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記事 7件
  • マクガイヤーチャンネル 第56号 【しまさんとふなっしーデート】

    2016-02-29 07:00  
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    おはようございます。年度末でドキドキなマクガイヤーです。
    前回の放送「最近のマクガイヤー 2016年2月号」は如何だったでしょうか?
    『ジュウオウジャー』の「人間だって動物だ!」という決め台詞は、『動物化するポストモダン』を書いたあずまんにこそ聞かせてやりたい――というネタがハイライトでしたね!
    久しぶりのロケだったせいか、最後の方でコメント欄が上手く機能しなかったことがあったようです。
    次回は改装したワニスタからお送りする予定です。
    さて、今回のブロマガですが、 ちょっとしまさんとデートしてきたもので、そのことについて語らせて下さい(笑)。
  • マクガイヤーチャンネル 第55号 【質問コーナー 第4回】

    2016-02-22 07:00  
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    こんにちは。マクガイヤーです。
    前回の放送「ニコ生マクガイヤーゼミ 『オデッセイ』と火星で生き延びる方法」は如何だったでしょうか?
    「文芸と科学両面からの解説が面白い」「あのシーンはそういう意味だったとは」「映画が観たくなる」……と非常に評判が良く、嬉しい限りです。ただ、ネタバレもあるので、映画を観てから番組をご覧になった方がいいかもしれませんね。
    さて、今回のブロマガですが、第3回に引き続いて皆様からお寄せ頂いた質問に答えますよ。
    なお、質問文は内容を変えない範囲で一部加工している場合があります。
    ちなみに前回までの質問コーナーはこちら。
    ・質問コーナー 第1回
    ・質問コーナー 第2回
    ・質問コーナー第3回
    13. 『マッドマックス』を見るといつも思うのですが、ガソリンが不足している世界で、なぜアメ車で暴走するのでしょうか。
    燃費が極悪な上に運転も荒く、無駄なアイドリングどころか、激しく空ぶかしまでやっています。
    あれではどんどんガソリンが減っていきます。
    私だったらプリウスに乗って、発進もソーっとアクセルを踏むと思います。
    他にも『ミスト』等、少ないガソリンで遠くまで逃げなければいけない状況でもアメ車が使われていると「そうじゃないだろ!」といつも思ってしまいます。
    その点が気になって映画に集中できません。
    なるほどと思える解答があれば教えていただきたいのですが。
  • マクガイヤーチャンネル 第54号 【『オデッセイ』とアクアマンへの細かすぎるつっこみ】

    2016-02-15 07:00  
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    こんにちは。マクガイヤーです。
    前回の放送「ニコ生マクガイヤーゼミ 『オデッセイ』と火星で生き延びる方法」は如何だったでしょうか?
    「文芸と科学両面からの解説が面白い」「あのシーンはそういう意味だったとは」「映画が観たくなる」……と非常に評判が良く、嬉しい限りです。ただ、ネタバレもあるので、映画を観てから番組をご覧になった方がいいかもしれませんね。
  • マクガイヤーチャンネル 第53号 【遺言 その12】

    2016-02-08 07:00  
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    こんにちは。マクガイヤーです。
    『ドラゴンクエストビルダーズ』がめっちゃ気になるのですが、まだ『Fallout4』の半分も楽しめていないので、購入を迷っています。そろそろ有休をとろうかなあ……
    さて、前回のブロマガの続きです。一応、今回が最終回になります。
    世の中には、感染し易い感染症と感染し難い感染症があります。
    しかし、
    「インフルエンザウイルスには強力な感染力がある」
    「ノロウイルスにはもっと強い感染力がある」
    「エボラウイルスにはもっともっと強い感染力がある」
    ……そう言われても、個々のウイルスの感染力が他のウイルスと比べてどれくらい強いのか、どれくらい弱いのか、ぼんやりしすぎて全くわかりません。
    そこで考え出されたのが「感染最小単位」という考え方です。「何個のウイルス粒子が体内に入れば感染が成立するのか」を数値で表したものになります。
    インフルエンザウイルスの感染最小単位は1000から3000個、ノロウイルスは10から100個、エボラウイルスは1から3、4個といわれています。何事も定量性が大事だということです。
    ウイルスごとに感染し易さが異なるのは、体内の免疫に耐える強さ、胃酸に耐える強さ、腸内に100兆いるといわれる様々な常在菌の間で生き抜く強さなどが、それぞれのウイルスで異なるからです。
    ウイルス粒子の大きさは、これまた種類によって様々ですが、だいたい100ナノメートル前後と考えるのが適当でしょう。これは一列に並べれば1センチメートルに10の5乗個、すなわち10万個のウイルスが一直線上に並ぶ計算になります。1立方センチメートルの容量なら10の15乗個、すなわち1000兆個のウイルスが入ります。
    インフルエンザウイルスは空気感染することが知られています。くしゃみや咳と共に、ウイルスを含む唾液などが飛沫となって飛ばされるのです。比較的大きな飛沫はすぐ地面に落ちますが、比較的小さな飛沫――エアロゾルとよばれる微粒子の中でも直径数マイクロメートル単位のものは空気中に滞留します。
    咳やくしゃみで発生するエアロゾルの中で最も多いのは直径5マイクロメートルほどのもので、1回の咳では約10万個、1回のくしゃみでは約200万個が飛散するそうです。
  • 【再掲】遺言 その11

