クール・ジャズからフレンチ・ジャズ、そして「これもジャズと呼ぶの? 」というものまで、ずらりといろいろな局がせいぞろい。
一気に気分はパリのカフェ
いまいちばん出番が多い局は、World Jazzカテゴリーの「Paris Café」。フランス語の、キュートでスウィンギ―な曲がつぎつぎとかかります。この局は、私の晩ごはんづくりタイムのおとも。ていねいに、おいしいディネをつくりたくなります。思わず鍋にワインを余分に注いだりして。
お掃除のときには、シナトラ
あまり気乗りのしないお掃除。そんなときは、Vocal Jazzカテゴリーの「Sinatra Style」。天気が悪いときでも、よき時代のアメリカン・ソングを聞けば気分も晴れ。お掃除も片づけものも、はかどるというものです。
脱力したいときは
Bossa & Bebopカテゴリーの、「Bossa Nova」には、まったりボサノヴァからジャズィーなボサノヴァまでそろっています。思わずユラユラからだがゆれる音に、フルスロットルで動いていた頭もたちまちスピードダウン。気持ちもゆったり、とき放たれるここちよさです。
透明なお酒をのむ夜は
そこはクール・ジャズの出番。Various Mixカテゴリーの、「TheJazzGroove.com:Laid back Jazz」で決まり。氷がグラスの中でちいさな音をたてる、ジントニックやドライマティーニのオンザロックのおともに。
そしてやはり、ジャンゴ・ラインハルト
スウィング・ジャズの神様、ジャンゴ・ラインハルト
Appのアイコンの人物は、ジャンゴ・ラインハルト。1910年にベルギーで生まれた伝説のギタリストです。ロマ(ジプシー)音楽とスウィング・ジャズを融合させ、ジプシー・スウィングというジャンルをつくりだしました。短い人生ながらも、のちのジャズに多大なる影響を与えた彼。その音楽は、World Jazzカテゴリーの、「Gypsy Jazz」でたっぷりと聞けます。ゴンチチも影響を受けたというジャンゴ。私がジャズ好きになったきっかけの人。ジャズの中のジャズ、一番のお気にいりです。
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