「彼らは自分たちの最近の歴史を忘れている」:なぜイスラエルは平和に向けて動かないのか、元米国大使ライアン・クロッカーは、ハマスの指導者ヤヒヤ・シンワール氏の死後、最も恐れているのはイスラエルの自信過剰だと語る。マイケル・ハーシュ著Former U.S. Ambassador Ryan Crocker says what he most fears is Israeli overconfidence following the death of Hamas leader Yahya Sinwar. By Michael Hirsh
今週のハマスの指導者シンワル氏の殺害は、イスラエル人人質の解放と停戦につながる可能性のある糸口となる可能性があるが、歴史はイスラエルとその敵がこれを受け入れないことを示唆している。それが中東への深い理解から「アメリカのアラビアのロレンス」と呼ばれるベテラン外交官ライ
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世界戦争の段階に突入しようとしている。
ハマス、フーシー、ヒズボラなどイランのテロ組織がイスラエルと戦争している状況はかなり危険な方向に向いている。
この段階を超えて、北朝鮮が1万2千人の兵士をロシアに派遣中である。軍事大国ロシアに北朝鮮という友好国が軍事支援として自国の兵士の「死」をかけて兵士を派遣するということである。地上戦に参加させるということである。
ロシアの悪質性は、自国の人民は高額の給与を払っても志願せず、強制できない。ロシアは地上戦に独裁国北朝鮮の兵士を投入し先の戦いで自国兵を使い捨てにした戦術を採用すれば多くの北朝鮮の兵士が犬死することに他ならない。
ロシアは、あらゆる方法をとってウクライナと戦い続けることになる。世界大戦の引き金になり、アジアに拡大化してくることも想定できる。虚心坦懐に外交をフル活動させ、民間のあらゆる層で戦争回避に向けた行動が求められている。
ハマスにしても、ヒズボラにしても、歴代幹部は殺害され続けてきた。それで両組織が壊滅したかと言えば、事実現実は壊滅していない。
Wikipediaでハマス幹部の殺害を見てみると、2004年以降、17人が名を連ねている。これ自体が凄絶な歴史と言うべきだろう。
最近は、オルタナティブメディアでは、イスラエルの有利、或いは勝利を主張する論評がある。「ヒズボラやイランの負け 2024年10月2日 田中 宇」
https://tanakanews.com/241002iran.htm
-------引用ここから-------
イランとイスラエルは4月から一触即発の軍事対立になってきたが、今回はイスラエルがヒズボラにナスララ殺害など深刻な大打撃を与えており、イスラエルの勝ち、イランの負けで勝敗が決した観がある。イランが、イスラエルと本格戦争したがらなくなっているのは当然と言える。
-------引用ここまで-------
一方、愛読しているMoon of Alabamaは「シンワールの死によって抵抗は終わらないだろう。」と書いている。
https://www.moonofalabama.org/2024/10/warrior-with-a-cause-dies-as-such.html#more
田中宇氏は、勿論客観的事実現実を踏まえた分析・論評を述べているのだろうし、“イスラエル寄り“のポジショントークをしているとは、まったく思わない。同氏の分析や論評を、個人的には非常に参考にしているものだが、これまで繰り返された抵抗勢力幹部の殺害は、弱体化には繋がらなかったのでは?と考えている。
まして、強大なイランが敗北することが簡単にいくのか?この点は10月入ってすぐのイスラエル空軍基地等への攻撃を見ても、全面戦争になれば、狭いイスラエルがただで済むとは考えられない。この点では、イランによる先のイスラエル攻撃に対して、イスラエル側が反撃するのかを注視している。
軍事力によりパレスチナ人の抵抗を抑えることは、事実現実として出来なかった。それが歴史の教えるところである。西側もただイスラエルを支援するだけでは、火に油を注ぐだけである。繰り返される悲惨な状況を虚しく眺めているわけだが、さすがにイスラエルを支持する気には全くならない。
ムスリムがその生活様式と価値観を変えることはこれまでも無かったし、今後も無いでしょう。このムスリムはアフリカ大陸からユーラシアの乾燥地帯を占めているのです。そのムスリムと共生、共鳴を実現させ、成功までもっていき勇躍しているのが実は日本人が歴史的に嫌う中国とロシアなんです。
この中国とロシアがイランと事実上の同盟関係にありまして、反米色濃厚なBRICSをまとめているのです。このBRICSがこのところ急激に勢いを増してきているのです。
ムスリムのアフガニスタンで1980年代から博愛活動した中村哲氏は2019年の12月に何者かに暗殺されました。犯行の動機は未だ不明ですが、中村哲氏の灌漑事業でポピー畑が小麦の大地に変わり米国に輸出される麻薬原料が生産できなくなったからだとアフガン人は噂してます、中村哲氏は、生前、米国や日本のマスコミがアフガン女性の虐待を止めさせるために米国の軍事侵攻は必然だと囃していたのを厳しく批判していました。彼は生活様式の改善は現地の人に任せろと言ってました。そして、中村哲氏は英米の侵攻はいずれ負けるだろうと予言してました。その予言通り、米国は敗北を認め、アフガンから撤退しました。
ハマス、ヒズボラ、フーシー、イランはタリバンに比較して何十倍も強い。しかも、中ロとBRICSが反イスラエルです。イスラエルは早く敗北を認め、出来るだけ早く米国へ撤退すべきじゃないでしょうか。
私みたいな年寄りは昭和天皇の優柔不断を思い出します。その優柔不断でどれだけ多くの日本人と中国人が死んだか?
