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2025年8月の記事 16件

強くなりたいなら追い込むな!スポーツ科学が教える“80%ゆるトレ”の真実

     Dラボのユーザーさんを見ていて感じるのは、とにかく「自分を追い込みたい!」というタイプが多いところであります。HIITを週5で回していたり、毎回の筋トレを限界までやったりみたいな感じで、あたかも修行僧のような勢いでやってる方が多いよなー、と思うわけです。   もちろん、そのストイックさは素晴らしいことだし、努力や自己管理の意義を疑うものではないのですが、なにごとも過ぎたるは及ばざるがごとし。実際のところ、最近のスポーツ科学の知見を見ていても、「追い込む=強くなる」って図式は成立しないことがわかっているので、ご注意ください。というか、むしろ「ゆるめ」な運動の比率を増やしたほうが、パフォーマンスは伸びるという研究が相次いでるぐらいなんですよ。   ということで、新たに出たデータ(R)もそのひとつでして、「プロアスリートの世界でも『ゆるめ』を導入したほうが成功しやすい!」って面白い傾向をあきらかにしてくれてます。普段から追い込みまくっている人ほど、「肩の力を抜く」重要性を実感できる内容だと思いますんで、ぜひ日ごろの体づくりの参考にしてください。       強い選手ほど簡単なトレーニングの時間が長い 調査を行ったのはオランダ・フローニンゲン大学のスポーツ科学チーム。対象となったのは、2013〜2019年の女子ワールドツアーに所属するプロチームの14名の選手で、この研究の面白いところはデータの精密さであります。   研究チームは、すべての選手の心拍数、パワー値、走行距離、走行時間、自覚的な疲労感などをシーズンを通して記録し、その上で合計43シーズン分のデータを「成功シーズン」と「低迷シーズン」にわけて徹底比較したんですよ。   成功シーズン:レースごとに平均5ポイント以上(=世界トップ15%レベルの成績) 低迷シーズン:それ以下   つまり、「同じ選手がうまくいった年」と「イマイチだった年」を比較できるわけで、このあたりは非常にすばらしいですね。   そこで、調査の結果がどうだったのかと申しますと、一番大きな違いは総トレーニング時間だったそうな。簡単にまとめると、   成功シーズン → 563時間 低迷シーズン → 443時間   みたいになりまして、なんとトレーニングの時間に約120時間も差が出ていたというんですな。結構なトレーニング量の差ですなぁ。   というと、「やっぱり成功者は練習量が違う!」と思うかもしれませんが、そう簡単には行かなかったりします。それと申しますのも、「みんなが“どの強度で”走っていたか?」を見てみると、また話がまったく変わってくるんですね。研究チームがパワーゾーン(FTP比)で分析した結果をチェックすると、   成績が良かった時ほど、ゾーン1〜2(55〜75%以下の有酸素域)の練習が多かった! 一方で、ハードなゾーンのトレーニング量は、どちらのグループもほぼ同じだった!   って感じだったんですね。つまり、強くなった選手ほど、簡単なトレーニングの時間を増やしていたってことです。これは面白い結果ですなぁ。   さらに、心拍数データをチェックしてみても、同じ傾向が見られております。   成功シーズン → 平均126bpm(最大心拍の64%) 低迷シーズン → 平均132bpm(最大心拍の67%)   要するに、同じぐらいの距離を走ったとしても、成功した時期のほうが、全体のトレーニングの強度は低めに抑えられていたんですな。「強い選手は、みんなきつい練習を積んでいる!」という一般的なイメージとは正反対の結果で、実際には「強い選手ほどゆるい練習の積み重ねが多い!」ってのが真実ではないのか、と。    

