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神秘的な蝶の飼育【カヒミ カリィの Wherever I go 】
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神秘的な蝶の飼育【カヒミ カリィの Wherever I go 】

2014-06-12 23:30

    先月、家におもしろいものが届きました。

    それは蝶の飼育キットです。娘の幼稚園ではこのキットを教材として使っているのですが、
    娘が家でも飼ってみたいと言うので、インターネットで注文してみたのでした。

    このボックスには蝶を飼育するケージとスポイト、それから幼虫を注文できるカードが入っていて、そのカードを郵送するか、もしくはナンバーをメールで伝えると、約1週間後にプラスチックのカップに入った幼虫が届く仕組みです。

    待ちにまった幼虫が届いて娘は大喜び。蝶はLady Painted Butterfly(ヒメアカタテハ)という種類で、南極大陸を除いた全ての大陸に分布していて、現在最も分布が多い蝶なのだそう。

    カップの中には1cmほどの大きさの黒い幼虫が5匹。あらかじめ底にゼリーのような餌が入っているので、餌を与えたり、カップを掃除する必要もないので初心者向けです。

    小さな幼虫達はそれこそ『はらぺこあおむし』のように、モグモグモグと餌を元気に食べ続け、あっという間に体長3~4cmほどになり、約1週間でサナギになりました。

    サナギになる時は、カップのフタの裏へよじ上っていき、そこでお尻からぶら下がるようなポーズになり、そして一晩で姿を変えるのです。

    『黒い毛虫なんて気持ち悪い!』と思うひとがいるのではないかと思ってブログに写真を載せるのは控えてみましたが、娘と私は、気持ち悪いどころか、ちっちゃな頃から毎日観察しているので、もうペットのようになっていて可愛くて仕方ないくらいです。

    サナギになった日はたまたま週末だったので、ふたりで1日中カップを見つめて過ごしました。サナギは薄いベージュ色で小さな金色の点が入っていてとても美しく、幼虫からサナギに変化する過程は息を飲むほど神秘的で驚きました

    すべての幼虫がすっかりサナギに変身した後は、こんどはケージにそれを移します。カップの裏には薄い紙が貼られているので、それをゆっくり剥がしてケージの側面に安全ピンなどで取り付けたら、あとはサナギが蝶に無事変身するのを祈るのみ。1つはカップの中で底に落ちてしまったので、優しくティッシュの上に置いて様子を見ました。

    そして約1週間後、見事に全てのサナギが蝶になりました! あの小っちゃな毛虫がこんなに美しい蝶に変身するとは......知識としては知っていましたが、こうして実際に見ることでそれがどれだけ素晴らしく、驚くべきことかが初めて分かったように思います。

    蝶になったら、ケージのなかに花を入れて、花の中にスポイトで砂糖水をかけてあげます。すると蝶は長いストローのような口で砂糖水を吸うのです。あとはオレンジやメロンなどの果物も好きなのだそう。

    そうやって、羽根がすっかり乾いて立派になるのを数日待って、そして野外に逃がしてあげます。娘は蝶とお別れするのが名残惜しそうでしたが、空に羽ばたいて消えてゆく蝶を見て、目をクリクリと輝かせていました。

    これで、蝶の飼育もおしまいです。......と思ったら、意外なことが起こりました。そのヒントは娘が描いた絵のなかに。

    それはまた次回お話したいと思います。では!

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2014/06/038799butterfly.html
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