古都鎌倉で夕涼み。作家ゆかりの古民家カフェ

古民家が点在する鎌倉において、古民家を改装したカフェやレストラン訪問は大きな散策の楽しみのひとつとも言えます。

海側から山側まで、素敵なお店が軒を連ねる鎌倉にあって、他と一線と画すと言っても多言ではないのが「大佛茶廊」。

「もてなしの家」をリノベ

鶴岡八幡宮そば、若宮大路から奥に入った小道に位置する古民家で、作家大佛次郎がもてなしの家として所有していた家屋をIDEEの協力で修復し、そのままカフェにしたもの。

大正8年に建てられたというこの家屋は、藁葺き屋根の数寄屋造り。梅、桜、椿、藤、紫陽花など季節の花々が庭を彩り、観光客で賑わう表通りの喧噪とは無縁の、静かな空間が広がります。

こちらで抹茶をオーダーすると、鎌倉の老舗和菓子店「美鈴」の上生菓子がいただけるというのも人気の秘密。美しい庭を眺めながら、上品な甘さの和菓子と香り高い抹茶でほっと一息とは、なんとも鎌倉らしいティータイムです。

これからの季節は冷たい抹茶で涼を楽しむのがいいかもしれません。メニューには他にも珈琲と焼き菓子、そしてビールやシャンパンもあるので、夏の夕涼みにも最高です。

[大佛茶廊] 

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