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語り処_2025.02.28
2025-02-28 20:55330pt1. ひとことオピニオン
今こそ国連中心主義を主張しよう 国連総会の特別会合で、戦闘の停止とロシア軍の撤退などを求める決議が採決にかけられ、米国はロシアと共に反対に回りました。 今回の米国の行為はロシアの侵略を正当化しただけでなく、第二次世界大戦後、今度こそ国際平和を実現しようと設立された国際連合を中心とする歴史の教訓を足蹴にするような行為といえます。私はこうした混沌とした時代だからこそ、国連中心主義というものをいま一度、日本は主張していく必要があると思います。同時に今の国連は、国連加盟国全員による議決と国連軍による集団安全保障の実行力という両輪を備えれることによりその任を果たすことができるのではないでしょうか。そして、日本はいたずらに防衛費を積み上げていくのではなく、国際連合に人員と資金と兵員を積極的に提供し、世界平和の確立・維持にもっと大胆に貢献していくべきだト思います。
2.季節の話題
米作りで地方を活性化 岩手県はご多分に漏れず人口は減る一方です。それに伴い、農家も超高齢化が進んでいて、耕作放棄地もどんどん増えています。今では草がぼうぼうというのを通り越して、木が生えている耕作放棄地もあるくらいの荒廃ぶりです。しかし、昨今のグルテンフリーの流れもあり、また玄米が完全栄養食と言われるようになり、米が見直されてきました。これを 奇貨 として、 日本は米づくりにもっと真剣に、積極的になっていくべきだと思います。
3.Q&A
選挙制度改革を考える
政治改革の名の下で 衆院選挙制度改革が言われています。しかし、選挙制度という手段を変えることで、現在直面している政治の問題を根本的に解決することになるのでしょうか。私たち政治家は、選挙制度の改正を論じる前に、国会や行政府、政治のあり方をきちんと議論して再構築し、閉塞的な政治状況を打開する方策を練ることが喫緊の課題ではないでしょうか。そのためにも、まず日本の政治体制がどうあるべきかという本筋の議論があってしかるべきだと私は思います。世界の荒波の中で日本が漂流しそうな今こそ、選挙制度を云々するよりも、政党政治、議会制民主主義を基盤として、いかに安定した強靱な政権をつくって時代の転換点を乗り越えていくかを、国民総掛かりで考える時ではないでしょうか。
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語り処_2024.11.24
2024-11-26 21:05330pt1. ひとことオピニオン
われわれは国民の負託に応えたか 今回の総選挙で目標とする自公過半数割れを達成したのに政権交代を実現できませんでした。このことは、戦略的に投票してくれた国民の期待を裏切ることになりました。われわれは、来年に向けて選挙結果が意味することを、いま一度、冷静に考えてみる必要があるのではないでしょうか。
2.季節の話題
盛岡に名所がもう一つ増えた 盛岡市出身の大リーガー菊池雄星投手がプロデュースした屋内複合野球施設「King of the Hill(キング・オブ・ザ・ヒル=KOH)」のオープニングセレモニーに出席してきました。花巻の子どもたちが幼いときから本物に触れて練習できるようにと、菊池雄星投手が私財を投じてつくった超ハイテク仕様の施設です。地元にまた一つ名所ができたのは本当に嬉しいことです。
3.Q&A
米国大統領選を考える 米国大統領史上2人目の返り咲きを果たしたドナルド・トランプ氏が、本当に公言通りのことを実行したら、日本は大きなダメージを受けることになると思います。同時に、世界も大きな混乱に陥るでしょう。今回の結果を一言でいえば、「米国民のうめき」がトランプ大統領を誕生させたということだと思います。現在、トランプ氏は次々と閣僚人事を発表していますが、世論調査によると、大方の要職人事について支持が反対を上回っているといいますから、米国内でのトランプ大統領への期待というのは、日本で想像している以上に大きいのではないでしょうか。来年からの4年間で、トランプ米国はどこまで本気でやっていくのか、世界中が固唾を飲んで見守っているのではないでしょうか。世界でいちばん腕っ節の強い国が好き勝手なことをやり出したら、本当に危険だと思います。
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語り処_2020.01.27
2020-01-27 13:40330pt語り処_2020.01.27目次
1.ひとことオピニオン(第二ラウンドで野党は必ず結集を!)2.季節の話題(東京で岩手の若い人たちに出会う)3.ご質問を受けて(東アジア情勢を考える)
1. ひとことオピニオン第二ラウンドで野党は必ず結集を!
私は昨年来、今年の通常国会までに野党が総結集して安倍政権と対峙する、という構想を進めてきました。しかし、あと少しのところで、立憲民主党と国民民主党の折り合いがつかず、当分はご破算という状況になってしまいました。
総結集ができないと、衆議院総選挙で各党が候補者を立てるということにもなりかねず、お互いつぶし合いになってしまう可能性があります。そうなると、野党全体が崩壊してしまいます。それは誰にでもわかることなのに、それでも両党は最終合意に至りませんでした。大胆な決断ができない、できるだけ大きな決断は先延ばしにしたいという、日本人の気の小さい、悪いところが
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