【2025年最新版】いま最強のマグネシウムサプリはこれだ!3選

    ってことで、久しぶりに「マグネシウム」の推奨品をアップデートしときましょう。前回は2年前ですが、あれから各社とも改善を重ねてまして、おすすめしたいメンツにまた変化が出ております。   軽くおさらいしておくと、マグネシウムってのは、地味だけど体の機能にめちゃくちゃ大きな影響を持っているミネラルのひとつ。人体に存在する酵素の300以上はマグネシウムを必要としていて、ATP(細胞のエネルギー通貨)もほぼマグネシウムなしでは働かないと言って良いレベルだったりするんですよ。事実、細胞内に存在するATPの95%以上がマグネシウムと結合しているともいわれてまして、ATPはもはや「マグネシウムとセットでひとつのツール」と考えるべきレベルなんですな。   つまり、マグネシウム不足=エネルギーが回らない体になってしまうわけでして、マグネシウムが足りないと「なんとなく調子が出ない」「よく眠れない」「ストレスが抜けない」みたいな問題が起きるわけです。ここからさらにマグネシウムが足りなくなると、筋肉の痙攣、不安、骨密度低下、高血圧など、いろんな現代病リスクが上がっちゃうんですな。細胞レベルで機能が下がってるんだから当然ですが。   というわけで、不足を防ぐためにも、ぜひマグネシウムサプリを摂取していただきたいわけですが、一般的なサプリには以下のような問題があったりします。   成分量が表示と一致しない(過少または過剰)ことが多い:ラベルに記載されたマグネシウム量と、実際の含有量が大きく異なる製品がいくつも存在する。モンタナ州立大学のマーク・アンダーソン先生の調査によると、一部の製品では、ラベルの表示よりも30%以上も少ないマグネシウムしか含まれておらず、かなりヤバい感じ。逆に、マグネシウムが過剰に含まれているせいで、1日の許容上限(UL:成人で350mg)を超える例もあり、副作用リスクが高まる。   吸収率の低い形態(酸化マグネシウム)を主成分としている:酸化マグネシウムは含有量が多く見えるが、吸収率が非常に低く(4〜15%程度)、実効性に乏しい。加えて、腸に刺激を与えやすく、下痢などの副作用が頻発しやすいのも難点。ちなみに、最も吸収性が高くて腸への刺激が少ないのは グリシン酸(ビスグリシネート型)で、迷ったらこれを買うべき(クエン酸型でも良い)。また、近年はトレオネートというタイプもあり、一般に「脳への吸収に期待される」と言われるが、いまのところ実証データは控えめ なのでおすすめせず。   安全性に関する表示ミス・製造不備:GMP(適正製造規範)に準拠していない、または第三者検査が行われていない製品があり、ラベル通りの品質が保証されない。特に、重金属汚染や添加物の過剰使用があるケースは、健康被害に直結する恐れもある。   ここらへんは定番の問題でして、第三者機関の調査でも必ず出てくる問題であります。ざっくり言うと「自然派」や「格安」系のブランドにこの傾向見られることが多いもんで、注意しておきたいところです。   ちなみに、ここで推奨しているグリシン酸のマグネシウムは、体内への吸収性が高いだけでなく、以下のようなメリットも望めたりします。   心地よい抗ストレス効果:グリシンは抑制性神経伝達物質GABAの前駆体であり、不安を和らげ、睡眠を整える働きがあります。マグネシウムそのものにも同様の作用があるので、両者の掛け合わせでリラックス促進効果が期待できると考えられるんですな。   副作用が非常に少ない:塩化や酸化マグネシウムと比べて、腸への刺激がほぼないため、「下痢で使えない」という使用者の悩みが避けられるのも良いところ。   その他、まだデータは少ないけど幅広い効果のエビデンスあり:上記の他にも、睡眠の改善、不安やPMSの緩和、血圧低下、血糖管理など多面的なメリットが報告されてたりします。ここらへんも、それなりに研究例は多いので信頼度は高めであります(このへん、詳しいデータをチェックしたい人は、ブログのほうを検索してください)。   ってことで、やはりグリシン酸マグネシウムは、買っておいて損のないサプリのひとつだと申せましょう。   マグネシウムのサプリを飲む際は、以下のガイドラインを参照してください。   用量目安:1日300mgぐらい 飲むタイミング:食後に分けて摂ると吸収が安定する。胃の負担軽減にもなる。 注意点:他のミネラル(特にカルシウム・亜鉛)と同時に大量摂取すると、吸収競合が起こる可能性あり。カルシウムとマグネシウムは2~3時間ずらして別々に摂取すると吸収効率がアップする。ちなみに、よく言われる「カルシウム:マグネシウム=2:1」は科学的根拠が乏しいという意見もあるので、1:1前後でもOKだと思われる。   では、以上をふまえた上で、現時点でのおすすめ商品を見ていきましょう。ここでチェックしたポイントは、   吸収性(形態や溶出性) 品質・純度(不純物チェックなど) 成分表示の正確性 コスパ(価格と含有量のバランス) 副作用のリスク   といったところでして、モンタナ州立大学のマーク・アンダーソン先生の調査をもとに(先生の個人調査なのでデータ元へのリンクはなし)、上記の点を満たすものを選んでおります。前回の推奨品もいまだにお勧めできるんですが、現時点では以下を買うほうが総合的によろしいのではないかと。    

