「血行不良」になる要因
・冷房や秋冬の寒さからくる冷え
・ストレスによる自律神経の乱れ
・長時間おなじ姿勢やくり返す姿勢、姿勢の悪さからくる凝り固まり
・運動不足による筋力の低下
とくに寒い時期は腰痛が治りにくくなるので、日々の生活の中での冷やさないこころがけが大切です。早い段階に対応することで腰痛が悪化するのを予防できます。そこで私が「これなら簡単にできそう」と思うこころがけをいくつか紹介したいとおもいます。
寝る前にあたためて冷えをリセット
その日の冷えはできるだけその日のうちにリセットすることで、腰痛だけでなく翌日の疲れも残りにくくなります。一番手っ取り早く腰の冷えを解消できるのは入浴ですが、全身浴がむずかしい場合は足浴もおすすめ。20分以上の足浴で全身の血流をよくしますし、かかとを温めると腰痛がやわらぐと言われています。それもむずかしいという場合は、腰やかかとを熱々の蒸しタオルで何度かあたためるのも有効です。
腹巻は腰痛の味方
おなかの冷え対策の腹巻は腰の冷えにも有効です。合わせ技で仙骨のあたりにカイロを貼ると子宮をあたためることもできるのでぜひ取り入れてほしいです。今は男性用の腹巻もたくさんあるので腰痛に悩む男性へのプレゼントにもいいですね。
呼吸法やヨガで自律神経をととのえる
呼吸法は乱れてしまった自律神経のバランスをととのえるのにたいへん効果的です。常に緊張状態にある場合、夜寝る前にラベンダーやマジョラムなどリラックスできるアロマの香りの中でできるとより心がゆるみます。また、こり固まった筋肉はやみくもにもみほぐすと筋線維を傷つけてしまう恐れがあるので、セルフケアとしてはゆるめるほうが効果的です。ヨガは呼吸と適度なストレッチを一度にでき、心身を効率よくゆるめることができるのでとてもおすすめです。
参考までに自宅でリラックスタイムにできる腰痛の方むけのヨガ動画をご紹介します。
「血行不良をそのままにしない」。これが腰痛知らずでいるためのキーポイントです。
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