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今後の放送予定

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マクガイヤーチャンネル 2026/9/9
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おはようございます。マクガイヤーです。

先日の放送「最近のマクガイヤー 2026年9月号」は如何だったでしょうか?

『オデュッセイア』、『温泉シャーク2 九州大決戦』、『バックルームズ』、『時には懺悔を』等々について存分に話すことができ、満足しております。

そうそう、調布FMで放送されている「本音で行こうぜ!!」に出演しました。

2週連続で出演しますので、次回の放送(9/10 22時より)もお楽しみに。



本日のブロマガはお知らせのみとなります。



〇9月28日(月)19時~「『踊る大捜査線 N.E.W.』公開記念 フジテレビの私小説としての『踊る大捜査線』」

9/18に映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が公開されます。1997年に放送されたドラマおよびその続編やスピンオフである特番ドラマや映画から構成される「踊る大捜査線」シリーズの最新作です。織田裕二演じる青島俊作が主役である本編としては『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』から14年ぶり、シリーズ全体としては『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』から2年ぶりの作品となります。

『トイストーリー』がある意味でピクサーの私小説であるように、この「踊る大捜査線」シリーズはある意味でフジテレビの私小説ではないか、と自分は考えています。前作である『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』が警察ものと『北の国から』の折衷のような内容になったのも、私小説とみれば納得です。

果たして『踊る大捜査線 N.E.W.』は、2025年初頭からの「フジテレビ問題」で窮地に陥ったフジテレビが真摯に自分たちをみつめなおした映画であるのか、単に安易な続編でおカネを稼ぎたいだけの映画なのか、見極めたいと思います。

映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)がゲストとして出演致します。




〇10月11日(日)19時~「『ディスクロージャー・デイ』ようやく公開記念 スピルバーグ監督作品全部話すpart2」

10/1、スティーヴン・スピルバーグの最新作『ディスクロージャー・デイ』がようやく日本公開されます。約3カ月も待たされました。待たされすぎたかもしれません。やっと特集できます。

前回(7/13)、公開延期記念という体でスピルバーグ監督作品全部について語り合うという試みにチャレンジしましたが、途中で時間切れとなりました。こちらの続きについてもやるつもりです。

前回同様に映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)をお迎えして、『ディスクロージャー・デイ』とスピルバーグについて熱く語り合いたいと思います。




〇10月25日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2026年10月号」

・時事ネタ

・『CBGB ニューヨーク、PUNKが生まれた場所』

・『映画 ひつじのショーン かぼちゃ畑の怪物!』

・『URCHIN アーチン』

・『ザ・ハウスメAIド 服従』

・『バッド・ルーテナント:トウキョウ』

・『mentor』

・『クジラに落ちた男』

・『ストリートファイター ザ・ムービー』

・『わたしの知らない子どもたち』

・『遥かな町へ』

・『ハードボイルド』

・『遠近を抱えた女 完全版』

・『エヴィレンコ』

・『DIGGER ディガー』

・『バイオハザード』

・『冒険の夜』

・『レズビアン・スペース・プリンセス』

・『逃げろお嬢さん』

・『3670』

・『縁の手紙』

・『ユートピア 狂宴』

・『我々は宇宙人』

・『ハート・オブ・ビースト』

・『藁にもすがる獣たち』

・『襲名』

・『ナギダイアリー』

・『シャドウワーク』

・『しびれ』

・『ワンオペレーション』

・『さとこはいつも』

・『八つ墓村』

・『クロノス・カイロス』

・『Man』

・『5秒で完全犯罪を生成する方法』

・『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』

・『ルックバック』

その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇藤子不二雄Ⓐ、藤子・F・不二雄の作品評論・解説本の通販をしています

当ブロマガの連載をまとめた藤子不二雄Ⓐ作品評論・解説本『本当はFより面白い藤子不二雄Ⓐの話~~童貞と変身と文学青年~~』の通販をしております。

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また、売り切れになっていた『大長編ドラえもん』解説本『大長編ドラえもん徹底解説〜科学と冒険小説と創世記からよむ藤子・F・不二雄〜』ですが、この度電子書籍としてpdfファイルを販売することになりました。

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合わせてお楽しみ下さい。




番組オリジナルグッズも引き続き販売中です。

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マクガイヤーチャンネル 第466号 2026/9/2
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おはようございます。マクガイヤーです。