思い出すたびにぞっとします。
>>1
北朝鮮のこと等についてのあなたの文章は全部嘘です。産経、読売ばかりに情報を頼っていると嘘も本当になるんでしょうかね。たまにはshintaro sawayama氏のXを覗いてください。これはフレンドリ・アドバイスです。尤も、あなたにとっては第三次大戦は株投資には格別の材料なんでしょうね。
>>1
>北朝鮮が1万2千人の兵士をロシアに派遣中である。
それ、ガセネタの可能性がありますよ。下の情報もよく読むことをお勧めします。
https://www.moonofalabama.org/2024/10/ukraine-hyped-threat-of-north-korean-soldiers-expands.html#more
それにしても、西側のウクライナ支援を不問にしながら、北朝鮮がどーの、こーの言うのをダブルスタンダードとは考えていないようだ。
こういうの、十分、批判に値する。
https://sputnikglobe.com/20241008/many-foreign-mercenaries-taking-part-in-kievs-attack-on-kursk-region---russian-diplomat-1120466858.html
https://www.rt.com/russia/602873-russian-spy-agency-nato-kursk/
「入手可能な情報によれば、クルスク地域でのウクライナ軍の作戦は、米国、英国、ポーランドの治安機関の関与のもとで準備されていた」とSVRは水曜日のイズベスチヤ紙に掲載された声明で述べた。」
他にもある。
https://sputnikglobe.com/20240821/us-private-military-company-operating-in-kursk-was-in-ukraine-conflict-zone-for-2-years-1119852428.html
https://sputnikglobe.com/20240810/russian-forces-eliminate-15-foreign-mercs-with-thermobaric-weapons-near-sudxha-in-kursk-region-1119705546.html
以下は一般論。
個人的な人生観でいうなら、ダブルスタンダードやご都合主義は、厳に慎むべき、恥ずべき悪質性の一つと考えている。西側のダブルスタンダードは目に余る。
そして、問題なのは日本の「大本営発表」を鵜呑みにすると、バランスのとれた合理的論理的思考が妨げられることだ。これがB層の温床になっている。
対立する双方の言い分を虚心坦懐に聞いたり、考えたりしない態度、これは人の道として、私は間違っているとおもうのだが、B層はそうは考えないから、「大本営発表」を鵜呑みにするのだろう。嘆かわしいことである。
最初に念の為書いておくが、わたしは10.7以降いままでのできごとについては、イスラエルを応援してないし、
イスラエルの国際法違反は強く批難する立場だ。
さて、クロッカー元大使は、イスラエルの自信過剰を危惧するという文脈での発言だから別に大使に反対するわけではない。
しかし、わたしが観察する限りでは、「敗北したかどうかは行為者たちの心の問題」というのは、
どこよりもイスラエルにこそあてはまる。
イスラエルは敗北を認めれば、国がなくなるばかりか、何百万人もが虐殺・民族浄化の危機に直面する。
このことは、いまイスラエル国内で反政府デモをしているイスラエル人ひとりひとりにも、心の底にはあることだろう。
一方、イランは、ものすごい敗北をすれば、アゼルバイジャンあたりに領土を切り取られる未来もありうるが、
単に体制がかわる程度なら、イランは変わらずイランであり続けられる。そして、よく見ていればわかるが、
イランには現体制を快くおもっていないイラン人も多い。
大方の見方・ヒトビトの見方とは異なるのだろうが、わたしは、イスラエルにはイランに対する「勝利計画」があり、
バイデン政権がそれを必死に止めていると見ている。それは「第三次世界大戦」との絡みが理由だが、イスラエルにとっては、
ウクライナがどうなろうが、極東がどうなろうが、究極的にはどうでもいいことだろう。そして、案外そういう考えは、
