記事 2件
  • 語り処_2025.01.25

    2025-01-25 21:10  
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      1. ひとことオピニオン

    少数与党の国会こそ政治を正す好機 ! 1月24日から通常国会が始まりました。同時に2025年度予算案も提出され、来週から審議に入る予定です。その予算案をめぐって与野党の攻防が繰り広げられることになりますが、今年の通常国会は波乱含み・政局含みの国会となりそうです。 もっと大切なことは、予算案の一部分をつまみ食いするような議論で本予算の賛否を決めても意味がない、ということです。野党は本当に、与党が作成した予算案の基本となる考え方でよいのか。野党ならばもっと根本的な部分を軸にして国会の場で論戦を展開すべきです。そして、全体を俯瞰した大きな制度改革を提案し、議論し、その結論を出すという国会運営を目指すべきだ、と私は思います。 何事も、目先のことに囚われて安易な解決策を探ると、逆にどんどんおかしなことになっていくものです。政治が暴風雨にさらされている今だからこそ、私は志ある国会議員が結集して長期的な政権をつくり、きちんとした方向に日本を改革していくべきだと思います。そういう意味でこの通常得国会は、国民のための政党政治と議会制民主主義とはどういうことなのか、議員一人ひとりが真剣に考えるよい機会になるのではないでしょうか。

    2.季節の話題
    冬の岩手もまた楽し!   岩手の冬は寒くて厳しいですが、それを逆手にとって、いわて観光キャンペーン推進協議会では1月から3月まで、「いわて冬旅キャンペーン2025」を展開しています
    3.Q&A
    世界情勢と日本 結してから35年が過ぎました。その間を「ポスト冷戦」と言っていますが、私の感覚では、数年前から「ポスト冷戦」時代も終焉を告げ、世界は混沌とした新たな局面に入っているのではないかと思います。  

    現在の世界は、局地戦が世界戦争似つながっていくリスクもあり、非常に危うい状況にあると思います。   とりわけ韓国の混乱と中国の衰退が朝鮮半島を動乱に導く可能性もあり、それが逆に中国北部の 内モンゴル、チベット、新疆ウイグルなどへ次々に伝搬していく危険性もあります。 ポスト冷戦時代が終わり世界動乱の兆しが見えてきたいま、日本は新たに第四の改革に着手すべき時期に来ていると思います。  
     



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  • 語り処_2022.09.30

    2022-09-30 15:30  
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      1. ひとことオピニオン
    政党政治を機能させ日本の危機を乗り越えよう
    いま一番大きな問題は、民主主義への懐疑、政党政治への不信が国民の間で強まってきていることです。 これは日本だけの現象ではなく、つい最近のイタリア 上下院の総選挙にも象徴されるように既存主流政党に対する不満が世界的に見られます。 現在の日本は、かつて「経済一流」と言われた時代と違って産業力、技術力が落ちており、 欧州よりさらに極端に右傾化した 国家主義的な風潮が強くなるような気がしています。同時に、 中国問題が日本には大きくのしかかってきます。尖閣諸島が実効支配されたら日本はどうするのか。 本国内の政治は不安定で、経済も下り坂、そして極東の中国、台湾、朝鮮半島の緊張は高まってきています。そうした中で、日本はオロオロするばかりで何も対処できません。時代は相当危ういところに来ています。そういう難局を乗り越えるためにも、まずは日本の政党政治を鍛え直さなければいけません。だからこそ、私は政権交代が絶対に必要だと主張しています。3年後には、何としても実現させる所存です。

    2.季節の話題
    僕の郷土に対する夢 達増知事が面白いところに目をつけて、今年8月末に岩手県八幡平市安比高原に全寮制の「ハロウインターナショナルスクール安比ジャパン 」 が開校しました。 広い土地が岩手山の山麓にはあるので、実は僕もこの 安比高原のそばに、 全寮制の中高大学をつくるのが昔からの夢なのです。 それとあとは、 宇宙誕生の謎に迫る巨大な実験施設「 国際リニアコライダー(ILC)」の岩手県誘致です。 安比は教育都市、北上は科学都市にしていきたい、というのが僕の郷土に対する夢です。
    3.Q&A
    国連中心主義を進めるには
    今回のロシア−ウクライナ戦争で、もう国連など役に立たないのではないか、という声が日本でも多数を占めているように思います。国連を頭から否定するのは簡単ですが、では「その代わりにどうするのだ」という問いに、まともに答えられる人はまずいないと思います。 私は長年、国連中心主義を唱えてきましたが、それを 単なる夢物語にしないためには、日本がまず国連憲章の定める「国連常設軍」をつくるべきだと思います。 この 構想は、1993年に出版した私の『日本改造計画』でも述べています。 国連常設軍をつくっても、国連が今すぐ「では預かります」という状況にないのは確かです。しかし、まず日本が世界に先駆けて準備し、「どうぞ預かって下さい」と言えるくらいになれば、他国もやっぱり国連でやるしかないか、という話になっていくのです。まず先鞭をつける人間がいないと、物事は何も始まりません。 当事者間の争いは歯止めが効かなくなり、どんどんエスカレートしていくものです。その時、第三者的役割の国連が、客観的に仲裁役を果たし、かつ武力という実力をもってその紛争や戦争を鎮めるわけです。世界の警察官役をアメリカではなく国連が担い、その警察に日本が部隊を提供する。 ロシアや中国だけでなく、アメリカも国連主導の 平和維持にはあまり 積極的でないという事情もあります。 だからこそ、アメリカを積極的にさせるために、日本が率先して国連常設軍構想を主張していく必要があるのです。 日本こそがいま、第二次世界大戦後の世界秩序の範を垂れるべきです。私は日本の生きる道はそれしかないと思っています。







     

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