日本ではあまり知られていませんが、ベトナムはブラジルに次ぐコーヒー生産世界第2位の国。濃い独特の風味が特徴のベトナムコーヒーは練乳をたっぷり入れて甘くして飲むのが定番で、スイーツとの相性もバッチリ。ベトナム旅行に行って、ベトナムコーヒーにはまったという人も少なくないはず。
手持ちのコーヒーメーカーでも作れるベトナムコーヒーといえば、あの底に細かな穴が空いたアルミ製のフィルターを思い出しますが、これはフランスの伝統的な組み合せフィルターを用いたもの。フランスの植民地であったベトナムならではの淹れ方で、湯を注いだフィルターに蓋をしてゆっくりと蒸しながら抽出していくスタイルです。
アルミのフィルターをお土産でもらって持っているという人もいるかもしれませんが、このフィルターがなくても、手持ちのコーヒーメーカーを利用して手軽にベトナムコーヒーを楽しむことができます。
粉が細かいベトナムコーヒーは、ドリップ式のものだと穴に粉が詰まってしまいがちですが、押すだけでコーヒーを抽出できるプレス式のものなら大丈夫! ベトナムコーヒーは普通のコーヒーと比べるとだいぶ濃いので、ストレートで飲むならお湯を多めに淹れるのがコツです。スプーン4杯に対して6杯分くらいのお湯が目安。
もちろん濃く淹れて本格的なベトナムコーヒーを楽しむのもあり。これからの季節はしっかり淹れたベトナムコーヒーにたっぷりの練乳を入れてアイスコーヒーにして飲むのが美味しそうですね。
コーヒーは病気のリスクを減らす?コーヒーを毎日よく飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて心臓や脳血管の病気で死亡する危険性が低かったとの研究結果が最近発表されて話題になっていましたが、毎日飲むならその日の体調や気分に合わせてフレーバーも選びたいもの。お家のコーヒーストックのひとつにベトナムコーヒーを加えれば、気軽に違ったフレーバーが楽しめて、気分転換としても有効ですね。
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