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記事 4件
  • マクガイヤーチャンネル 第177号 【藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その9 『魔太郎がくる!!』その2】

    2018-06-27 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、引き続いて藤子不二雄Ⓐ作品、それも『魔太郎がくる!!』について書かせて下さい。
    ●封印された『魔太郎』
    有名な話ですが、『魔太郎がくる!!』には「封印」された部分があります。
    これまでに世の中に出た『魔太郎』の単行本は5レーベルあります。
    ①『週刊少年チャンピオン』での『魔太郎』の連載に合わせて1973年から順次刊行されていった秋田書店チャンピオンコミックス版『魔太郎がくる!!』全13巻。
    ②1984~91年にかけて刊行された中央公論社による藤子不二雄全集の意味合いを持つ「藤子不二雄ランド」レーベルで刊行された『新編集 魔太郎がくる!!』
    ③1997年から、②をほとんどそのまま文庫化する形で刊行された中公文庫コミック版『魔太郎がくる!!』全8巻
    ④1999年から「本家」である秋田書店から再度刊行された『新装版 魔太郎がくる!!』全12巻
    ⑤2004年から、②を再刊する形で刊行された「藤子不二雄Ⓐランド」版『新編集 魔太郎がくる!!』全14巻
    各レーベルごとに収録話数に細かな違いがありますが、これらは大きく2つに分けられます。初出時ほぼそのままといえる①と、時代に合わせて削除・書き換えが行なわれた②~⑤の2種類です。
  • マクガイヤーチャンネル 第176号 【藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その9 『魔太郎がくる!!』その1】

    2018-06-20 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、引き続いて藤子不二雄Ⓐ作品、それも『魔太郎がくる!!』について書かせて下さい。
    ●『魔太郎がくる!!』とその魅力
    『魔太郎がくる!!』は1972年から1975年まで「週刊少年チャンピオン」で連載された藤子不二雄Ⓐの代表作の一つです。藤子不二雄Ⓐについて詳しくない方でも、本作の名前やキャラクター、「コノウラミハラサデオクベキカ」というきめ台詞を知っている方は多いのではないでしょうか。
  • マクガイヤーチャンネル 第175号 【『デッドプール2』と『万引き家族』の共通点】

    2018-06-13 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、放送後に観た『万引き家族』と『デッドプール2』の共通点について書かせて下さい。
    ●『デッドプール』とは
    アメコミ映画なのにR指定、主役はスーパーヒーローなのにすぐ残酷に人を殺すし、分かりにくいギャグやジョークや映画のパロディ満載、すぐ第四の壁を破って観客に話しかける……とふざけ放題やりたい放題に思える映画『デッドプール2』ですが、本質的には真面目な映画です。
    そもそも前作『デッドプール』の時点で、真面目な映画でした。
    アメコミ映画の第一作には「もうベンおじさん死ぬとこみたくない問題」というか「ヒーロー誕生の描写に時間を割くとかったるい問題」があるのですが、上手く時間を巻き戻すことでテンポの良い映画になっていました。この構成はMCU最初のヒット作となった『アイアンマン』や『デップー2』だけでなく、出来の良いアクション映画に共通する「型」の一つですね。
  • マクガイヤーチャンネル 第174号 【石ノ森ヒーローと超能力と青春】

    2018-06-06 07:00  
    220pt
    さて、今回のブロマガですが、5/26に行なった「石ノ森ヒーローとしての『仮面ライダーアマゾンズ』」の補講のようなことを書かせて下さい。
    ●石ノ森ヒーローと「原作」
    『仮面ライダー』以外にも『人造人間キカイダー』、『ロボット刑事』、『変身忍者嵐』、『イナズマン』、『秘密戦隊ゴレンジャー』、『サイボーグ009』と、東映あるいは東映動画により映像化された石ノ森章太郎作品は数多くあります。
    その中でも、『サイボーグ009』のように原作が先にあり映像化されたものと、『仮面ライダー』や『キカイダー』のように東映での番組企画段階から作り手の一人として製作に参加し「原作」とクレジットされているものの間には、明確な差があります。