朝日家は、楚州という小さな集落の海辺に佇む、その名の通り朝日が見える宿。海から昇る朝日を全身に浴びながら一日がスタートするという、他にはない素晴らしいロケーションで、ここでしか体験できない時間が過ごせる宿なのです。
いつも、窓の外からは海が
宿のすぐ隣には「カフェ水母」があり、どちらもすべてオーナーの手づくりというので驚きます。木を張り合わせた床や、木の枠がはめ込まれた窓ガラス、流木を使ったドアノブ、カラフルにペイントされた家具や空間......。その自由なセンスが自然で居心地のよい空間を生み出しています。
ここでは、ゲストルームにいてもカフェにいても、主役は海。いつも窓の外には海があり、天気や時間、季節によって、刻々と異なる色彩の景観を映し出してくれるのです。
宿のすぐわきには川が流れ、川沿いを上っていくと清流が湧き出でる滝があるので、夏場は絶好の涼ポイントとしておすすめ。海と山とがこんなに近くにあり、肌で自然のエネルギーや呼吸を感じながら時間を過ごすなんて、都会での生活では想像もできないことです。
宿にはTVもクーラーもなく、食器用洗剤も置いてありません。シャンプーやソープは自然に還るタイプのものが置いてあるので、そちらを使用。できるだけ自然に負担をかけず、自然のリズムの中に私たち人間の時間を置くことが、朝日家から旅人への提案です。
海と自然と島散策。秋ならではの楽しみかた
食事はカフェ水母でいただきますが、ゲストルームにはキッチンも付いているので、やんばるの島の恵みがいっぱい詰まった島野菜や食材を用意してご飯を作って過ごすのも楽しそう。
滞在中はずっと波の音に包まれ、虫の大合唱をはじめノグチゲラやリュウキュウコノハズクといった生き物たちの鳴き声に囲まれて過ごすことができます。窓の外に広がる海は夜もまた一興で、特に満月の夜は煌々と海を照らす月の光の明るさに目を奪われるばかり。
夏の強烈すぎる太陽の日差しも少しだけ和らぎ、秋の沖縄は海と自然と島散策を楽しむことができる最高のシーズン。やんばるの小さな宿でロハスな時間を過ごす沖縄旅というのも素敵です。
[朝日屋]