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作る人と食べる人が交流できる! 話題の市民参加型農業「CSA」って?
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作る人と食べる人が交流できる! 話題の市民参加型農業「CSA」って?

2012-10-23 19:00
    コミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャー(CSA)という言葉を知っていますか?

    これは、「地産地消」の考えを発展させたもの、といっていいかもしれません。地元産の食品を選ぶだけでなく、地元の農家を支えるシステムを確立していくことで、国内の農家を支援し、国の食糧自給率もアップさせるというものです。

    CSAが注目されたきっかけとして、原発事故などの影響で、農家が独自に「うちの野菜は安全です」という情報発信や、農作物を売るための努力が必要になってきたことが挙げられます。

    そこで、生産者が毎年の作付け前に、消費者である一般の家庭を出資会員として募集し、年間の農業経営に必要な資金を確保します。数か月後、収穫された野菜を、会員に分配・宅配する方式で、生産者が毎年安定した収入を得ながら、安全な農業に専念することができるシステム。それがコミュニティ・サポーテッド・アグリカルチャーです。

    じつは、CSAに参画している農家の多くがオーガニック系。だから、農薬や化学肥料の心配をする必要がなく、安心で新鮮な野菜を手に入れられます。

    また、CSAに参画している農家の会員になると、安全で美味しい、新鮮な野菜を送ってもらえるだけでなく、野菜が無料でもらえたり、果実酒づくり、味噌づくり、食育教室などのイベントに参加できるほか、農繁期に、CSA協力農家から要望があった時には、収穫体験もできます。作る人と食べる人が対等に交流できるのが魅力です。

    CSAに参画している農家は、地元や都心部で、野菜市も開催しています。9月には自由が丘で「津軽の野菜マルシェ」も開催し、好評でした。この時は、弘前市の「わもなも☆畑」などが採れたて野菜を販売。

    「わもなも☆畑」は、地元では、積極的にマルシェが開催されていますが、東京での展開はこれが初めてだったようです。次の開催日はまだ未定らしいですが、今後も開催予定だとか。

    これから食料危機も叫ばれている現状、お気に入りの農家とともに、少しでも自給自足を支援することで、心も国も豊かになれるのではないでしょうか。

    text by 高田薫
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    コピーライターを経て、住まい、美容、医療などを中心に、雑誌やWebサイトで執筆・編集をするフリー編集ライター。植物の力を活かして元気になれるフィトセラピーや、化粧水、香水づくりや、タロットなどの占いや月の動きなどスピリチュアルなど幅広く興味を持つ。心身ともに健やかになる、魅力的な情報を探して発信!

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