カワイアハオ教会は、1842年に建てられたオアフ島最古のキリスト教会。ハワイ王朝の戴冠式や結婚式も行われた由緒ある教会は、国定歴史建造物に登録されています。
外壁にサンゴを使った荘厳な教会の周りをヤシの木がそよぐ景観は、まさに南国ならでは。2500本ものパイプで構成されたパイプオルガンが奏でる音色の美しさは格別です。
大切な人々に囲まれて結ばれる二人を厳かに祝福してくれます。
・カワイアハオ教会 Kawaiahaʻo Church
957 Punchbowl Street
Honolulu, HI 96813
セントアンドリュース大聖堂は、カメハメハ4世を偲んで建てられたゴシック様式の大聖堂。カメハメハ4世の妻であるエマ女王が尽力し、イギリス人建築技師に設計を依頼、フランスから資材を取り寄せ、総石造りの教会の建設が始まったのは1860年代。90年以上の歳月をかけて完成しました。
中に一歩足を踏み入れると、まるでヨーロッパに来たかのよう。入り口の壁面には天井から床まで一面にステンドグラスが張られ、幻想的な美しさに圧倒されます。
よく見ると、左上にサーフボードに乗ったキリストの姿が!
礼拝に集まった信者たち
・セントアンドリュース大聖堂 St. Andrew's Cathedral
229 Queen Emma Square, Honolulu, HI 96813
広々とした芝の庭の前にそびえる尖塔が印象的。窓から入る光に溢れ開放感がある教会内部は、アーチ状の天井、左右に連なる大きな柱、そして会衆のための長椅子にいたるまで白で統一されています。そのなかで祭壇へ向かうバージンロードの赤がひときわ鮮やか。
もともとは1830年代、ハワイに寄港する船の乗組員などの信仰の場として港のそばに建てられた船員教会が前身。1924年に現在の場所に移ってからも長く地元の人々に愛されてきました。
・セントラル・ユニオン教会 Central Union Church
1660 South Beretania Street, Honolulu, HI 96826
歴史があって、美しい教会たち。観光でも訪れたいですね。
(文・撮影/野澤朋代)