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  • 2026/02/05

    「自分らしく生きる」とは実際にどういうことなのか問題#1自己一致に必要な3つの条件」

  • 2026/02/07

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    23のベンチプレス研究をまとめてわかった「最速で胸板を作る方法」完全版

2026年1月の記事 15件

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#10「ネイル・メイクは体に悪いのか?科学的に見る「美」と「安全性」の境界線」

  「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7,#8,#9)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「ヘアケア」の話を掘り下げましたんで、今回は女性からよく尋ねられる「ネイルやメイクが体に悪いって言われるんですけど……問題」を見ていきましょう。   というのも、ここ数年ネイルやメイクに対して、一部から批判がでてまして、   ジェルネイルは、UVライトで皮膚がんの確率が上がる! マニキュアの成分には、体に悪いものが入っている! 「10フリー」って書いてあるものじゃないと安心できない!   みたいな意見をチラホラ見かけるんですよ。このあたりは、美容好きなら一度は耳にした批判じゃないかと。   とりわけここ数年、ネイルやメイクの“安全性”に関する話題が増えた印象でして、「自然派ネイルじゃないとヤバい!」とか「発がん物質がどうたらこうたら!」とか、やたらと不安を煽る話が多く出回っているんですな。というわけで今回は、ネイルやメイクは本当に体に悪いのか?というテーマをチェックしていきましょうー。       「ネイル=危険」説はどこから出てきた? まずネイルが問題視されるようになったのは、こいつに使われる成分の中に「有害」とされる化学物質がいくつか含まれている事実が指摘されはじめたからです。ネイルポリッシュやジェル製品に含まれる一部の成分は、過去に「人体に有害かもしれない」とされたケースが多いんですよ。   代表的なのは以下の3つであります。   ホルムアルデヒド(Formaldehyde) 用途:ネイルハードナー(強化剤)などに使用 問題視:発がん性があるとされる(IARCグループ1) 実態:ネイル製品における濃度はごく微量(〜0.2%以下)   フタル酸ジブチル(DBP) 用途:可塑剤(ポリッシュの柔軟性保持) 問題視:内分泌かく乱物質(ホルモンに似た作用の可能性) 実態:EUでは使用禁止、米国では使用制限あり   トルエン(Toluene) 用途:ポリッシュの溶剤 問題視:吸入時に中枢神経系への影響の懸念 実態:揮発性が高く、換気された空間であればほぼ問題なし   ということで、これを読むとなかなか恐ろしい印象があるわけですけども、ここで問題になるのが「動物実験の結果が一人歩きしているぞ!」ってところです。多くの「危険成分」は、動物実験(ラット・マウス)で「高用量を継続摂取した場合」の結果に基づいて議論されてまして、たとえば、   DBPをネズミに1日あたり数百mg〜g単位で与え続けたら生殖機能に影響が出たよ!という研究(R)は確かに存在するが、これをもとに「ネイルに使うDBPも有害!」と主張する。   みたいな感じっすね。しかし、人間がネイルポリッシュから経皮吸収する量はごく微量であり、しかも一時的な使用がメインなんで、同じような影響が出るとは思えないってのが実際のところです。   さらには、一部のアレルギーや皮膚炎のケースが「全体のリスク」と混同される例もよく見かけたりします。ごくまれに起きる問題が、「絶対的な危険」に拡張されちゃうパターンですな。これについては、たとえば、   メタクリレート系モノマー(ジェルネイル)による接触皮膚炎 ホルムアルデヒド系成分によるアレルギー反応 染料・溶剤による局所的かゆみや発赤   みたいなものがあります。これらの症例は確かに実在するんだけど、その発生率は非常に低いもんでとても「全員が危険」と言えるレベルじゃなかったりするんですね(R)。   もちろん、トルエンもホルムアルデヒドも、ある濃度以上で吸い続けたり、飲んだりすれば確かに有害ではあるものの、ネイルに使う程度では、ほぼ無視できるレベル。実際、現在の市販ネイル製品は厳しい規制のもとに製造されており、EUやアメリカでは「安全域を超える濃度」は基本的に使えないようになってたりします(R)。     が、近ごろはメーカー側も「ネイル=危険説」を利用する方向にかじを切ってまして、毎度おなじみ 「◯◯フリー表示」をやたらとマーケティングに使うようにもなってたりします。ざっくりと例を挙げると、   3-free(トルエン、ホルムアルデヒド、DBP不使用) 5-free(+ホルムアルデヒド樹脂、カンファー) 10-free(さらにパラベン、キシレン、動物実験成分など) 21-free(もはや何が含まれていたのか分からない)   みたいな表記がメジャーどころでして、とにかく「有害成分が入っていないから安心!」という意味で使われてるんですな。   しかし、実際には上述のとおり、すべては「動物実験+大量使用」って条件を強引にヒトにも当てはめた暴論なので、「◯◯フリー」って表示の大半は、科学的根拠よりもイメージ戦略に依存しているのだと申せましょう。「怖い言葉を消した」こと自体が、逆に不安を増幅させているって側面もありますしね。   さらにいえば、たとえば「ホルムアルデヒドフリー」と書かれていても、そもそも現在の製品には最初からそんなもん入ってないのが普通ですし、「カンファーフリー」「グルテンフリー」「パラベンフリー」みたいに、まったく関係ない成分まで排除して安心感を演出するケースもあったりします。   結局のところ、“◯◯が入ってない”ってのは別に“安全だ”って意味ではなく、その多くは、実際には含まれていない成分を“わざわざ”排除したと主張することで、他製品を危険に見せてるだけだと申せましょう。いやになっちゃいますなぁ。   また、もうひとつネイル製品が危険だと言われるようになった原因に 「におい」があります。ネイル製品ってのは、揮発性の溶剤(アセトン、エタノール、酢酸エチルなど)を多く含むもんで、特有のツンとした匂いがあるんですよね。   すると、これが以下のような連想を生んだわけです。   匂いが強い → 化学物質が多そう シンナー臭い → 工業用っぽくて怖い 換気しないと頭痛がする → 体に悪いに違いない   たしかに、これらの物質を密閉空間で長時間吸い込むのはおすすめできないんだけど、香り=毒性の証明ではない点には注意が必要ですな。    

