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神戸旅の最後に立ち寄るフロインドリーブ【甲斐みのりの「おやつの時間」】
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神戸旅の最後に立ち寄るフロインドリーブ【甲斐みのりの「おやつの時間」】

2016-12-17 15:00
    今日のおやつは神戸の味。「フロインドリーブ」の焼き菓子です。

    フロインドリーブの創業者、ハインリッヒフロインドリーブ氏がドイツから日本にやってきたのは、捕虜としてでした。第一次世界大戦後、敷島製パンで技師長を務めたのち、大正13年に神戸でパン屋を開業。第二次世界大戦後に、ドイツで菓子職人の修行をしていた2代目が帰国してからは、パンとお菓子が日本中に知られるようになり、吉田茂が毎朝東京へ空輸でパンを取り寄せていたという逸話もあります。

    現在の店舗「フロインドリーブ生田店」は、ウィリアム・メレル・ヴォーリズが手がけた旧神戸ユニオン教会。1階を店舗に、2階の礼拝堂をカフェに改修した、三角屋根のすてきな建物。新幹線・新神戸駅から近いので、神戸旅の最後はいつも、フロインドリーブで買い物をしてから帰路につきます。

    おやつの話に戻りましょう。右は、「中ミミ」という名のリーフパイ。大きさ違いの「大ミミ」「小ミミ」もあります。最初にこのお菓子とお店で出合ったとき、なぜにミミかとお店の方に尋ねてみると、ドイツで縁起物とされるブタの耳をイメージしているからだそう。ハート型にちなんで、結婚式の引き出物に選ぶ方もいらっしゃるとか。

    左は、ミックスクッキー。創業時から伝わるレシピを忠実に守り、丁寧に焼き上げたもの。香りのいいバターやナッツがたっぷりで、ざっくりの歯ごたえ。ひとつひとつは小粒ながら、噛み応えの分だけ、食べ応えも十分。数個でお腹も満足です。

    箱にも描かれるフロインドリーブのマークは、三角屋根の教会と、プレッツェル。

    [フロインドリーブ]

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