日々の忙しさにかまけていたら『ドラゴンクエスト the DIVE』に行きそびれてしまいました。

たしか8月はじめくらいに予約しようとしたら、もう8月末しかチケットが売れ残っておらず、明日予約しようと思っていたらそのまま忘れてしまっていたのです。ドラクエウォークの「40周年記念展ゴーグル」だけ受け取ってこようかなあ。



マクガイヤーチャンネルの今後の放送予定は以下のようになっております。



〇9月6日(日)19時~「最近のマクガイヤー 2026年9月号」

・時事ネタ

・『ヒンド・ラジャブの声』

・『イミノウム』

・『戦場0地点』

・『温泉シャーク2 九州大決戦』

・『バックルームズ』

・『見えない娘 THE INVISIBLES』

・『顔 かお』

・『ナイトボーン 夜哭』

・『平行と垂直』

・『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの廻天』

・『私はあなたを知らない、』

・『シェルター』

・『時には懺悔を』

・『ラスト・サバイバー』

・『ナイトシフト』

・『グレイ・ミッション』

・『ドラマなふたり』

・『ランタンズ』

・『機動警察パトレイバー EZY File 2』

・『左利きの少女』

・『オークストリートの異変』

・『ゴースト・オブ・ウエノ』

・『スパイダーマン ブランド・ニュー・デイ』

・『プリミティヴ・ウォー 恐竜戦争』

・『プライベート・ケース』

・『隣人たち』

・『チルド』

・『デッドマンズ・ワイヤー』

・『夢物語 The Living Dragon』

その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇9月28日(月)19時~「『踊る大捜査線 N.E.W.』公開記念 フジテレビの私小説としての『踊る大捜査線』」

9/18に映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が公開されます。1997年に放送されたドラマおよびその続編やスピンオフである特番ドラマや映画から構成される「踊る大捜査線」シリーズの最新作です。織田裕二演じる青島俊作が主役である本編としては『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』から14年ぶり、シリーズ全体としては『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』から2年ぶりの作品となります。

『トイストーリー』がある意味でピクサーの私小説であるように、この「踊る大捜査線」シリーズはある意味でフジテレビの私小説ではないか、と自分は考えています。前作である『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』が警察ものと『北の国から』の折衷のような内容になったのも、私小説とみれば納得です。

果たして『踊る大捜査線 N.E.W.』は、2025年初頭からの「フジテレビ問題」で窮地に陥ったフジテレビが真摯に自分たちをみつめなおした映画であるのか、単に安易な続編でおカネを稼ぎたいだけの映画なのか、見極めたいと思います。

映画ライターの竹島ルイさん(https://x.com/POPMASTER)と編集者のしまさん(https://x.com/shimashima90pun)がゲストとして出演致します。



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合わせてお楽しみ下さい。





さて、本日のブロマガですが、先日観た『時には懺悔を』について書かせて下さい。ニコ生でも話すと思うのですが、今年の話題作の一つだと思うのですよ。



●なぜ中島哲也は嫌われるのか

自分は『下妻物語』以後の中島哲也監督作品が結構好きで、ほぼ全作を観ているのですが、中島哲也作品が嫌われる理由も分かります。


撮影現場でパワハラが横行しているから……というのは、正直よくわかりません。『渇き。』(2014年)のヌードシーン強要疑惑をきっかけとして、今回の『時には懺悔を』の公開が一年延期されましたが、文春の報道と監督の言い分(https://note.com/te_nakashima/n/neaad60407541)は当然ながら食い違っていますし、和解条件の詳細もよく分かりません(https://hochi.news/articles/20260213-OHT1T51119.html)。ただ、対応が悪いというのはその通りです。

『嫌われ松子の一生』(2016)で中谷美紀が号泣するくらいのパワハラ演出を行った件については、本当にそれが中谷美紀にとって屈辱的で尊厳を否定されるほどのものであったなら、同監督の『渇き。』に出演しなかったと思うんですよね。中谷美紀は『嫌われ松子の一生』で日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞を受賞しましたが(日本アカデミー賞がなんぼのもんじゃいというのは横に置いといて)、パワハラと呼ばれるくらい厳しい演出はあくまでも作品のためであり、(園子温とは違って)中島哲也本人が快楽を得るためのものではない、ということを中谷美紀も分かっているのではないでしょうか。