「時間がないから筋トレできない!」って人に向けた時間効率筋トレの話#1「1/3戦略」

筋トレに関して最もよく言われるお悩みと言えば、   「最近、仕事が立て込んでて全然ジムに行けてないんですよ……」 「忙しいと、やっても意味なさそうだし……」   みたいなやつです。「時間がないから筋トレできない!」と落ち込んでいる人は、世の中にめちゃくちゃ多いみたいなんですな。確かに、忙しい日々の中で1時間も2時間もジムにこもるなんてのは普通に無理ゲーでありましょう。   が、ここでちょっと問い直してみたいのが、「そもそも筋トレにまとまった時間って必要なのか?」って問題であります。   というのも、ここまで行われたトレーニング研究を見てみると、「筋トレは短時間でも効果があるの?」って疑問については実はすでに結論が出てまして、最近の研究レビュー(R,R)を見てみると、   筋肥大の決定因子は「週あたりの総セット数」である!   って事実が何度も確認されてるんですよ。つまり、本当に重要なのは「1回のトレーニング時間」ではなく、「1週間のあいだにどれだけ筋肉を刺激を入れることができたか」なんだってことですね。   が、『週あたりの総セット数が最も大事だ!』と言われても、すぐに納得できない人も多いかもしれません。筋トレの世界には、昔から根強く残っている“精神論”がありまして、   「とにかく追い込めば筋肉はつく」 「パンプしてればOK」 「限界超えないと意味がない」   みたいな考え方をするトレーナーさんも、今も一部にはいたりしますからね。ただし、これはだいぶ怪しい考え方でして、上記の研究を見てわかるのは、   極端な話「1回15分だけの筋トレ」だろうが、週3回に分けて合計30セットやれば、十分な筋肥大効果を得られる。 トレーニングボリュームが従来の1/3になっても筋肉は維持できる。   みたいな話でして、運動の時間が取れない人には、なんともうれしい結果になってるんじゃないでしょうか。もちろん、これは「サボってもOK」という話ではなくて、「短時間でも筋トレの設計次第でなんの問題もなくなるよ!」ってことですね。   つまり、簡単に言えば、「時間がないから筋トレできない」って人は、単に「時間がない時のやり方を知らない」だけなのだと申せましょう。ここを勘違いして、「どうせ中途半端になるから今日はトレーニングを止めておこう」とか「まとまった時間じゃないと意味ないし」みたいに思い込んじゃうのは、めっちゃもったいないわけですな。   にも関わらず、多くの人は「今日は30分しか時間がないし、ちゃんとできないからやめておこう」みたいに考えてしまうのは、心理学で言うところの「全か無か思考(All-or-Nothing Thinking)」が原因だと考えられてます。これは完璧主義の一形態で、私たちに「時間も、集中力も、やる気も100%そろってないと、ちゃんとやったことにならない――」などと考えさせる働きを持っております。   そのせいで、トレーニング科学の研究では「ちょっとの筋トレでも効果はある!」って結果が出てるのに、ついつい「今日は完璧にできないから、やらない!」みたいな気持ちが発生。この状態が続くと、「昨日もサボったし、もう今週はいいや」→「やらない日が続いてしまった……もう意味ないかも」って感じで、いよいよ筋トレが続かなくなったするんですよね。   もちろん、これは「週のセット数だけ稼げばいい!」という話ではなくて、実際には、   各セットをしっかり限界近くまでやってるか? 正しいフォームでできているか? 筋肉への張力・負荷が抜けない工夫をしているか?   みたいなポイントも大事ではあるんですけども、いかに重いバーベルを振り回したところで、刺激が少なければ意味が薄いのもまた事実。逆に言えば、   軽めの重量でも 回数が多くても フォームが地味でも   「限界近くまでのセットを、週トータルで一定数やる」ってところを守っていれば、筋肉はちゃんと育つわけです。    

