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2018年12月の記事 4件

【第201号】藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その13 『まんが道』その1

さて、今回のブロマガですが、藤子不二雄Ⓐの『まんが道』について書かせて下さい。 ●『まんが道』とは 「童貞」と「映画」を共通点として藤子不二雄Ⓐの作品について語る本シリーズですが、いよいよ『まんが道』について語る回になりました。 いわゆる「漫画家漫画」というジャンルがあります。漫画家を目指す過程や道程をテーマとした漫画のことです。『かくかくしかじか』『そしてボクは外道マンになる』や『激マン!』のようなフィクションが多分に混じったノンフィクション、『燃えよペン』や『Rin』や『バクマン。』のような明らかにフィクションですが漫画家の「真実」が含まれている作品まで、多岐にわたります。 そして、どの作品もヒットすると「女性版『まんが道』」とか「21世紀の『まんが道』?」とかいったコピーが電車内広告や単行本の帯に踊ることとなります。『まんが道』以前にも、永島慎二の『漫画家残酷物語』や川崎のぼるの『男の条件』といった「漫画家漫画」が存在していたにも関わらず、です。 つまり現在、『まんが道』は「漫画家漫画」のマスターピースであり、ジャンルの原点であり、名作として評価されているのです。 ●「藤子不二雄」にとっての長編・大河ドラマ Ⓐにとっての『まんが道』は、様々な意味で特別な作品です。

【第201号】藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その13 『まんが道』その1

マクガイヤーチャンネル 第198号 【藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その11 『少年時代』その2】

さて、今回のブロマガですが、先々週に引き続き藤子不二雄Ⓐの『少年時代』について書かせて下さい。 ●『少年時代』と当時の少年漫画誌 当時の「マガジン」は、『釣りキチ三平』や『おれは鉄兵』が人気を博していたものの、発行部数で「ジャンプ」はおろか「サンデー」や「チャンピオン」に負ける長い低迷の時期にありました。60年代後半~70年代前半にヒットし、部数を押し上げる要因となった『巨人の星』や『あしたのジョー』といったスポ根マンガに代わるヒット作を見出せなかったのです。 『少年時代』が連載されたのと同じ78年には、『翔んだカップル』『1・2の三四郎』などの連載がはじまり、これらが少年漫画誌界において「マガジン」が復権するきっかけとなります。 一方、当時のジャンプは『東大一直線』『すすめ!!パイレーツ』『ドーベルマン刑事』『リングにかけろ』などがヒットし、公称発行部数が200万部を突破しました。少年漫画誌のトップランナーの位置を確固としたものにしていたわけです。現在も描き継がれる『キン肉マン』の連載がはじまるのは翌1979年だったりします。

マクガイヤーチャンネル 第198号 【藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その11 『少年時代』その2】
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Dr.マクガイヤー

「ゲロとレイプがある映画は傑作である」と言い切るアラフォーオタク。 ボンクラ映画をこよなく愛する正体不明の冒険野郎。番組中の白衣は自前だ。 番組が気になった人はブログを訪れてみてもらいたい。きっと目眩がすることでしょう。 「冒険野郎マクガイヤーブログ http://d.hatena.ne.jp/macgyer/

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