乳酸菌を取り入れて腸内の環境を整えると、健康面だけでなく、ダイエットにもつながるという話をよく耳にします。
たしかにその通りなのだろうと、ヨーグルトや乳酸菌飲料を口にはするものの、すぐに飽きてしまって続いたためしがありません。どうすれば続けることができるのだろうかと思っていたところ、毎日飲むお茶でも乳酸菌がとれるという話を聞きつけました。
乳酸菌をふくむ幻のお茶
そのお茶とは、非常に貴重で幻のお茶とも呼ばれている「碁石茶」です。約400~年継承されてきた秘伝の製法で、精魂こめて60日間の手間と時間をかけてつくられた、日本で唯一の後発酵茶です。
お茶なのに乳酸菌があるの? と不思議に思っていましたが、濃くすると酸味が強く、確かに乳酸菌っぽいなと感じます。鼻に抜ける香りはウーロン茶にも似ていますが、渋みはあまり感じません。
なぜこのような風味になるのか。それは普通のお茶とは違い、カビによる1次発酵のあと、微生物による自然発酵で2次発酵を行うから。この2段階の発酵により乳酸菌が多く生成されるのですが、そのため農薬を使うと作れません。
安心して飲める
そのように古くから伝わる秘伝の手法で作られる幻のお茶ということで、碁石茶は今注目を集めています。
そしてまた高く注目されているため、安易な類似品を出さない努力もされているのです。
碁石茶については碁石茶生産者組合・高知県・高知大学 が一体となり「機能性や効果」「生産技術の高位平準化」「栽培・製造技術の策定」などを確立しています。
「土佐の風」より引用
そして碁石茶は商標登録商品ともなり、ますます安心して飲むことができるようになりました。
碁石茶の効果
この碁石茶に含まれるラクトバチカルという乳酸菌の作用により腸が健康になると、さまざまな効果が期待できます。
私はいまのところ便通に効いているなと実感していますが、ほかにもこの碁石茶を販売している「土佐の風」では、お客さんから「血圧がさがった」「インフルエンザにかかっていない」などの反応があったそうです。
確かに周囲ではインフルエンザが流行していますが、私も家族もまだインフルエンザにかかっていません。これから先もまだインフルエンザシーズンは続くので、その効果に期待したいところです。
[碁石茶の歴史と民俗,「本場の本物」大豊の碁石茶,碁石茶]
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(知恵子)