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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム「MMA Unleashed」――今回のテーマはデイナ・ホワイト発言集「もしUFCを辞めたら、1つやってみたいことがあるんだ」
先週から今週に掛けて、UFCプレシデントのデイナ・ホワイトが、『Wall Street Journal Unnamed Podvideocast』『Real Quick with Mike Swick』『The Jim Rome Podcast』といった、比較的肩の凝らないメディアに相次ぎ出演し、インタビューに応じた。そこで今回は、ホワイトの発言内容を、関連情報とセットでお届けしよう。
●米国でのテレビスポーツの動向について
米国ではケーブルテレビ加入者、スポーツ中継視聴者が急速に減少しており、他方でストリーミング視聴者数は拡大中とはいえ 、テレビ視聴者の減少分を補うにはまだほど遠いのが現状だ。こうした市場環境下で、UFCとFOX Sportsとの放映権契約が2018年末に満了する。
Q: 米国のスポーツ中継の風景が大きく変わりつつあります。UFCはどのように生き残っていくつもりですか。
ホワイト: 格闘技は、世界中どこでも誰にでも伝わるコンテンツだ。肌の色も言語も関係ない。見ればすぐに分かる。そして技術の進歩のおかげで、私がかつて夢見ていたことが実現できるようになってきた。私はずっと前からこう言ってきた。UFCを世界に広め、各国にファンとスター選手を作り出し、どこに住んでいても誰もが同時に、1つのプラットフォームでライブ観戦できるようになるとよい。そんな日がまさにやって来るうとしているんだ。
Q: FOXとのテレビ放映契約が満了を迎えますが、次もこれまで通りケーブルテレビで放送していきますか。それともデジタル・プラットフォームへの移行もあり得ますか。
ホワイト: 環境は大きく変わっている。私が子どもの頃には、3チャンネルと、5チャンネルと、8チャンネルと、13チャンネルしかなかった。昔はそんなものだっただろう? 私は今、自宅にケーブルテレビとDirecTVを引いていて、チャンネルは2,000もあるが、見たい番組など何もない。でも我々は、みんなが見たがるコンテンツを持っている。
Q: 今のティーンエージャーはもはや、テレビのチャンネルを変えたりしません。
ホワイト: その通り。私の子どももテレビは全然見ていない。 その代わり、スマホを手放さない。テレビを見るときには、Netflixしか見ない。2017年アメリカの若い人は、野球やフットボールを3時間もかけて見たりしないんだ。その点、UFCは違っている。UFCのコンテンツは短くて、エキサイティングだ。
Q: 野球がフットボールも放映権収入が命綱ですが、視聴率はじり貧です。
ホワイト: ESPNを見てみろ。5年前には、あんなにパワフルなチャンネルはなかった。しかし加入者が減っている。彼らは今、どうしたらいいのか、必死で模索している。インターネットやOTT(オーバーザトップ)がスポーツ中継の未来であることは間違いない。状況が落ち着いてきて、誰が勝ち残り、誰が消えていくのか、実に興味深い。
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