    2016-02-08 07:00  
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    若者が大人を殺す、
    外人が日本人を殺す、
    精神障害者が健常人を殺す
    ……そのような事件がおこると、テレビや新聞やネットで多くの報道がなされ、「治安が悪くなった」と感じる人々が増加します。
    しかし、殺人事件は戦後ずっと減少し続けています。1950年代の殺人事件検挙件数はおよそ2500~3000件でした。これは日本が経済成長すると共に減少し続けます。1990年代以降は1000~1500件の間で推移し、2009年以降は1000件以下となりました。
    しかし近年、親子、兄弟、配偶者――親族間での殺人率が緩やかに増加しています。1980年から2003年まで、殺人での検挙件数における親族率は40%程度でした。ですが、翌年から上昇し続け、2010年には50%を越えました。
    40%と50%、わずか10%にどんな違いがあるのかと思われる方もいるかもしれませんが、殺人の半分が家族間で行われているのは事実です
    ちなみに、相手が(家族を含む)知り合いかどうかを表した面識率は、ずっと80%台後半を推移しています。「誰でもいいから殺したかった」は、10%ちょっとのレアケースを象徴する言葉だからこそ世の中に衝撃を与え、「体感治安」の悪化に貢献したわけです。
  • マクガイヤーチャンネル 第52号 【遺言 その11】

    2016-02-01 07:00  
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    おはようございます。マクガイヤーです。
    久しぶりに一人でお送りした放送「最近のマクガイヤー 2016年1月号」は如何だったでしょうか?
    盛りだくさんでお送りしましたが、『ヤクザと憲法』も『山口組外伝 九州進攻作戦』も『ブリッジ・オブ・スパイ』ももの凄く面白いので、全力でお奨めしたいところです。
    さて、前々回のブロマガの続きです。
    若者が大人を殺す、
    外人が日本人を殺す、
    精神障害者が健常人を殺す
    ……そのような事件がおこると、テレビや新聞やネットで多くの報道がなされ、「治安が悪くなった」と感じる人々が増加します。
    しかし、殺人事件は戦後ずっと減少し続けています。1950年代の殺人事件検挙件数はおよそ2500~3000件でした。これは日本が経済成長すると共に減少し続けます。1990年代以降は1000~1500件の間で推移し、2009年以降は1000件以下となりました。
    しかし近年、親子、兄弟、配偶者――親族間での殺人率が緩やかに増加しています。1980年から2003年まで、殺人での検挙件数における親族率は40%程度でした。ですが、翌年から上昇し続け、2010年には50%を越えました。
    40%と50%、わずか10%にどんな違いがあるのかと思われる方もいるかもしれませんが、殺人の半分が家族間で行われているのは事実です
  • 【再掲】遺言 その10

    2016-02-01 07:00  
    220pt
    「畜生腹」って知ってるか?
    ヒトが多胎出産する確立は僅か数%にすぎない。だが、自然界では犬や猫や豚のように、一回の出産で複数の子を産む多胎動物の方が圧倒的に多い。だから双子や三つ子を生んだ女性を「畜生腹」とか「畜生孕み」とか呼んだんだ。つまり、昔の日本には双子や三つ子を妊娠した女性を蔑む風習があったんだな。
    なんで蔑んだかって? まず、多胎妊娠すると圧倒的にハラがデカくなる。栄養状態や衛生状態が悪い古代や中世では、妊娠そのものが命がけだ。それが双子や三つ子だったら、母子共に死ぬリスクも高まる。だから減数手術みたいなものが行われた時代もあった。
    もう一つは、家督争いや遺産争いが起こるからだ。とりわけ、一卵性双生児は忌むべきものとされていた。周囲に気づかれずに入れ替わる、入れ替わられる可能性があるからな。外見はそっくりなのに、ある朝突然それまで虐げられていた一派をとりたてる……なんてことがあったら困るわけだ。だから、戦国時代なんかは大名や殿様の家で双子が生まれると、片方を養子にやったり、寺籍に入れたり、はたまた殺したり……といったこともあったらしい。
    だけど、今や21世紀、平成の世の中だ。おれは、弟のお前との間に、家督争いとか遺産争いとか醜いことが起こらなくて、本当に良かったと思っているよ。