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#9「髪のケアはどうすべきか問題」

  「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7,#8)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「アンチエイジング成分の“当たり”と“ハズレ”」を掘り下げましたんで、今回は「髪のケアはどうすべきか問題」を見ていきましょう。       トリートメントは何をしているのか?問題 さて、シャンプーとトリートメントの話をするにあたり、まず押さえておかねばならないのは「髪は死んでいる」ってポイントです。「死んでいる」ってのは「細胞レベルでの“生命活動がない”」という意味でして、というのも髪の毛の主成分ってのはケラチンという繊維状のタンパク質なんですよね。これがどういう性質を持っているかと言いますと、   爪、角、羽、うろこなどと同じ「構造タンパク質」 非常に丈夫で、水にもある程度耐性あり 一度形成されると、代謝しない=再生しない   みたいになります。なので、このケラチンでできた髪の本体(毛幹)には、血管がないし、神経もないし、細胞活動がないわけです。つまり、髪の毛ってのは、ケガをしても出血せず、切っても痛くない状態だってことですな。   というと、「えっ?髪って伸びるじゃん?死んでたら伸びないでしょ?」みたいに思うかもですが、正確には、   髪の毛そのもの(毛幹)は死んでいる 髪を生やしている部分(毛包の毛母細胞)は生きている   みたいな仕組みになっております。毛母細胞は髪の“生産場”みたいなもんでして、髪の根本にある「毛包(hair follicle)」が髪を生み出す工場だとしたら、その中にある「毛母細胞(matrix cells)」が分裂・増殖して角化し、最終的に細胞は死んでケラチンの“死体”だけが外に押し出されるイメージっすね。つまり、髪は「生きた細胞の死骸が外に出てきたもの」でして、それゆえに“死んでいる”と表現されるわけです。   重要なポイントとしては、私たちの皮膚ってのは生きている細胞で構成されているので、   傷ついても再生する(ターンオーバー) 栄養や薬が“効果を及ぼす”可能性がある   って特徴があるんですが、その一方で「髪の毛」ってのは、   細胞が死んでいるため、再生しない 傷ついたらそのまま。元には戻らない   って性質を持つので、熱で変性したケラチンや、カラーやブリーチで痛んだ部分や、摩擦で剥がれたキューティクルは元通りにはならないんですよね。         髪のダメージは“不可逆”ってどういうこと? ということで、私たちの髪ってのは、一度ダメージを受けたたら元には戻らないわけですが、それでは続いて「髪のダメージはどこに起きるのか?」ってのもチェックしておきましょう。髪ってのは、主に3層構造でできてまして、   キューティクル:表面のうろこ状バリア。ツヤと手触りを左右する コルテックス:髪の“芯”の部分。強度・弾力・色(メラニン)を決める メデュラ:中心部。役割は不明瞭で、細くて柔らかい髪には存在しないことも多い   みたいになります。この3層構造ってのは、それぞれ異なったダメージを受けるようになってまして、   キューティクルの損傷(表面の破壊):摩擦・ドライヤー・紫外線・シャンプー・ブラッシングなどにより、キューティクルが剥がれる → 髪がザラザラ・ツヤがなくなるといった問題が起きる。これは完全に不可逆なダメージで、トリートメントで擬似的に埋めることはできても、本来の構造には戻らない。 