「トランプ大統領」とは相性がいいかもしれない。
もしイランが敗北して体制がかわれば、ヒズボラ等はどうなるだろうか。たしかに「敗北したかどうかは行為者たちの心の問題」
だけれど、武器はなくなり、闘争心は消え入る寸前になるだろう。
それだけでは終わらない。たとえばレバノンにいるパレスチナ人が、イランの後見がなくなった場合、どういう運命になるか。
イランによって国を好き勝手にされたレバノンの非ヒズボラ勢力が、イランの手先であったパレスチナ人をどう扱うか。
案外、大虐殺からパレスチナ人を守るのは、今度はイスラエルになりかねないという未来が数年後にはあるかもしれない。
そもそもアラブですらないイランがアラブに自分の「支店」を出して好き勝手にしているのを、アラブの国々はどうみているのか。
「ベーテー打倒」の練習問題くらいにしか中東問題を見ていないと、こういう想像力には縁がないだろう。
>>6
>イスラエルは敗北を認めれば、国がなくなるばかりか、何百万人もが虐殺・民族浄化の危機に直面する。
①イスラエルは単独では戦争を維持できない。アメリカ帝国らが支援しているから、虐殺し放題な異常な軍事力行使をしている。
②アブラハム合意は崩壊した。今、中東で孤立しているのはイスラエルである。
③イスラム協力機構も、アラブ連盟も、ガザ即時停戦とニ国家解決を求めている。ヒズボラもガザ停戦を条件に、停戦受け入れの姿勢だ。
④イスラエルは大イスラエル建設のために、ガザ地区、ヨルダン川西岸、レバノン北部で軍事力行使、虐殺、民族浄化を行っている。
以上の事実関係から考えるなら、イスラエル以外は戦争拡大を望んでおらず、「イスラエルは敗北を認めれば、国がなくなるばかりか、何百万人もが虐殺・民族浄化の危機に直面する。」などということは、妄想だと分かる。
逆にこれ以上、戦争を拡大するなら、イスラエルのような小国は、イランから致命的な反撃にあい、結果的に国家崩壊の危機に瀕するだろう。
>わたしは、イスラエルにはイランに対する「勝利計画」があり、バイデン政権がそれを必死に止めていると見ている。
アメリカ帝国はTHAADシステムをイスラエルに配備した。また、イスラエルのイラン攻撃計画がアメリカ帝国国防省筋から漏洩した。アメリカ帝国は、積極的か消極的かはともかく、確実にイスラエルの軍事行動、虐殺に関与している。
アメリカ帝国の政策決定中枢でも、勿論、イスラエルへの支持の強弱はあり得るし、主戦論と非戦論の綱引きはあるかもしれない。大統領選挙を控え、イスラエルの対イラン全面戦争に巻き込まれたくないだろう。だが、それでも、実質的に、イスラエルの虐殺、民族浄化を容認し、支援さえしているのが、アメリカ帝国の実像である。
“バイデン政権がそれを必死に止めている“
好意的に過ぎる評価だ。ま、アメリカ帝国と同盟して、中国に勝つ、と宣うからには、同盟国を信じて疑わないというわけなのだろう。
実にお目出度い。
>>6
<イスラエルが敗北を認めれば、国がなくなるばかりか、何百万人が虐殺、民族浄化の危機に直面する>
大袈裟ですね。言いすぎですね。効かないワクチンを売りに売った米国のファウチの言動を想起させますね。トランプのコロナを単なる風邪だと強弁したことは実に正しかった。イスラエルが崩壊しても大したことは起こりません。
元々ユダヤ人はムスリムとは平和的に共存していました。ユダヤ人を虐殺、民族浄化したのはキリスト教徒です。国レベルでは大航海時代のスペイン帝国、近年ではドイツの第三帝国。それらが犯したユダヤ人ジェノサイドは実にすさまじい。その虐殺を逃れるためにスペインのユダヤ人は表向きキリスト教に改宗して現在のペルーとメキシコに集結し、太平洋をまたぎ、フィリッピン、南部の中国と関係を築き、貿易と金融で生計を立て、海の国家まで打ち立てたことは有名です。
コミュニテイレベルでは西欧、東欧共にユダヤ人虐待は恒常的でした。あなたが強調するポグロムみたいなものは西欧でも起こっていて各地の都会でユダヤ人はゲットーを作り安全を確保したのです。
イスラエルが滅びたら世界最大のユダヤ人国家の米国が大半を受け入れるでしょう。残りはアフリカ、ユーラシアに無限に広がるムスリム圏で金融と商業を営みながら平和的に生計を立てるでしょう。