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    人生の成功に欠かせない最重要能力「実行機能」を整えよう!#7「メタ学習ループ」

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『「実行機能」を整えよう!』の続きです!(#1,#2,#3,#4,#5)

 

このシリーズでは、私たちの人生においてめっちゃ重要な「実行機能」をうまく働かせる方法をチェックしております。こいつは脳の“司令塔”のような存在で、実行機能が弱っていると、人生のあらゆる面がうまくいかなくなっちゃうんで、おおまかな仕組みを知っておくのはめっちゃ大事なんですよ。

 

で、前回は、実行機能を構成する3大要素から『情報を「更新」する力』について見てみまして、そこで最も大事なのがワーキングメモリだって話をしました。『情報を「更新」する力』は「今やるべきことを頭の中に保持しつつ、必要に応じて中身を入れ替える」能力のことなんで、記憶を一時的に脳内にキープする機能が絶対に必要なんですよ。

 

そこで前々回から、ワーキングメモリの機能をサポートするための戦略を考えてまして、今回もその続きになります。

 

 

 

戦略3. 「意味付け」接続

私たちの脳は、新しい情報を処理するときに、ただ記録するだけではうまく覚えられません。意味のない数字の羅列や、文脈のない単語の丸暗記みたいな情報は、いくら頑張っても覚えられないでしょう。

 

しかし、その代わりに、「これは昔習ったあの概念と関係あるな」とか「これは自分の体験の一部かも」といったように、既存の知識と“意味のつながり”を作ることができると、話がまったく変わってくるはず。たとえば、プレゼンの構成方法を「あの時の失敗から編み出したテクニック!」みたいに覚えておけば、その内容が長期的に頭に残りやすくなり、あとから情報を引き出せるようになるはずであります。

 

つまり、新しい課題や情報に出会ったときには、新たな「意味付け」ができるかどうかがめっちゃ大事。それによってワーキングメモリの負担が減り、その後の思考スピード・記憶定着・応用力がまるっと変わってくるわけです。

 

ってことで、「意味のつながり」をつくる方法をチェックしてみましょう。

 

 

意味付けテク1.「これは何に似てる?」と問いかける

これは、「新しい課題」を過去の成功パターンに当てはめて再利用する方法です。たとえば、過去のプレゼン資料を引っ張り出して「構成の流れが似てるかも」と確認したり、以前に書いたレポートのテンプレをそのまま使ったりといったように、「いちから考えずに流用する」ことで脳のエネルギーを節約できるわけですね。

 

この手法が効く理由は、脳はゼロからいろいろ考えるよりも、「構造が似ている過去のケース」を参考にしたほうが、ワーキングメモリの使用量が少なく、判断スピードが速く、ミスも減るものなんですな。

 

ワーキングメモリは処理能力がとても限られているんだけど、過去の成功パターンが長期記憶に整理されている場合は、それを引っ張ってくるだけで“意味”も“手順”もセットでついてくるんですよ。つまり、「考える」のではなく「思い出す」だけでOKになるわけでして、これがでかいんですな。

 

ここで重要なのは表面の違いではなく「構造の類似」でして、

 

  • 業界が違う(飲食業 vs 教育業)
  • 商材が違う(IT製品 vs 健康食品)
  • 相手が違う(顧客 vs 社内メンバー)

 

みたいなポイントはどうでもよくて、

 

  • 「飲食業 vs 教育業」は業界が違うけど、「上司を説得して企画を通す」構造は同じ
  • 「IT製品 vs 健康食品」は商材が違うけど、「不安を先に潰して選択肢を提示する」構造は同じ
  • 「顧客 vs 社内メンバー」は相手が違うけど、「相手の懸念をヒアリングして解決案を提示する」構造は同じ

 

といった感じで、ものごとの「骨組み」が似ていれば、脳はそれを同じ問題として処理してくれるんですな。この手法を実践する際は、以下のように進めてみてください。

 

 

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『「実行機能」を整えよう!』の続きです!(#1,#2,#3,#4)

 

このシリーズでは、私たちの人生においてめっちゃ重要な「実行機能」をうまく働かせる方法をチェックしております。こいつは脳の“司令塔”のような存在で、実行機能が弱っていると、人生のあらゆる面がうまくいかなくなっちゃうんで、おおまかな仕組みを知っておくのはめっちゃ大事なんですよ。

