「実際に体験してみないとわからない」ということはたくさんありますが、「働くこと」もその一つではないでしょうか。子どものころはわからなかった、働くことの尊さや大変さを社会に出て初めて理解し、両親に感謝するようになった方も多いと思います。
「BRING in YOUR PARENTS DAY 会社参観日~両親や兄弟姉妹に仕事を理解してもらう日~」 は、授業参観のように、親や兄弟姉妹に会社に来てもらおうというイベント。これはビジネス特化型ソーシャルネットワーク「LinkedIn(リンクトイン)」が呼びかけているもので、11月6日に世界16の国と地域(イギリス、アメリカ、アイルランド、フランス、オランダ、スウェーデン、イタリア、スペイン、ブラジル、オーストラリア、インド、カナダ、シンガポール、中国、香港、日本)で同時開催するそうです。
社会人とその親のホントの気持ちこの会社参観日の実施に先がけ、LinkedInが社会人とその親を対象に、仕事と2者の関係についてアンケートを実施。以下のような結果が出たそう。
【仕事に関する助言について】
・58%の社会人は、親から仕事に関するアドバイスをもらえていないと思っている。
・35%の親は、自己の経験やスキルを子どもに伝承できていないと思っている。
・親たちは、次のことを子どもに教えてあげられると思っている。
1.問題解決力(44%)
2.忍耐力(42%)
3.誠実さ(39%)
4.タイムマネジメント(37%)
5.組織をまとめる能力(37%)
・22%の親は、子どもの仕事についてアドバイスできるほど知らないと感じている。また、アドバイスをしても聞いてもらえないだろうと考えている。
【助言に対する感謝の気持ちについて】
・12%の社会人は親の助言に対して一度も感謝の気持ちを伝えたことがない。
・58%の社会人がもっと頻繁に親へ感謝を伝えるべきだと感じている。
上記の結果に基づいて決定された今年の会社参観のテーマは、「親からアドバイスをもらい、感謝すること」。 確かに私自身も、これまで両親とはあまり仕事の話をしてこなかったように思います。ですが、ある意味この世でいちばん自分のことをわかってくれているのは親です。この機会に会社や仕事のことを理解してもらえれば、いろいろな助言がもらえるかもしれません。
親はこれまでに培ってきた経験やスキルを子どもに授け、子どもは親に感謝を伝える。これが日常の光景になれば、すばらしいですよね。
LinkedInでは、会社参観日に参加する企業を募集しているそう。締め切りは10月24日。詳細は下記でご確認を。
「BRING in YOUR PARENTS DAY 会社参観日」参加企業募集
[LinkedIn]
father and boy via Shutterstock