流星を見るための最高条件がそろう
流星群は、次の条件がそろっていないと十分に楽しむことができません。
1. 活動のピークとなる時刻が夜間である
2. その時刻に、流星が飛び出してくる方向(放射点)が空高く昇っている
3. 月明かりの影響を受けない
それでは今年のふたご座流星群はどうかというと......
1. 活動のピークは12月15日(火)午前3時頃
2. 1の頃、放射点のあるふたご座は南の空高く昇っている
3. 月相は三日月を過ぎたばかり。宵の早いうちに沈んでしまうので月明かりの影響はナシ
つまり、流星を見るための最高条件がそろい、まさにベストコンディション!
1時間に100個の流星が見える可能性も
でも、午前3時ジャストに夜空を見上げるのはちょっと無理、というアナタ。どうかご安心ください。流星群はピーク時の前後も活動しています。空を見上げるタイミングは、14日(月)の宵から15日(火)の夜明け前の間で。曇り空でなければ流星に出あえるはずです。
今年のような好条件だと、星がきれいに見える場所では1時間に100個近く見える可能性もあるのだそう。街灯りのある市街地や郊外でも、1時間に10~20個程度は見られるといわれています。これは期待が高まりますね!
楽な姿勢でくつろぎながら
ひとつでも多くの流星をキャッチするポイントは、空全体を見渡すように、広範囲を眺めること。また、夜空を見上げてすぐに流星が現れるとも限らないので、楽な姿勢でのんびりとしながら、できるだけ長い時間、空を眺めるようにしましょう。
とはいえ、季節は冬。流星探しの最中は空を見上げてじっとしているだけですから、防寒対策は必須です。レッグウォーマーや手袋、ニット帽といった小物があると便利で安心。ホットワインやココアなど、あたたかい飲み物をお供にすると、ほっこりできるのでオススメですよ。
ふたご座流星群は、今年の天体ショーの締めくくり。流れ星に1年分の感謝を伝え、来年もまた、マイロハス読者のみなさんと一緒に、宇宙の奇跡や一期一会が楽しめるようにお願いしたいと思います。
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