コルテックスの損傷(内部構造の破壊):ブリーチ・パーマ・熱・カラー剤などにより、タンパク質が変性し、S-S結合(シスチン架橋)が切断 → ハリ・コシ・強度が低下といった問題が起きる。こちらもダメージは不可逆で、結合が元通りになることはない。プレックス系処方(ジマレイン酸ビスアミノプロピルジグリコールなど)は一部の結合を補助してくれるんだけど、再構築ではなくあくまでも補助的な感じ。 メデュラの消失(中心の空洞化):加齢・過剰な化学処理・脱色などにより、髪の中空化 → 髪の強度低下・パサつき・光の乱反射でツヤがなくなるといった問題が起きる。こちらも構造的に修復は不可能。   といった問題がよく起きるんですな。つまり、「トリートメントしたらサラサラになった!」「ダメージ毛が生き返った気がする!」みたいな話は、「錯覚」に近いものでして、あくまで一時的な処置によるものであり、構造的な修復ではないのだとお考えください。   「一時的な処置」の主な例としては、以下のようなものがあります。   成分役割実際に起きていること シリコン(ジメチコンなど) 表面をなめらかにコート 手触りとツヤが改善されたように感じる カチオン界面活性剤 静電気の抑制・くし通り向上 摩擦減少で「傷んでない感」が出る ポリクオタニウム系 疑似皮膜形成 光の反射で“ツヤ”を演出 加水分解ケラチン 空洞部分に入り込む 一時的に質感を改善、洗えば流れる   ご覧のとおり、これらはすべて「見た目・触感の改善」であり、内部からの再生ではないとこに注意しましょう。実際のところ、多くの毛髪研究者は以下のように明言しておられます。   髪は自己修復できない。タンパク質構造が損傷すれば、それは元に戻らない。   ついでに、毛髪科学の教科書『Robbins Basic Hair Cosmetic Science』でもこう述べられてたりします。   キューティクルやコルテックスが受けたダメージは蓄積して元に戻らない。改善できるのは、あくまで見た目を整える化粧的な処置だけである。   ってことで、最大のポイントとしては、髪の毛は古くなるほどボロくなり、傷が癒えずに積もっていくだけってことですな。なので、化粧で肌をきれいに見せるのと同じで、トリートメントはメイクアップの一種とお考えください。    

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#8「アンチエイジング成分の“当たり”と“ハズレ”」

  「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6,#7)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「現代人の美容にありがちな3つの問題」を掘り下げましたんで、今回は「アンチエイジング成分の“当たり”と“ハズレ”」を見ていきましょう。     美容の世界では、毎年のように新しい名前の成分が登場しまして、そのたびに「今度こそ効果バツグンなのでは……」とかつい思わされてしまうわけです。   が、そんなにきくものがポンポン出てくるなら苦労はないわけで、実際のところ“効く成分”ってのはほんの一握りしかなかったりします。そこで今回は、世に出回る数百の美容成分をふるいにかけたうえで、   アンチエイジングに効く“本物の成分” 実は“気休め”な成分の見分け方 「これだけはやっとけ」3選   をチェックしていきましょう。美容アイテム選びで困ったら、とりあえずここからどうぞ。    

