ニューヨークで「キノコ茶」ブーム。そのワケは？
古来から薬効があるとして使用されていたキノコには、注目すべき点があるようです。
おどろくべき証拠のひとつとして、キノコが薬剤において非常に広範囲に使用されていることがあります。シドニー大学の真菌学科によると、21世紀の初頭には「人間の薬に使われるもっとも利益を上げている20の製品のうち10以上の商品にキノコ類が関わっていたのです」。これには高コレステロール、抗生物質や免疫抑制剤を含みます。
（「Well and Good」 より引用）
民間療法として使用されていただけでなく、さまざまな医薬品の原材料として広く使われていたというのはおどろきです。このように以前から薬の材料として使用されていたキノコが、最近になって人気が高まってきた背景には、お茶やペーストなど、キノコを使用した商品が増えて気軽に入手できるようになったことがあるようです。
注目のキノコ3種類そのなかでもとくに効用が注目されている3種類のキノコです。
冬虫夏草はレイシやチャーガとならんで、3つのおもなタイプのキノコ茶のひとつです。「レイシはもっとも研究されたキノコの女王です」とキノコ茶を販売する「Four Sigma Foods」の代表である Isokauppilaさんは言います。
「レイシはホルモンを安定させストレスをやわらげてストレスホルモンであるコルチゾールを破壊するといいます。チャーガはもっとも高い抗酸化作用があります。冬虫夏草は酸素摂取に非常に有効といわれ、多くのスポーツ選手が飲んでいます。」
（「Well and Good」より引用）
「Four Sigma Foods」はキノコに特化したお茶を販売するフィンランドの会社で、現在カリフォルニアとニューヨークで商品の販売をしているそうです。
お茶やペーストで摂取さらにお茶だけでなく、コールドプレスジュースやローフードを扱う「Moon Juice」では、レイシと冬虫夏草を使用したマッシュルームペーストを開発販売。そのブームはさまざまな形で広がりつつあります。気になるキノコ茶のお味ですが、「Four Sigma Foods 」のティーバックにはミントや天然の甘味料であるステビアが加えられていることもあり、とても飲みやすいそうです。
ストレスを抑える効果や抗酸化効果が期待できるというキノコ茶。いそがしい仕事の合間に取りいれたい新トレンドです。