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次回配信予定

  • 2026/01/06

    人生の成功に欠かせない最重要能力「実行機能」を整えよう!#4「ワーキングメモリこそ実行機能の心臓である」

  • 2026/01/08

    人生の成功に欠かせない最重要能力「実行機能」を整えよう!#5「メモリを“外部化”する/“安心感のある環境”を作る」

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    人生の成功に欠かせない最重要能力「実行機能」を整えよう!#6「意味付け接続」

  • 2026/01/12

    美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#5「あの有効成分はなぜ効かないのか?」

  • 2026/01/14

    最新研究からわかった、初対面からモテる「4つの行動」#1「価値ほめ&聞く姿勢」

  • 2026/01/16

    美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#6「研究で証明!がだいたい信用できない問題」

2026年1月の記事 2件

美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?#3「防腐剤・シリコン・界面活性剤は本当に危険なのか?」

    「美容の世界は、なぜここまで嘘が多いのか?」の続きです!(#1,#2)   このシリーズでは、とかく「正しいもの」を選ぶのが難しい美容の世界において、   なぜ美容の世界にはヤバい情報があふれてしまうのか その情報をかいくぐって良いものに到達するにはどうすればいいのか   といったあたりを掘り下げております。でもって、前回は「自然派な美容アイテムの誤解」を掘り下げましたんで、今回はその続きで「世に“ヤバい”と言われる成分の誤解」みたいなものを見ていきましょう。       なぜ「フリー商法」が流行ったのか? ここ十数年、美容の世界で「◯◯フリー!」を謳う商品がすっかり定着しております。たとえば、ドラッグストアに並ぶ化粧品のパッケージを見ていると、   パラベンフリー! シリコンフリー! 界面活性剤フリー!   みたいに、とにかく「何かが入ってないこと」を売りにした商品がやたら目につくはずであります。こういった商品は一見「肌にやさしそう」だし、「安全性にこだわってる!」という雰囲気も出てるわけですが、果たして実態はどんなもんなのかってのが、今回のお題になります。   まず前提として、そもそも「◯◯フリー」って商売が広がったのは、いくつかの成分がメディアで批判されまくったのがきっかけであります。   批判が大きかった成分はいろいろあるんですけど、なかでも代表的なのはパラベンでしょう。これは防腐剤の世界ではゴールドスタンダードとも言える存在でして、   ごく少量で効果を発揮する 成分が安定している 分解もされやすく、蓄積しにくい   みたいな特徴を持っております。つまり、少ない添加量で、安定して、長持ちするため、めっちゃ実用な成分だと考えられてるんですね。   が、2004年、イギリスの研究者フィリップ・ダーブレらが、乳がんの腫瘍からパラベンが検出されたという論文を発表したからサァ大変(R)。このニュースがマスコミと自然派コミュニティで爆発的に拡散されまして、「やっぱり!防腐剤って危険だったんだ!」や「乳がんの原因は化粧品だ!」みたいな風潮になり、これを見たメーカーは、   「だったらパラベンを抜いて、パラベンフリーと書こう!」   って作戦をとり始めたんですよ。こうして「フリー」って表示が、安全や誠実の証明のように見なされ始めたわけです。基本、美容メーカーは消費者のイメージで動くので、この対応は当然っちゃ当然でありましょう。   「パラベン=がんになる」というデマがSNSや一部の化粧品会社から拡散され、メーカー側も「じゃあ抜いとくか…」と対応せざるを得なくなった。結果、フリー商法がマーケティングの武器として定着してしまったわけです。   では、実際のところ「パラベンって本当に危険なのか?」ってのが、誰もが気になるポイントでしょう。かく言う私も、かつては「断言はできないけどパラベンはちょっと怪しいかもなー」とか思っていたことがありましたし。   そこで、まず「パラベンはがんの原因になる」って話から見てみると、これについては科学的根拠がまったくなかったりします。元ネタになった上述の研究は、あくまで乳がん組織にパラベンが検出されたことを報告したもののでして、データをよく見てみると、   健康な組織との比較がされていない 発見されたパラベンもごく微量で、自然界に普通に存在するレベル 研究チームも因果関係を示しているわけではない   ってのがありまして、実際にはかなり「不完全」と言ってよいレベルの研究であることがわかるんですよ。   しかも、その後、パラベンについては、複数の疫学研究とヒトデータを統合した大規模レビュー(R,R)が行われてまして、パラベンの安全性は極めて高いって結論になってたりします。ここらへんの知見をもとに、欧州の科学委員会(SCCS)、アメリカFDA、日本の厚労省なども「規定濃度で使うぶんには全く問題ない」って立場を示しておられます。当然、私も今ではパラベンへの警戒心を解除しました。   が、そんな現在でもパラベンへの偏見は根強いものがありまして、いったん広まった「危険イメージ」を修正するのが難しくなっております。まあ人間の脳ってのは、「◯◯が入っている」よりも「◯◯が入っていない」ほうに強く反応する性質がありまして、たとえば、「この製品はアレルゲン成分が◯%含まれます」よりも「アレルゲンフリーです」と言われたほうが直感的に安心するわけです。   さらに2000年代後半からはSNSが登場し、「◯◯は危険!」という主張がバズりやすくなったのも一因でして、「防腐剤はがんの原因になる!」「石油系成分が皮膚から浸透する!」みたいな投稿は、「○○が効く!」みたいな投稿よりも拡散されやすいんですよね。マーケティング界ではこれを“ネガティブ・バイラル”と呼んでいて、大手メーカーも「とりあえず『フリー』と書いておくか……」みたいなノリになったんですよねぇ。    

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鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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