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#7「現代人の美容にありがちな3つの問題」

  「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「美容の世界の“研究”が信用ならない問題」を掘り下げましたんで、今回は「現代人の美容にありがちな3つの問題」を見ていきましょう。       現代人の美容にありがちな3つの問題 世の中には無数の美容アイテムが存在するわけです。化粧水、美容液、乳液、アイクリーム、パック、スリーピングマスク……などなど、気がつけば、洗面所の棚がスキンケア製品であふれていた、なんて人もおりましょう。   まあ、新しい美容アイテムが生まれれば使ってみたくなるのはわかるんですが、ここで大きな問題になるのが、   「肌にいいことをしよう」と思ってスキンケアの手数を増やす人ほど、肌トラブルが増えてしまう!   ってポイントであります。ついつい私たちはお肌に対していろんなことをやりたくなっちゃうんだけど、実際には、現代人はやりすぎによって自分の肌を痛めつけているケースが多いんですな。   では、具体的に、現代人はいかにして自分の肌を痛めつけているのか? ざっくりまとめると、今の人が抱える肌トラブルの多くは、   間違った洗い方 刺激の多すぎる製品 過剰な手数   で引き起こされているケースが多いんですよ。よかれと思ってやったことが、実際には単に肌を痛めつけているだけってケースですな。   では、これらの3つがなぜ問題なのか、詳しいところをチェックしてみましょう。    