『告白』でのスタッフの過重労働と事故死は制作体制の問題で、監督に責任が無いわけではありませんが、主にプロデューサーが解決すべき問題だと思います。


中島哲也が嫌われる最も大きな理由は、監督する映画が面白いけれども技巧に走りすぎていて、「俺ってすごいやろ」感がドバドバするから……なのだと思います。

これが、つまらない映画ならばそれほど嫌われません。すぐに映画が撮れなくなり、忘れ去られるからです。技巧に走りすぎない――過剰な高速カッティングや、1シーンあたりの情報量が過剰に多くなることなく、シンプルに面白い映画を作れる監督は真の巨匠になります。

ただ自分は、CMやMV出身監督の、観客の意識をクギ付けにする力強い演出が、結構好きだったりします。露悪的な映像表現も大好きです。ここまで書いて、じゃバーホーベンやミヒャエル・ハネケと中島哲也の違いは何かというと、「全部違う」としかいえないのですが、一口に露悪といっても様々な露悪がある、というのは間違いないです。


●『時には懺悔を』と中島監督の懺悔

前置きが長くなりましたが、中島哲也の新作『時には懺悔を』は過去作に比べると露悪が抑えられています。

『時には懺悔を』は、ある嫌われ者の探偵の殺人を追うノワールミステリとみせかけて、重度障害児の育児や介護がテーマです。血のつながった息子が障害児ということが分かり、育児や介護から逃げ出す者もいれば、血がつながっていないにも関わらず成り行きと責任と愛情から自分の生活や人生を投げ出して障害児と向き合う者もいます。障害児を真正面から移すカットを露悪と感じる観客がいれば、それは観客の受け止め方に問題があるということになります。本来ならば健常者も障害者も何も気にすることなく胸を張って生きていけるのが理想の社会だからです。勿論、現状はそうなっておらず、『急に具合が悪くなる』のように社会全体や社会構造についての批評にまで及ぶ……ということにまでは手が届いていなのが少し残念なところですが(『おおかみこどもの雨と雪』もそのようなところがあったのですが、優れた映画監督は心の底から社会を信用していないものです)。


つまり、『廃用身』や『急に具合が悪くなる』と並べて語られる映画だと思うのですが(本当はここに『みい山』も入るべきでした)、この三作には全部原作があり、映画化にあたってのアダプテーションが今作るべき映画としての正当性を担保していると考えます。本作については、原作では主人公と事件との間に距離がある、というか子供が障害児というわけではないのですが、映画では障害児に向き合えなかったせいで家庭が崩壊したことに改変されています。

つまりここには、中島監督が一番やりたいテーマが現れていると思うんですよね。実のところ中島哲也は『パコと魔法の絵本』以降、「父親は息子や娘にどう向き合うべきか」、「きちんと息子や娘に向き合えなかった後悔」、「子育てから逃げ出した者が受ける報い」みたいなものを必ずテーマの一つにしています。松子の父や、甥との関係を疑似的な親子関係とみれば『嫌われ松子の一生』も含まれるでしょう。本作も、鶴太郎演じる探偵OBがショッピングモールでちゃんと孫の面倒をみているところを主人公が複雑な表情でみているという、良いシーンがありました。ショッピングモールで仲の良さそうな家族をみかけると、自分も同じような気分になったりします。

中島哲也はプライベートを公表していませんし、公表する必要もありませんが、中島哲也の懺悔のような映画だと思うのですよね。本気で作った映画であれば、映画の外側にある部分と映画の作劇がシンクロするのは当然です。最初から死んでる「嫌われ者の探偵」を佐藤二朗が演じているのですが、公開延期している間に佐藤二朗のそれにもなってしまったのは誰も予測できなかったところなのだと思います。

一番分かり易いのは『渇き。』でしょう。役所広司演じる主人公はアルコール依存症で、大量の精神安定剤を酒で流し込むような生活を送っていますが、それはきちんと妻や娘に向き合えなかったからです。本作の西島秀俊はこれを引き継いでいる、というかほとんど同じです。障害者という要素が加わっているところのみが新しいといえます。そして、アルコール依存症は障害の一つで、条件を満たすと障害年金の対象になります。結果として、中島監督が意図しているかどうかは分かりませんが、「我々は皆、障害者になる可能性がある」「我々は皆、どこかしら障害者なのではないか」というテーマが浮き上がってくるのが面白いところです。


