昨年ゴールデングローブ賞を受賞し、シーズン3が始まったドラマ「Girls(ガールズ)」。舞台はニューヨーク・ブルックリン。仕事も恋もぱっとしない20代のメインキャラクター4人が、新しい世代をリアルに表しているとアメリカで大人気です。
このガールズ、20代だけでなく幅広い世代の女性達から支持されています。セレブリティのファンが多いことでも有名です。人気の秘密はなんといっても、女性が共感してしまう彼女たちの「ダメさ加減」とその「赤裸々さ」。
・太り気味でパッとしない外見がコンプレックスのハンナ。自分は新ジェネレーションの代弁者だと信じているライター志望です。体型を気にしながらも甘い物が止められず、男性との関係で自尊心が低くなりがち。
・美人だけど常識的でつまらない性格のマーニー。マンハッタンのギャラリーの職もクビになり、長く付きあっていた元カレが別れた直後に事業で大成功したのをずっと引きずって飲んでは愚痴っています。
・ボヘミアンで奔放な外見と性格なジェッサ。複雑な生いたちからくる心の問題に目を背け、次つぎと男性と関係を持ってしまいます。
・男性と一度も付きあったことがないのがコンプレックスで、恋愛の指南書を読みあさっている頭でっかちのショシャーナ。
ニューヨークの20代後半の女の子って、本当にこんな感じの子が多いのです。ドラマの舞台・ウィリアムズバーグはこの世代が元気な街。
ガールズ気分でウィリアムズバーグを楽しむなら、個性的なセレクトショップやヴィンテージショップをのぞいてみてください。マンハッタンの洗練されたセレクトとは異なる、可愛いリアルクローズがたくさん見つかると思います。
カフェやバーでの人間観察も楽しいです。ウィリアムズバーグは可愛くてお洒落な女の子が多いんですよ。隣に座った女の子達の会話に耳を傾けてみると、ボーイフレンドに仕事にファッション、まさに「ガールズ」な話に花を咲かせているかもしれません。
[Girls]
(白石里美)