人生の成功に欠かせない最重要能力「実行機能」を整えよう!#7「メタ学習ループ」

     『「実行機能」を整えよう!』の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5,#6)   このシリーズでは、私たちの人生においてめっちゃ重要な「実行機能」をうまく働かせる方法をチェックしております。こいつは脳の“司令塔”のような存在で、実行機能が弱っていると、人生のあらゆる面がうまくいかなくなっちゃうんで、おおまかな仕組みを知っておくのはめっちゃ大事なんですよ。   で、前回でワーキングメモリの機能をサポートする方法を終えまして、今回はシリーズの最終回。ここまで述べてきたことを日々の実践に落とし込むために最も重要な「方略」の話をしましょう。       “方略”ってなんぞや? あらためて簡単にまとめると、このシリーズでは、以下のことを学んでまいりました。   私たちが抱える困難の多くは、性格ではなく実行機能の問題である。 実行機能の土台になるのは、注意・メタ認知・ワーキングメモリの3つである。 実行機能は心の余裕に大きく左右されるため、環境調整が最も重要になる。 実行機能の改善は「整える」が中心で、「鍛える」ではない。   これらの要素を満たすために、ここまであらゆる「実行機能のサポート法」をチェックしてきたわけですな。要するに、   毎日やることに追われて、ずっと何かに追い立てられてる感じがする 仕事に向かっているはずが、気がつけばYouTubeやSNSを巡回している 頭がパンパンなのに、なぜか集中できない   みたいな状態は、脳科学でいうと「実行機能が削られている状態」とも言えまして、これをリカバリするために、環境を整えてやる必要があるわけっすね。   が、当たり前ながら、たんに知識を知っているだけでは行動は変わらないし、パフォーマンスも上がらないわけです。頭で分かっている知識を、日々の行動に“染み込ませる”ためには、「自分なりのやり方」を意識的に扱えるようになる必要がありますからね。   そこで最後に必要となるのが「方略」でして、これは「目標達成のために、自分が選んで使う“やり方”」を意味します。たとえば、   プレゼンをつくるとき、まず構成をメモに書いてからスライドに入る → これは“構成重視”の方略だと言える 本を読むとき、先に目次をチェックしてから読む → これは“見通し型”の方略だと言える 仕事で詰まったら、紙に頭の中を書き出して整理する → これは“外在化”の方略だと言える 仕事のタスク整理で、重要度順に並べて優先順位をつける → これは“優先化”の方略だと言える 新しいスキルを習得する時に、手を動かす前に成功例を集めて真似する → これは“モデリング”の方略だと言える 会議の準備で、相手の関心を想定して逆算する → これは“逆算型”の方略だと言える 複雑な資料作成をする際に、一度紙に手書きで構成を書き出す → これは“視覚化”の方略だと言える   みたいなことを意味してるんですね。要するに、自分が「やってること」ではなく、「どうやってやってるか」に着目するのが「方略」であります。   なぜ“方略”が大事なのかと言いますと、これが実行機能と深くつながる要素だからです。これは非常に簡単な話で、   メタ認知やワーキングメモリが弱い人ほど、「なんとなく」手を動かしがちで「どうやってやってるか」がわからない(つまり、方略を自覚できていない) メタ認知やワーキングメモリが使える人は、「この順番でやれば効率的」と、頭の中で戦略を選べる(つまり、方略がわかっている)   といったように、方略を持っていないか、自分の方略に気づいていない人ってのは、メタ認知とワーキングメモリがうまく働かず、「何から手をつけたらいいか分からない!」って状態にハマりがちなんですよ。   そのため、「方略の自覚」がないと、以下のような問題が起きるケースが多めであります。   なんとなくやって → なんとなく失敗し → なぜ失敗したかもわからない 結果、再現性がないまま、次も同じミスを繰り返す 「自分には向いてない」「才能がない」と結論づけてしまう   いずれも落ち込んじゃうようなな問題ですけども、これはあなたに才能がないのではなく、“方略に気づいていない”ことが問題になってるだけなんで。     実際のところ、脳科学的に見ると、「学びの成果」を左右するのは才能でも根性でもなく、   どんな“方略”で学ぼうとしているか それにちゃんと気づいているか 使ったあとに振り返っているか   の3点に集約されると考えられるんですな。多くの人は“方略”を無意識に使ってるんだけど、それを自覚して、振り返って、改善していくことで、爆発的に成果が上がるものなんですよ。   これは俗に“メタ学習ループ”とも呼ばれる方法でして、ここでやることは非常にシンプルです。   自分が使っている方略に“気づく”(例:「自分はいつも先延ばししてから焦ってやるな」) その方略を“実行してみる”(今回は、逆に午前中に先にやってみる) “振り返る”(前の方法と比べてどうだったか?)   この3ステップのループを回すことで、あなたは“方略”を意識的に使うことができるようになり、その結果として実行機能もブーストするわけです。   “メタ学習ループ”を理解するために、たとえば「プレゼン用の資料作成」を例にしてみると、   一般的なやり方: 先輩の資料をマネる 手を動かして完成させる フィードバックをもらうけど、改善は場当たり的   メタ学習型ループのやり方: 1.自分が使っている“資料作成の戦略”を言語化する:たとえば、まず全体構成を決めてから、1スライドずつ作る。参考資料はNotionにまとめる、など。 2.実際にその戦略で取り組む:実行中に「これは順番間違えたな」と気づくのも大事な気づきになる。 3.終わった後に振り返る:「参考資料が多すぎて迷った」「構成を先に決めたことでスムーズだった」などをメモする。   みたいになります。めっちゃ簡単ですけども、この“自己観察とフィードバック”のループを毎回まわすことで、「自分だけの攻略法」が少しずつ洗練されていくんですな。    

