• このエントリーをはてなブックマークに追加
知っておきたい「やせ期」と女性ホルモンの関係
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

知っておきたい「やせ期」と女性ホルモンの関係

2021-02-06 18:00
    女性の体は、女性ホルモンの影響を大きく受けています。生理前にイライラしたり、肌荒れや体の不調を感じたりする原因となるPMS(月経症候群)はよく知られていますが、実は体重の増減にも関係しているとのこと。管理栄養士の藤井歩さんが、女性ホルモンの働きを体重管理に生かすコツを教えてくれました。

    2つの女性ホルモンの役割と作用

    女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)プロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの種類があります。これらのホルモンの分泌量が約28日間で変化することにより、体や心に大きな変化が生じるのです。

    2つのホルモンのうち、エストロゲンは排卵と妊娠への準備を促すホルモン。次のような作用があります。

    エストロゲンの分泌が増える事で肌や髪の潤いがアップし、余分な水分や老廃物が体外に排出されやすくなります。精神的に安定する効果もあります。

    (「Diet Plus」より引用)

    いっぽうプロゲステロンは、受精卵を着床しやすくなるなどの役割があるホルモン。次の作用があることは、ぜひ覚えておきたいところです。

    プロゲステロンの分泌が増える事でむくみやすくなったり、食欲が増進して体重が増加しやすくなります。精神的にもイライラしたり、不安定になりやすくなります。

    (「Diet Plus」より引用)

    体重管理は「やせ期」スタートがおすすめ

    これらのホルモンの関係により、女性にはダイエットに適した「やせ期」があると藤井さん。

    ダイエットにオススメの時期は、生理後から排卵までの1週間です。この時期はいわゆる「やせ期」と呼ばれています。この時期はエストロゲンの分泌量が多いため、むくみが解消されダイエット効率が良くなります。

    (「Diet Plus」より引用)

    生理後の1週間は、肌や髪の調子もよく女性にとってはうれしい期間。美容へのモチベーションがアップすることや、精神的に安定してイライラしにくいことも、食欲を調整する上では大きなメリット。体調もいいので、運動をがんばるタイミングとしてもぴったりです。

    生理前の体重増加は気にしすぎないで

    それでは、プロゲステロンの影響を受けやすい生理前の7日間はどうなるのでしょうか。

    生理前7日間はプロゲステロンの増減が激しく、身体が余分な水分をため込みやすくなるので体重も増加傾向です。精神的にもイライラしやすく、食べたいものを無理に我慢しようとするとストレスを感じ、逆に暴飲暴食につながる恐れもあります。

    (「Diet Plus」より引用)

    ストレスがたまりやすいこの期間は、ダイエットはさておいてリラックスするのが一番! むくみにより体重が1~2kg増加しても、生理後には自然と元に戻ることも多いと藤井さん。

    このように「やせ期」を生かすことで、体重管理はより簡単になります。身体の声を大切にして、自分にとって心地よいスタイルを維持していけるといいですね。

    チャンスの1週間はコレ!

    足パカ+腹筋で、気になるパーツを引き締める一石二鳥のトレーニング

    太る人と太らない人は何が違うの? 2万人をやせさせた神がアンサー

    藤井歩(ふじい・あゆみ)さん
    管理栄養士。大学卒業後、給食委託会社・健康関連企業での勤務を経て、現在はフリーランスの管理栄養士としてオンラインでの栄養指導業務、特定保健指導、コラム執筆など栄養関係のさまざまな業務に携わっている。

    [Diet Plus]

    image via Shutterstock

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2021/02/weight-control.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。