「働く」とは会社に就職する、ということだけではありません。子どもがいても無理せず、子育てをしっかりしながらも、仕事にも積極的に取り組める「働き方」があります。
ハウスワイフ
ハウスワイフという新しい言葉(生き方)が日本でも少しずつ広まっています。これはアメリカで生まれた言葉なのですが、簡単に説明すると
「高学歴でエリート一直線の女性が結婚を機にキャリア道から降り、家庭に入った女性のこと。特徴は、料理や子育ての時間を大切にしながらも今まで培ったキャリアを活かしてネットを駆使して情報発信して世の中とつながっていること。手作りの野菜や手作りの服、料理に時間を割くなど、主婦を一つの職業として確立させている」
というものです。
これには「旦那さんがもし稼がなくなったらそんな贅沢な暮らしはできなはずだ!」「もっと女性も自立すべきだ」などと賛否両論あります。しかし今までの「主婦は孤立しがち。主婦は職業ではない」というネガティブな暗黙の了解を覆した、このスタイルは「主婦だって社会と広くつながりながら、自分のキャリアを家庭で活かしていく」という素敵な生き方・考え方だなと思います。主婦を、一つの生きる選択肢として確立させてくれた言葉です。
起業
子供が中学生くらいになり、子育てが一段落して40代になった頃、多くの女性は自分探しを始めたり、今後どうやって生きていこうか? ということを考えるようになる傾向にあります。そんな中、自分の好きなことを活かして起業したり、教室を主宰するママが増えています。起業は簡単ではないですが、でも本能的に子育てを行う女性ならではの「小さく生んで少しずつ育てていく」という方法なら現実的ですし、楽しみながら継続できます。
ネットでお仕事フリーランス
ネット上でお仕事をするフリーランススタイルの働き方の代表格が、ランサーズやクラウドワークス。ネット上で仕事の受注、納品、お金のやりとりまで全て行えるためとても人気です。webに知識があることが前提にはなりますが、このスタイルならママになってからも子育てしながら在宅で、自由な時間に仕事をすることができます。
モジュール型ワーク(副業)
最近注目されている言葉の一つです。働く内容と収入をいくつかの「モジュール(働き口)」に分けて、その「モジュール」の組み合わせで、職業人生を組み上げていく働き方。いくつかのモジュールを組み合わせることで、自分に合った、自分が望む、自分が満足のいく、最適な働き方を模索しようと考えたわけです。
(『社畜もフリーもイヤな僕たちが目指す第三の働き方』P31~32より引用)
働き方を自分自身で複数管理しながら、十分な収入を確保するというスタイル。もちろんこれらは、好きでやりがいのあるものを組み合わせていることが大切です。
「笑顔で働きたいママのフェスタ」というイベントが12月8日、東京青山で開催されます。このような場へ出掛けると実に多くのママたちが自分らしく、楽しみながら社会とつながって仕事をしているんだ、ということを知ることができます。
ママになっても、働き方スタイルをしっかり選べば時間を自由に使えるし、仕事しながらも子育てにも専念できます。会社に勤めることだけが、働くということではありません。もっと広い視野で世の中を見ると、ママになっても、自由に自分らしく生きていける。これからの働きママのスタイルとして定着していくのだろうなと思います。
日時:12月8日(木)10時から16時
場所:青山ダイヤモンドホール(入場無料)
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