• このエントリーをはてなブックマークに追加
あの有名夫婦に学ぶ! 自分を飾り立てるモノを捨てて、美しくなる方法
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

あの有名夫婦に学ぶ! 自分を飾り立てるモノを捨てて、美しくなる方法

2013-08-15 23:30

    シワやシミを隠すために、厚くなっていく化粧。そんな自分に気づくたび思うのが、「年を重ねるごとにキレイになりたい」ということ。でもそんなことって可能なのでしょうか?

    実はその不可能を可能にした女性がいました。彼女は40歳のときに、パートナーからこのように詠われていたのです。

    「あなたはだんだんきれいになる」

    をんなが附属品をだんだん棄てると
    どうしてこんなにきれいになるのか。
    年で洗はれたあなたのからだは
    無辺際を飛ぶ天の金属。
    見えも外聞もてんで歯のたたない
    中身ばかりの清冽な生きものが
    生きて動いてさつさつと意慾する。
    をんながをんなを取りもどすのは
    かうした世紀の修行によるのか。
    あなたが黙つて立つてゐると
    まことに神の造りしものだ。
    時時内心おどろくほど
    あなたはだんだんきれいになる。 

    (『智恵子抄(高村光太郎著/新潮文庫)』P.74より)

    これは詩人・高村光太郎が妻の智恵子のことを詠んだ詩です。「時時内心おどろくほど あなたはだんだんきれいになる」女性なら、誰もがこう思われたいのではないでしょうか。

     

    智恵子が年を重ねるごとにキレイになった理由

    ですがその背景では、結婚後お金に困った智恵子が、独身時代の着物をだんだん着なくなり、ついに無装飾になり、家ではセーターとズボンで通すようになったのだとか......。そして光太郎氏にとっては、それがかえって美しい調和を持ってると感じていたようなのです。

    智恵子の場合は、仕方なく質素になりました。ですがお金があろうとなかろうと、無駄を省いた女性はキレイに見えるのかもしれません。

    モノだけでなく、必要以上に自分を飾り立てる見栄や虚栄といった附属品を捨て、外聞も歯がたたないくらいに凛とした姿勢を保つことが、女性を美しくさせていくのですね。「年を重ねる」という言葉より、これからは「年ごとに洗われる女性」をめざしたいものです。

    [高村光太郎「智恵子の半生」/東北物語伝承館生]

    photo by Thinkstock/Getty Images

    (知恵子)

    RSSブログ情報:http://www.mylohas.net/2013/08/031979chieko_0815.html
    コメントを書く
    コメントをするにはログインして下さい。