-
【第210号】『アリータ: バトル・エンジェル』とキャメロンの異常愛
2019-02-27 07:00220pt -
【第209号】藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その14 『憂夢』 その2
2019-02-20 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、引き続き藤子不二雄Ⓐの『憂夢』について紹介させて下さい。これまで書いてきた藤子不二雄Ⓐ作品解説の最終回になります。
●テーマとしての「夢」
Ⓐ作品に共通するテーマとして「現実との折り合い」があります。
自分の中にある幻想や妄想や夢に象徴される箱庭のような内的世界を大事にする――これはFとⒶに共通する特徴なのですが、F作品が内的世界での冒険や友情に終始するのに対し、Ⓐ作品は必ず「内的世界を抱える主人公と、辛く厳しい現実」、「まるで子宮のような内的ユートピア世界に耽溺し、破滅してしまう主人公」、「ナイーブな主人公が変身や成熟で現実の困難に立ち向かう」……といったように、内的世界と現実との折り合いがテーマとして内包されているのです。 -
【第208号】藤子不二雄Ⓐと映画と童貞 その14 『憂夢』 その1
2019-02-13 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、藤子不二雄Ⓐの『憂夢』について紹介させて下さい。これまで書いてきた藤子不二雄Ⓐ作品解説の最終回になります。
●『憂夢』とは
『魔太郎が来る!!』の解説でも触れましたが、いま一度紹介させて下さい。
『憂夢』は1991~95年にビッグコミックオリジナルに連載されていた連作短編です。 -
【第207号】『銃夢』とサイボーグ壁ドンと哲学的ゾンビ
2019-02-06 07:00220ptさて、今回のブロマガですが、『銃夢』の魅力について改めて語らせて下さい。
●サイボーグ壁ドンとアクションの魅力
『銃夢』は1991~95年にビジネスジャンプで連載されました。
ジャンルは、一言でいえばSFアクション漫画とか格闘漫画とかになるでしょうか。記憶を失ったサイボーグである主人公の少女ガリィが、強敵との戦いを通じて生きる意味や過去の記憶を発見していく……というのが、だいたいのストーリーになると思います。
『銃夢』は『攻殻機動隊』と並んで90年代を代表するサイバーパンク漫画として語られがちですが、自分が考える『銃夢』最大の魅力は、アクション漫画としての出来の良さです。
1 / 1