●神はいないが志村けんはいる

その他、クドカンと塚本晋也という役者兼映画監督の使い方や、(いつも上手い)野呂佳代や烏森まどの自然な演技にも注目したいところですが、志村けんの過去映像の使い方にも注目してしまいます。

劇中の時代設定は原作に合わせて94年なのですが、テレビからは『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』内のコメディドラマ『THE DETECTIVE STORY』の「だいじょうぶだぁ教」の映像が流れます。『ごきげんテレビ』は92年に一旦終了し、『KATO&KENテレビバスターズ』にリニューアルしたので時代が合わないのですが、これを引用したい気持ちはよく分かります。

「だいじょうぶだぁ教」は「大学受験に自信が無い」、「会社が不渡りを出して倒産寸前」、「旦那がアル中で子供が10人いるのにおカネが無い」……といった深刻な相談に対し、三叉のうちわ太鼓を叩きながら適当に「だいじょうぶだぁ~、ウィッ、ウェッ、ウォッ」と返していると解決してしまい、調子に乗って新興宗教まで設立してしまうというコントです。

メッセージとしては明石家さんまの「生きてるだけで丸儲け」と共通していますね。

志村けんはこのフレーズを会心の出来と思ったのか、後にフジテレビの冠番組『志村けんのだいじょうぶだぁ』にも使われるほどになりました。

誰かが「だいじょうぶだぁ」と言ってくれるだけで救われることが確かにあります。神はいないけど志村けんはいるのです。




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おはようございます。マクガイヤーです。

目の前の雑事に囚われているうちに、8月も終わりそうです。

もうちょっと夏らしいことしたかったな、とも思うのですが、毎日暑いので、出歩くのは秋になってからでも良いかなとも考えるようになってきました。



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その他、いつも通り最近面白かった映画や漫画について、まったりとひとり喋りでお送りします。



〇9月28日(月)19時~「『踊る大捜査線 N.E.W.』公開記念 フジテレビの私小説としての『踊る大捜査線』」

9/18に映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が公開されます。1997年に放送されたドラマおよびその続編やスピンオフである特番ドラマや映画から構成される「踊る大捜査線」シリーズの最新作です。織田裕二演じる青島俊作が主役である本編としては『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』から14年ぶり、シリーズ全体としては『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』から2年ぶりの作品となります。

『トイストーリー』がある意味でピクサーの私小説であるように、この「踊る大捜査線」シリーズはある意味でフジテレビの私小説ではないか、と自分は考えています。前作である『室井慎次 敗れざる者 / 生き続ける者』が警察ものと『北の国から』の折衷のような内容になったのも、私小説とみれば納得です。

果たして『踊る大捜査線 N.E.W.』は、2025年初頭からの「フジテレビ問題」で窮地に陥ったフジテレビが真摯に自分たちをみつめなおした映画であるのか、単に安易な続編でおカネを稼ぎたいだけの映画なのか、見極めたいと思います。

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さて、本日のブロマガですが、再度『ヤニねこ』について書かせて下さい。



●アニメ『ヤニねこ』が楽しそう

相変わらずアニメ『ヤニねこ』を観てるのですが、楽しいです。

アニメ本編が面白いのは勿論のこと、アニメにまつわるあれこれが本当に楽しそうです。


たとえば、忘れらんねえよによる主題歌「なんもねえ」のミュージックビデオが公開されました。

楽曲が良いのは勿論ですが、コスプレイヤーや声優が出演してる中、原作者のにゃんにゃんファクトリーが出演してるのを観ると、本当に楽しそうだなと思ってしまうわけですよ。