 

で、前回は、実行機能を構成する3大要素から『情報を「更新」する力』について見てみまして、そこで最も大事なのがワーキングメモリだって話をしました。『情報を「更新」する力』は「今やるべきことを頭の中に保持しつつ、必要に応じて中身を入れ替える」能力のことなんで、記憶を一時的に脳内にキープする機能が絶対に必要なんですよ。

 

そこで前回から、ワーキングメモリの機能をサポートするための戦略を考えてまして、今回はその続きになります。「なんか頭がパンパンで回らない……」って問題にお悩みの方はぜひお試しあれ。

 

 

 

戦略2.  メモリを“外部化”する

人間のワーキングメモリはめちゃくちゃ容量が小さく、平均的な成人で「同時に保持できる情報は3〜4個」が限界。それ以上抱えようとすると、脳はフリーズしちゃうってのは前回も述べた話。なので、

 

  • 「やることを全部覚えておこう」
  • 「企画の全体像を頭に入れたまま細部を詰めよう」
  • 「考えながら会話も進めよう」

 

みたいな作業は、すべて脳にとっては“無茶ぶり”なのだとお考えください。

 

そこで、この問題に取り組む際のポイントはシンプルで、「覚えておく」ことをやめて外に出すしかないわけです。これが“外部化”ってことでして、たとえば以下のような方法が定番でしょう。

 

  • 箇条書きで分ける:「この案件は営業に共有して、来週までに企画書の修正が必要だけど、先に法務チェックもお願いしないと」みたいなダラーッとした情報を、「営業に内容共有 → 来週までに企画書修正 → 修正前に法務にチェック依頼」みたいに箇条書きで分割する方法。

 

  • 構造の“見える化”:情報の「量」だけでなく、「構造」が見えないのもワーキングメモリには大ダメージなので、情報の関係性・優先順位・フローを図解して記憶の負担を減らす方法。「フローチャート(手順・選択肢)」「マトリクス(重要度×緊急度)」「マインドマップ(発想の展開)」「タイムライン(予定・プロセスの流れ)」「カンバン(Todo/Doing/Done)」などは、すべて構造の“見える化”に役立っている。

 

いずれも皆さん一度は試したことがある技法でしょうが、これらはすべてワーキングメモリの機能を支える役に立っております。頭で抱えたら絶対にワーキングメモリは死ぬので、とにかく外に出すのがめっちゃ大事なんですな。

 

で、ここらへんは皆さんすでにやってるでしょうから、ここからは、もう一段進んだ「外部化」の手法を見ていきましょう。

 

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『「実行機能」を整えよう!』の続きです!(#1,#2,#3)

 

このシリーズでは、私たちの人生においてめっちゃ重要な「実行機能」をうまく働かせる方法をチェックしております。こいつは脳の“司令塔”のような存在で、実行機能が弱っていると、人生のあらゆる面がうまくいかなくなっちゃうんで、おおまかな仕組みを知っておくのはめっちゃ大事なんですよ。

 

ってことで今回は、実行機能を構成する3大要素から『情報を「更新」する力』について見てみましょう。

 

『情報を「更新」する力』を簡単におさらいすると、これは「今やるべきことを頭の中に保持しつつ、必要に応じて中身を入れ替える」能力のことでした。

 

もしこの力が弱っていると、生活のいろんな場面で「うっかり」が起きまくりまして、

 

  • 「あれ?なんでキッチンに来たんだっけ…?」(タスクの中断→再開で情報が消える)

  • 「あ、言われてた変更、忘れてた!」(新しい指示が上書きされない)

  • 「どこまで作業したか分からん…」(マルチステップ作業で詰まる)

 

みたいな問題が起きるわけです。日常で“つまずき”が多い人は、この「更新力のエラー」が起きているケースが多めっすね。

 

つまり、『情報を「更新」する力』ってのは、状況の変化に合わせて、頭の中の情報を“編集モード”で自在に書き換えられるか? って話なんで、実行機能を働かせるためには必ず意識したいポイントであります。

 

 

 

情報更新の問題とは、ワーキングメモリの問題である

では、この問題を解決するにはどうすればいいのかってことで、ここで登場するのが“ワーキングメモリ”であります。

 

