トマト、きゅうり、なす、大根、レタスなど、スーパーでは、1年中同じ野菜が並んでいますが、やっぱり旬の野菜は一層美味しく感じるもの。
八百屋の道30年。レストラン専門青果店「築地御厨」代表の内田悟さんは、 有名レストランのシェフからお任せで野菜の注文を受けるほど、野菜に関しては絶大なる信頼を得ている八百屋オヤジ。毎日150種類以上の野菜を扱う中で行き着いたのは、野菜を選ぶ第一の基準は、"旬"であること。 季節の旬野菜を知って料理をすれば、よりおいしくて栄養価も高いのだそうです。
そんな内田さんが、「築地御厨」のまかない料理のレシピを公開した書籍『内田悟のやさい塾 本日のまかないも最高なり! 』を発表しました。野菜の選び方、分解の仕方、保存方法、調理技、究極のレシピなど、目からウロコのテクニックが掲載されています。なかでも、カンタン手軽にできるのが下記の料理。
秋の旬野菜を使ったお手軽レシピ塩焼きそば
夏の疲れが残る時期は、あっさりタイプの塩味を。ピーマン、パプリカといった夏野菜と、にんじん、玉ねぎ、長ねぎ、秋が旬のしめじやまいたけといったキノコを使います。 焼きそばをパラリと仕上げたいなら、麺をから炒り。野菜は別に火入れをし、最後に麺と合わせるのがコツです。
鶏ひき肉のねぎじゃが
旬のじゃがいもと、長ねぎをたっぷり使ったメニュー。 内田流肉じゃがは、鍋に材料を重ねるだけ。じゃがいもにひき肉を崩さずそのままボンとのせ、一番上に長ねぎをたっぷり待つこと15分。 長ねぎがからみついたじゃがいもは、口に入れるや、ほろんほろん。
その他にも、秋には、秋野菜たっぷりの炊き込みご飯や、なすの揚げ浸し、かぼちゃのカレー風味グラタンなど実の秋を感じることができる手軽なレシピが数多く紹介されています。
秋だけではなく、春夏秋冬、その季節の旬メニューが掲載されているので この1冊でいつでもおいしい"旬"野菜とメニューに出会うことができます。 旬を知れば、野菜の登場が待ち遠しくなるので、日々の楽しみにも繋がります。
『内田悟のやさい塾 本日のまかないも最高なり!』
出版社:メディアファクトリー
著者:内田悟
価格:1,365円
[旬野菜の新・常識 - 築地御厨(ミクリヤ)内田悟のやさい塾]
(松崎桃)