忘れらんねえよのライブを声優チーム皆で観にいった、というポストにもニヤニヤしてしまいます。

https://x.com/__yuuuumr__/status/2089379544650469535

良いなぁ。忘れらんねえよの柴田隆浩が嬉しいと感じるのは勿論、この日にライブに行っていない原作者も嬉しいと感じてしまうのではないでしょうか。


というのはですね、以前のブロマガで「『ヤニねこ』は令和の『独身アパートどくだみ荘』や『大東京ビンボー生活マニュアル』みたいな漫画でありアニメであると思う」と書いたのですが、

https://ch.nicovideo.jp/macgyer/blomaga/ar2235274

『独身アパートどくだみ荘』は、作者のその後があんまり楽しそうに思えなかったからなんですね。


●『独身アパートどくだみ荘』と福谷たかし

『独身アパートどくだみ荘』は1979年から1993年まで『週刊漫画TIMES』に連載されました。阿佐ヶ谷の安アパート「どくだみ荘」に住む貧乏な青年 堀ヨシオの青春、というか日常を、ギャグ混じりで描く漫画です。

ヨシオはミュージシャンを志し上京してきたもののデビューに至らず、日雇い労働(主に土木建設作業)で生計を立て、四畳半一間で「金なし・職なし・女なし」の貧乏な独身生活を送っています。

チャンスがあれば女とヤリたい! と考えているヨシオが、仕事や女がらみで様々なトラブルに巻き込まれる……という日常が綴られます。

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作者の福谷たかしは1952年生まれで、70年代の香りが濃厚なのが印象的なところです。

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今読むと、70年代に青春を送った若者たちの内、80、90年代に馴染めなかった姿を描いているような部分がグッときます。バブル期に入っても内容はほとんど変わらず、人気もありました。自分の様に、反時代性に惹かれた読者が多かったのだと思います。88年には映画化、1989~90年にかけて全3巻のOVAも発売されました。96年にも『新・どくだみ荘』として布川敏和主演でVシネマ化されています。配信かDVD化して欲しいところです。

福谷本人は自作をマンネリと感じ、90年ごろから休載するようになっていきます。一旦連載を終了した後、編集部からの熱望で『新・どくだみ荘』の連載を開始しますが、94年に他の漫画家から「構図を模倣された」と抗議を受け、断筆しました。以降は酒びたりの生活が続き、幻覚をみたり、肝臓を悪くして食道静脈瘤破裂で入院したそうです。おそらくアル中になったのでしょう。00年に48歳の若さで亡くなりました。


長期連載作らしく『どくだみ荘』はかなりバラエティーに富んでいます。作中の脇役やゲストキャラを主人公にした別作品や、有名原作者と組んで漫画を描けば、その後の生活は違っていたのではとも思うのですね。


たとえば、前川つかさの『大東京ビンボー生活マニュアル』(86-89)は同じくバブル期に東京の若者の貧乏暮らしを描いた漫画ですが、連載終了後すぐに政治ジャーナリストのケニー鍋島を原作者として『票田のトラクター』を連載開始しています。選選挙の舞台裏をリアルに描き、反響を呼びました。連載は3年しか続きませんでしたが。01年にはこれを原作としたドラマ『レッツ・ゴー!永田町』が放送されています。これに合わせた連載『票田のトラクター 五輪見参』が終了すると、前川つかさは漫画家としてほとんど活動しなくなりますが、21年にエッセイ日記『元人気マンガ家のマンション管理人の日常』を発表し、マンション管理人になっていたことが判明しました。


たとえば、『迷走王 ボーダー』(86-89)も、ほぼ同時期に連載されました。ボロアパート「月光荘」の住人3人の日常を描いた漫画です。80年代バブルの浮かれた世界を「あちら側」、魂と本物の世界を「こちら側」と呼び、そのボーダーを生きる若者たちをギャグ混じりで描く――という立てつけで、カルト的な人気を呼びました。原作者の狩撫麻礼と作画のたなか亜希夫には他にも代表作が多数あり、連載終了後も人気原作者・漫画家として活動しました/しています(狩撫麻礼は2018年に亡くなりました)。


福谷たかしのことを振り返ってみると、死に至る病とは孤独のことなのかなと考えてしまいます。

『ヤニねこ』の大家さんには、こういった80年代貧乏漫画の流れをみてしまうのですが、汚いCLAMPことにゃんにゃんファクトリーが楽しそうで良かったです。




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「ゲロとレイプがある映画は傑作である」と言い切るアラフォーオタク。 ボンクラ映画をこよなく愛する正体不明の冒険野郎。番組中の白衣は自前だ。 番組が気になった人はブログを訪れてみてもらいたい。きっと目眩がすることでしょう。 「冒険野郎マクガイヤーブログ http://d.hatena.ne.jp/macgyer/

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