「また集中切れてた…」

「やるべきタスクを思い出せない…」

「会議で言われたことが頭に残らない…」

 

そんな悩みの背後には、ワーキングメモリの問題が働いていることが多いんですよ。

 

ご存じの方も多いでしょうが、念のため説明しておくと、ワーキングメモリってのは「頭の中の作業スペース」のこと。人間の脳には、「長期記憶(HDDみたいなもん)」とは別に、「いまこの瞬間に使う情報」を一時的に保持・操作する作業メモリがあり、これをワーキングメモリと呼んでおります。たとえば、

 

  • 誰かに言われた用事を覚えながらメールを書く
  • 会議で出た指示を思い出しつつ資料を修正する
  • スライドの構成を考えながら内容の一貫性を保つ

 

こういう「いま目の前のタスクを処理するための一時的な記憶力」は、すべてワーキングメモリが担っております。

 

問題は、このワーキングメモリのスペースがめちゃくちゃ狭いことでして、人によっては1回あたり3〜4個の情報しか保持できないとも言われております。

 

で、ワーキングメモリいっぱいいっぱいになると、以下のような問題が発生します。

 

  • いろいろ忘れる(「さっき何しようとしてたんだっけ?」)
  • ミスが増える(「この資料、なぜここだけ体裁が違う?」)
  • 考えが遅くなる(「考えるのにやたら時間がかかる」)

 

ワーキングメモリがいっぱいの状態ってのは、パソコンでいえば「同時にいくつものアプリを開いて作業している状態」に近いので、この“脳のRAM容量”が小さいと、当たり前のことがしんどくなっていくわけです。つまり、ワーキングメモリの負荷を減らすことは、パフォーマンスを上げることに直結するわけですな。

 

 さらに、実行機能をうまく働かせるにあたり、ワーキングメモリの不調が最も問題になるのは、「注意が散ったあとでもどれない」って現象が起きちゃうところです。

 

ご存じのとおり、人間の脳ってのは、すぐに目の前の大賞から注意が逸れちゃうようにできてまして、これ自体は脳にとって自然な動きなので問題ありません。いわゆる「マインドワンダリング」と呼ばれる状態で、誰にでも起こる現象であります。

 

ただし、問題になるのは、そこから「すぐ戻れるかどうか」でして、ワーキングメモリが弱い人ほど気が逸れたあとで戻れない傾向があるんですよ。なぜな、いま取り組んでいた内容を保持しておく力そのものが弱く、気が逸れた瞬間に、その情報が飛んでしまうからであります。

 

そのため、ワーキングメモリの容量が少ないと、気が散ったままタスクに戻れなくなり、

 

  • 話の流れを見失ってしまう
  • 「あれ、今なにしてたっけ?」と固まってしまう
  • 頭の中でタスクを優先順位づけできず、やるべき順序がごちゃごちゃになる
  • マルチタスクに見えて、実際は“すべてのタスクが中途半端”になる
  • 他人の話を最後まで聞けず、途中で勝手に要点を想像してしまう
  • インプットした情報をすぐに“出口”に活かせず、学習効率が下がる
  • 翌日「昨日なにしたっけ?」が思い出せない
  • 書類を開いたのに「なんでこれ開いたんだっけ?」となる

 

 

という現象が頻発します。なので、業務でエラーが多かったり、仕事がやたら遅かったりするような人は、ワーキングメモリに問題が起きていることが多めっすね。

 

でもって、ここでさらにやっかいなのが、ワーキングメモリは情動にめちゃくちゃ弱いってところです。

 

  • 締切が近づく
  • 上司に詰められる
  • 失敗が続く
  • 自信をなくす

 

みたいなトラブルが起きると、本来のワーキングメモリのパフォーマンスは半減。「ちゃんとやろうとすればするほど頭が働かなくなる」って事態になってしまうわけです。心理学でいう「チョーク現象」ですね。

 

 
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著者イメージ

鈴木祐

1976年生まれ。新宿区在住のライター/編集者。パレオダイエットにくわしい人。普段はチャイナ服ではありません。ライター歴は18年ぐらい。科学の知見を自分のカラダで試していくのが趣味で仕事。

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