最新研究からわかった、初対面からモテる「4つの行動」#2「ゆるい空気&モラル・ヒューリスティック」

  『初対面からモテる「4つの行動」』の続きです!(#1)   前回のエントリでは、シャローム・ハレリ博士らの新しい研究をベースにしつつ、ここに過去の研究で得られた知見も交えつつ、「初対面の相手に最大限の良い印象を与えるには、何を気をつけるべきか?」ってポイントを掘り下げております。   その流れで、前回は「価値ほめ&聞く姿勢」ってポイントに触れたんで、今回は残り2つの行動をチェックしてみましょうー。       魅力ポイント3. とにかくゆるい空気を作る 初対面の人に「また会いたい」と思わせるために大事なことはいくつもあるんですが、なかでも重要なもののひとつは“一緒にいて疲れない”ことだったりします。長時間一緒に過ごしてもストレスがたまらなかったりとか、自然と居心地の良さが漂う関係性みたいな環境ですな。   というのも、コミュニケーションでよくある失敗に、「会話を盛り上げなきゃ!」とがんばりすぎてしまうって問題があるからです。「場を盛り上げねば!」と勝手なプレッシャーを感じてしまい、その結果、沈黙が怖くなって喋りすぎたり、無理してウケを狙ったりみたいな行動を取ってしまい、逆に場の空気を冷え込ませてしまうようなパターンですな。   が、ここで多くの研究が示すのは、私たちが「また会いたいと思わせる空気」を作るためには、お笑い芸人並みのトーク力は必要ないってことです。ここで大事なのは“話のうまさ”や“ネタの面白さ”ではなく、あくまで“ゆるい空気のコントロール術”を身につけることなんですよ。   ここで言う「ゆるい空気」ってのは、相手が自分の価値を脅かされることなく、自由に振る舞えると感じられる心理的安全性の高い場のことです。「会話に失敗しても大丈夫」「ちょっと沈黙しても許される」みたいな、“気を使いすぎないで済む空間”を意味するわけですな。     ゆるい空気ポイント1:弱さのセルフディスクロージャー で、そんな“ゆるい空気”を作るために必要なのが、「弱さのセルフディスクロージャー」であります。要は、自分の“ちょっとした弱さ”や“完璧じゃなさ”を先に見せることで、相手の心をほぐすテクニックっすね。   これはコミュニケーションにおける基本中の基本で、過去の心理学の研究では、「自己開示を先に行った人ほど、相手からも自己開示を引き出せる」という“開示の返報性”って現象が何度も観察されております(R)。これはめちゃくちゃ強力な心理現象で、たとえば以下のようなフレーズを使うのが定番っすね。   「さっきまで緊張しすぎて、何話すかメモしてました」 「ほんとはこういう場所、ちょっと苦手なんですよ」 「じつは人見知りなんで、ちょっと緊張してます」 「普段はこんなにしゃべらないんですけど、がんばってます」   こんな感じで、“自分の恥ずかしさ”や“緊張感”を言葉にしてみるのが、弱さのセルフディスクロージャーの基本になります。やってみるとわかりますが、これが驚くほど空気をラクにしてくれますんで、ぜひお試しくださいませ。   これを実践できると、相手から見ても「この人は、自分をよく見せようとしてないな……」との気持ちが生まれ、これが安心感につながるんですよ。その結果、「ここは素の自分を出してもOKな場だ!」と思ってもらえる確率が上がるわけです。    

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#6「研究で証明!がだいたい信用できない問題」

  「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「有効成分の話」を掘り下げましたんで、今回はその続きで「美容の世界の“研究”が信用ならない問題」を見ていきましょう。       化粧品の世界でよく宣伝に使われる研究タイプを押さえておこうぜ! 化粧品の広告で、よくこんな“言い回し”を見かけるわけです。   「この美容液、臨床試験で効果が証明されました!」 「90%のユーザーが“肌が明るくなった”と実感!」   こんなことを言われたら、ついつい「研究で効果が出てるなら信用しよう!」と思ってしまうわけですが、残念ながらそう簡単にはいかないのが世の中なわけです。というのも、化粧品業界で使われる「エビデンス」には複数の落とし穴がありまして、「研究で証明!」の裏にはいろんな仕掛けがあるんですよね。   そこでまず知っておきたいのが、研究の種類によって「信用できるレベル」がまったく違うって点です。「この成分はシワを改善する!」と言われても、それが以下のどの試験から導かれたかで、信頼の度合いには天地の差があるんだよーって話ですな。   これは「パレオな男」でも何度か書いた視点ですが、とくに化粧品でよく出てくるタイプが3つあるので、まずはそこを押さえておきましょう。       研究タイプ1. in vitro(イン・ビトロ)試験 これは試験管・細胞レベルの実験で、たとえば、   ヒトの皮膚細胞に成分をかけたら、 コラーゲンが増えた 酵素の働きが◯%抑制された 紫外線ダメージが軽減された   みたいなやつです。このタイプの研究は、比較的早く・安価に実施できるんでメカニズムの仮説検証に向いているし、毒性の初期チェックにも使えるのが大きなメリットですね。   ただし、あくまで試験管・細胞レベルなので、肌の中に届くかはまったく分からないし、肌の構造・バリア機能・代謝が再現されていないし、実験条件が不自然なことが多いしで(高濃度すぎる・刺激を加えている)、「理科の自由研究でうまくいった」レベル……とまでは言わないものの、実生活に落とし込むには、まだ何段階も検証が必要だとお考えください。     研究タイプ2. in vivo(イン・ヴィーヴォ)試験 こちらは動物を使った生体レベルの実験です。たとえば、   マウスに成分を投与して毛の再生を確認 ウサギの皮膚にクリームを塗って炎症を観察 ラットに経口投与して抗酸化作用を測定   みたいなやつっすね。これだと生体レベルの複雑な反応を確認できるし、吸収・代謝・分布・排泄の観察が可能なのが大きなメリットであります。   ただし、こちらも限界と注意点がありまして、そもそも動物とヒトとは生理機構が異なる(肌の厚さ・pH・酵素など)ってのが一番の難点。なので、どうしても投与量が不自然に多くなったりするし、倫理的・動物福祉の議論も出てきたりって感じなので、あくまで「動物モデルで仮説の補強ができた」段階ぐらいに受け止めておくのが基本であります。      