あなたの「におい」は何タイプ?──最新科学で見る9つの体臭とその攻略法 #3「疲労臭、脇臭、ダイエット臭」

     『あなたの「におい」は何タイプ?』の続きです!(#1,#2)   このシリーズでは、東海大の研究をもとに、私たちを悩ませる「体臭」を9つのパターンに分類。自分がどれに当てはまるのかを見極めたうえで、それぞれの体臭への対策を立てております。   そこで今回は、疲労臭(全身)、ミドル脂臭、加齢臭の3つに関する科学的な対策をチェックしていきましょう。       対策4. 疲労臭(全身) 割と見過ごされがちな体臭のひとつが“疲労臭”であります。簡単におさらいすると、この主成分はアンモニアで、血液中で増えたアンモニアが汗腺や皮膚表面から揮発して嫌な臭いになるんですな。   こいつが増える要因は主に4つで、   暑熱や運動による代謝負荷 睡眠不足やストレスによる肝代謝能力低下 高たんぱく食(特に過剰な動物性たんぱく) 腸内悪玉菌によるアンモニア産生増加   ってのがあります。おもに夏場や疲労がたまった時に強まりまして、足・背中・全身から放散されるのが困ったところです。これは私にもありまして、本を書いている時は疲労臭がすごいので、パレ奥さんから嫌な顔をされたりしております。   ということで、疲労臭に対策するためには、以下のポイントをぜひ押さえておいてくださいませ。    

あなたの「におい」は何タイプ?──最新科学で見る9つの体臭とその攻略法 #1「現代人を悩ませる9つの体臭」

今年の夏も暑いですが、となると気になるのが“体臭”の問題であります。たとえば、汗だくで満員電車に揺られているときなど、隣の人から鼻をつくような刺激が漂ってきて、「自分は大丈夫だろうか…?」などと心の中がザワつく瞬間は、誰にでもあるんじゃないかと。   となると、いよいよ体臭対策が気になってくるわけですけども、この問題について近ごろ東海大の先生方が日本人を対象に良い研究(R,R)をいろいろしてくれてて大変参考になります。体臭の研究ってのは世界的に行われているんですが、「何を臭いと判断するか?」ってのは各国の文化も強く関係しているので、欧米のデータだけを見てもわからないところが多いんですよね。   ってことで今回は、日本における体臭の問題を解きほぐしていきましょう。東海大の指摘によると、まず「現代社会は特に“臭いに敏感”になっている!」ってあたりが強調されております。近年の日本は、かつてよりも他人の体臭に敏感になっているってデータがいくつかあるんだそうな(R)。   その背景はいくつかありまして、だいたい以下のようになります。   空気がキレイになった → 匂いの“コントラスト効果”:高度成長期の日本は大気汚染がバリバリだったのが、その後の建材の規制、換気設備の改善(コロナで一気に加速)により、空気が一気にキレイに変化。その結果、人の体臭が前より目立つようになった。 マスク時代の反動と、嗅覚の再校正:新型コロナの期間は長期間のマスクが普通だったため、匂いを嗅ぐチャンスがあまりなかった。嗅覚は慣れやすい感覚なので、入力が少ない期間があると、閾値(臭気を感じ始める強さ)の設定が変わり、再び匂いが入ってきたときに敏感に反応しやすくなる。そのため、マスクを外した瞬間に相対的な刺激が強く感じられてしまう。 気候変動&都市の高温多湿:高温・高湿は常在菌の繁殖と揮発性物質(臭いの正体)の放散を促進しやすい。その点で、最近の日本はヒートアイランド+満員電車+空調待ちの行列などの要因が重なって、「ぬるい密室」のようになっており、体臭が立ち上がりやすくなった。 日本の生活様式(近距離・再密集):日本はもともと小さな空間を共有する文化がある(電車、エレベーター、会議室)。一般に、距離が50cm縮むだけで体臭の知覚確率は体感で一段上がるとされており、これもまた臭いへの反応を敏感にしている。 日本の「迷惑をかけない」規範と“評価懸念”:日本は同調圧力+配慮規範が強い社会だと言われている。その点で、「におい」は他者の快不快に直結するので、「自分が迷惑になってるかも……」という評価懸念(人にどう見られるかの不安)をブーストさせやすい。 ストレス社会は“内側から出る匂い”が増えやすい:睡眠不足・心理的負担・暑熱などのストレスが増えると、アンモニア(疲労臭)が上がりやすくなる。そのため、外から拭いても取りきれないタイプの匂いが目立ちやすくなり、「ケアしてるのに消えない…」という問題が起きやすくなる。 素材と衣類の問題(見落としがち):化繊(ポリエステル等)は皮脂・ニオイ成分が付きやすく残りやすい。そのため、速乾Tシャツを何度も着回す→洗っても臭いが微妙に残る→時間差で再び香り立つ、のループに陥りがち。一方でウール(特にメリノ)は比較的においを溜めにくい傾向がある。 情報環境が“気づき”を増幅:近年は、SNSやメディアで「体臭」「スメハラ」「デオドラント新製品」などの情報が常に目に入るようになっている。人間は見聞きしたテーマに注意が向く傾向があり(利用可能性ヒューリスティック)、結果として、同じ匂いでも前より気づきやすくなるという心理効果が働く。   ってことで、こういった現代に特有の要因がいくつも重なり合って、現代の日本に特有の「体臭が気になる!」って問題を強調してるんですな。おそらく、この傾向は今後も続くので、どんどん「体臭が気になる時代」になっていくんでしょうなーって感じです。    

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鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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