「1986年から2001年まで25年にわたって実施された研究には、12万4000人もの人が参加しました。その結果、(おもに果物からの)フラボノイドの摂取が増えると体重の減少につながり、それ以外の食事内容、喫煙状況、身体的な活動レベルなど、生活スタイルのその他の変化の影響を差し引いたあとでも結果は同じでした」
(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』111ページより引用)
低炭水化物ダイエットの理論を信じて、果物を避けている人がいますが、果物を悪者にするのは大きな間違いだとガイズ氏はいいます。
上記の研究では、フラボノイドの一種であるアントシアニンが、大幅な体重減少の予測因子になることがわかったとのこと。この研究でのアントシアニンのおもな摂取源は、ブルーベリーとイチゴでした。
果物は何といってもおいしいので、多くの甘くて太りやすい食品に代わる信頼できる食べ物になります。酵素、フラボノイド、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、食べると満足感とエネルギーを与えてくれます。
果物の糖分を気にする人もいますが、加工食品に比べれば多くはありません。また、果物は甘いけれど、それでも血糖値を下げるという研究結果もあります。
ガイズ氏が、果物を「減量のためのチャンピオン」と呼ぶゆえんです。
『小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)
10万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。
スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール
2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。
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