こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。
女性が年齢を重ねていくと、新しく恋をはじめようとするときに、感性ではなく頭でお互いの条件を考えることが増えてしまうため、なんだか煮詰まってしまうこともあります。
けれど、愛はロジックで生まれるのではなく、心を揺さぶられたときに自然に心の奥底からわき上がってくるものです。
では、どんなふうに感性を開いて、男性と接していけば、相手の心を揺さぶり、素敵な恋をはじめていくことができるのでしょうか?
●相手にとって安心できる存在になるまず、人が心を開いてくれるいちばんのポイントは「許容されること」です。人は誰しも本能的に、警戒心をもっています。すぐに仲良くなれるわけではなく「相手が安全かどうか?」が明確になってこそ、心を開いて接することができるようになるんですね。
ですので、まずは「恋したい!」という気持ちよりも、相手にとってのリラックスや「受け容れられている感」をもたらすように接してみましょう。
たとえば、相手の話に誠実に耳を傾け、否定せず、共感を心がける。
いつも笑顔で優しく接し、相手に対して感謝や素晴らしいところを褒めるなど、ポジティブな会話を心がける。
このように、あなた自身が相手にとっての安全な存在となって、その在り方で接していくことで、自然に親密感が高まっていきます。
●女性らしい表現や言葉で感受性を示してつぎに大切なことが、女性的な感受性です。
男性は女性と比較して、目的思考の強い人が多いもの。そのため、自分でなにかを感じるよりも、自分の目的に沿ってのみ行動し、それ以外のことに気が回らない人も少なくありません。
そんなときに「夕焼けがとても綺麗」とあなたの感性を表現するだけでも、あなたが美しい、女性らしい感受性をもっていることを伝えることができ、そのうえ、男性側に「空が綺麗なんだ」という美しい気づきを与えることができます。
このように「自分が持っていない感性」を示されたときに、その女性のことを女性として意識するようになるのです。
とくに「わあ、嬉しい!」というような喜びをあふれさせるようなフィーリングや「気持ちいい」「綺麗」「恵まれている」などの、世界の美しさや人の温かさを受け取るような言葉が響きます。
スキルやテクニックを行使して相手を落とそうとするよりも、自然にこうした感性を表現した方が、美しい在り方を相手に響かせることができるのです。
●触れる、嗅ぐ、聴くなどの五感を刺激する最後に、あなたの美を体を使って全身で表現してみましょう。例えば、すれ違ったときにふわっと薫るような香水や、丁寧にグラスを持って水を飲むところ、優しい声のトーンで話すなどです。
人は五感で、相手の印象を受けとります。
香水がきつかったりすれば、それだけで自己主張の強さやアンマナーな人だという印象になってしまいますし、乱暴にモノを扱っていれば「この女性はモノを粗雑に扱う人だ。人間関係もおなじで、いずれ自分も粗雑に扱われるかもしれない」という不安を引きおこします。
また、どんなに可愛い女性らしい表現をしていても、いつも早口で大声で話していれば「子どもすぎて大人の恋愛はできない」と思われてしまうでしょう。
男性は、あなたの印象を全部で判断しますから、丁寧に自分という女性を表現してみてください。
いかがでしたか? ちょっとしたことで、女性らしさを表現していくことは可能です。あなたの在り方が変わることで、すぐに素晴らしい出逢いが訪れることでしょう。
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