最新研究からわかった、初対面からモテる「4つの行動」#1「価値ほめ&聞く姿勢」

     初対面の人と会うとき、皆さま何に気を使いますでしょうか? 服装、髪型、姿勢、声のトーン……みたいな感じで、いろんな要素が頭に浮かぶかと思いますし、実際に見た目の第一印象が大事なのも間違いないところです。が、新しく出た研究(R)では、「服装などよりもはるかに強く、相手の印象を決めてしまう要素がある」という結論でして、「第一印象の本質」により深く迫る内容になっております。ということで、今回はその内容をベースに、「外見よりも初対面の印象を左右する要因とは?」、そして「初対面でモテる4つの行動」について深掘りしてみましょう。       第一印象は「服」じゃなく「感情」で決まる? このテーマについて調べてくれたのは、2025年に発表されたイスラエルのシャローム・ハレリ博士らで、チームはざっくりこんな実験をしてます。   被験者に「カジュアル」「ビジネス」「パーティー用」など、さまざまな服を着た人の写真を見せる(顔はぼかしてある)。 別の実験では、顔の表情(怒り・悲しみ・中立など)も見せて、第一印象を評価してもらう。   このとき、服装の種類ってのは「地位」「支配力」「親しみやすさ」といった印象に影響を与えていたものの、最終的な評価にもっとも影響する要素は、めっちゃ別のところにあったんですよ。それは、ズバリ“感情表現の良さ”でして、つまり服がどんなにキマっていても、表情や雰囲気がイマイチだと台無しってわけですな。   まぁ、普通に考えれば、長期的にはオシャレかどうかよりも「内面が良い人かどうか」のほうが大事なのは当たり前ですから、ファッションよりも感情のほうが魅力の指標として重要なのは当然でしょう。   じゃあ、モテる人ってのは自分の「感情」をどう伝えているのか?ってことで、ここからは過去の知見もふまえつつ、意中の相手に魅力を伝える4つのポイントを見ていきましょう。      

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#5「あの有効成分はなぜ効かないのか?」

    「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2,#3,#4)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「高い美容アイテムの話」を掘り下げましたんで、今回はその続きで「有効成分とはなんなのか?問題」みたいなものを見ていきましょう。       「ちゃんと有効成分が入っているのに、全然効いてくれない」問題  「この化粧水には最新の有効成分が入っています!」「話題の美容成分を高配合!」みたいなキャッチコピーは、誰もが一度は見たことがあるはず。◯◯エキス配合!とか「◯%高濃度!」と言われれば、つい「効きそうだ……」と思うのが人情でしょう。   が、ここで大事なのは、「有効成分が入っている=効果がある」ではないってところです。それどころか、「ちゃんと有効成分が入っているのに、全然効いてくれない」って事態はめちゃくちゃ普通にあるんですよ。今回は、そのへんのメカニズムをチェックしてみましょう。    

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鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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