協力・写真提供(久司先生分):ビオクラ食養本社