冬は家にこもりがち。食べ過ぎたりもして、代謝が落ちやすくなります。溜めこみにくいカラダになる食事法を、「毒を出す食 ためる食―食べてカラダをキレイにする40の法則」で有名な、南青山プライムクリニックの蓮村誠先生に伺いました。
――どうすれば、カラダの毒素をなくしていくことができますか?
アーユルヴェーダでは消化力のことを「アグニ」と呼びます。このアグニが正常に働いていれば、毒素がカラダに溜まることはありません。心のアーマを解消するのも実はアグニで、どちらも胃腸で機能します。胃腸というのは食べものを消化するところですよね?ですから、適切な食事をとることが、アグニを安定させて整えることへの一番の近道になるわけです。そうすれば、どんなものを食べても、どんな出来事に遭遇しても、カラダの中で毒素化せずに代謝して、自分自身の栄養にできるのです。体内のアーマをなくす食事法をご紹介しましょう。
【アーマをなくす食べ方】
1 、消化によく、できたての、適度な油を含む食事をします
2 、落ち着いた環境で、座って食べます
3 、非常に冷たいものを食べたり、飲んだりしません
4 、完全に空腹になってから食事をします
5 、昼食を一日の中心とします
6 、夕食は軽く、早めに済ませます
7 、1回の食事は20分から30分程度で食べます
8 、満腹の4分の3程度で食べ終わります
9 、乳製品、揚げ物、牛肉、豚肉、刺し身などは少量にします
10 、食事をしながら、カップ一杯の熱い白湯をすすります
※ご紹介している療法は、マハリシアーユルヴェーダの考えによるもので、個人の体質や体調によって異なります。また、病気や体調不良にお悩みの方は、かかりつけの医師など専門家にご相談の上、お試しください。
[毒を出す食 ためる食―食べてカラダをキレイにする40の法則 ]
photo by Thinkstock/Getty Images
(マイロハス編集部)