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Omasuki Fightの北米MMA抄訳コラム――今回のテーマは……
メイウェザー対マクレガー情報総まとめ③ 〜 ワールドツアー後半戦、飛び交う差別発言、舌戦軍配は僅差でマクレガーに
メイウェザー対マクレガー情報総まとめ①…勝敗の意味が薄れていく時代のキャラクター対決
メイウェザー対マクレガー情報総まとめ② 〜みなさんご唱和ください 「ファック・メイウェザー!」
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ストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」により日本でもライブ放映されることが発表された「フロイド・メイウェザー対コナー・マクレガー」戦の情報総まとめ、今回は世界4都市で大々的に行われたプロモーショナルツアー後半の模様をご紹介しよう。
ワールドツアー3日目、7月13日(木)、米国ニューヨーク州ブルックリン、バークレイズ・センター
4回行われたプロモーショナルツアーのうち、出来(でき)が最低だったとして評判が悪かったのが3日目のニューヨークでのイベントだった。
前日のトロントでメイウェザーが1時間遅刻したことを受け、両選手が不毛な遅刻合戦を展開し、観客が2時間も待たされたのがケチの付き初め。すっかり待ち疲れてリアクションも重たくなっていた観客の前に、ヒップホップ調の音楽に乗り、レザーパンツ、素肌に白のミンクコートという姿で入場したマクレガー。本人がホッキョクグマだと言い張るコートの背中には、赤いモヒカン狩りのヘビの絵が描かれている。
他方、ここまで連日ブーイングを浴び続けてきたメイウェザーは、ここニューヨークでも不人気(ヒール人気)は変わらず。アイルランドの国旗をまとって登場したメイウェザーは、ステージ上でこれを無造作に投げ捨ててみせた。
前座のパフォーマンスはラップ歌手のDoug E. Freshが勤めている。
●マクレガーのスピーチ
(マクレガー、ラッパースタイルで「オレはノトリアスBIGだ」などと歌ったりしているのだが、今ひとつ板に付いておらず、場内の反応は冷淡。しかも場内の音響が悪かったとのことで、理解できた人はごくわずかだったという。このラップスピーチは残念ながら筆者の英語力では聞き取れず。ラップ調を諦めて普通の口調に戻った後には、次のようなひんしゅく発言をして、今回初めての大ブーイングを食らうと、不機嫌そうに早々とスピーチを切り上げた)
「人種問題について言っておこう。多くのメディアがオレのことを、反黒人的だと言っている。全くばかげた話だ。知ってるか?オレは黒人のハーフなんだぞ。オレのヘソから下はブラックなんだ。さあ、黒人女性ファンにこれを贈ろう(と言って、下品に腰を振るダンスを披露)」
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