少し過ぎてしまいましたが、毎年1月21日は欧米諸国でハグをする人の姿がいつもにも増して目立つ日。そう、この日は世界の「ハグ・デイ(Hug Day)」。1986年にあるアメリカ人男性が思いつき、その後、欧米諸国にひろまって、今年で27年目を迎えました。
「ハグ」が冬の憂鬱感を和らげるこの「ハグ・デイ」は、寒くて最も気分が憂鬱になりがちな真冬にハグをすることで、少しでも気分が和らげられるようにと始まったのだそうです。世界の記念日について記すフランスのサイト「Journée mondiale」によれば、
・人は1日に計7分のハグをすることで幸福感が味わえる
・親が子どもをギュッと抱きしめる回数が多い程、成長するスピードが早くなる「Journée mondiale」より引用
という統計が出ているのだそうです。
また、フランスの健康サイト「Topsanté.com」によれば、以下のことが分かっているのだそう。
「ハグをすることで、人は感情的にプラスの経験を得ることができ、ストレスホルモンが抑制されます。つまり、ハグによって免疫システムが強化され、冬の感染症を予防するとうメリットすらあるのです。」
「Topsanté.com」より引用
家族や友人と密接に過ごす時間が多かった年始めから、なんとなく周囲の気配もそわそわとし出すバレンタインまでは、あまりイベント毎がない1月後半。寒さが一段と強まるこの時期に、「ハグ・デイ」を設けることによって、人と触れ合う機会を増やすというのは良いアイデアかも知れません。
もしもこの日にヨーロッパやアメリカにいて、「FREE HUG」というプラカードをさげた人が街中でハグを求めてきたら、それは「ハグ・デイ」だからなのです。日本でも、冬のこの時期、ちょっぴり照れますが家族やパートナーとのハグを心がけてみるのも良さそうです。
[Journée mondiale,Topsanté.com]
photo by Thinkstock/Getty Images
(下野真緒)